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すまん。別府「竹瓦温泉」

別府温泉郷のランドマーク的な温泉といえば、間違いなく竹瓦温泉だと思います。3月末、久しぶりに訪問してみました。

この日は雨でした

始めて竹瓦温泉を訪れたのは、2020年9月。実はこのときも雨でした。

2020年9月撮影

明治12年(1879)創設で、当初建築されたものは竹屋根葺きの浴場でその後改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられています。
現在の建物は昭和13年(1938年)に建設されたもので正面は唐破風造(からはふづくり)の豪華な屋根をもつ、別府ではランドマーク的な温泉です。

たまらん(*´﹃`*)


訪れたのが3月末ということもあり、観光客はもとより大学生がすごく多かったです。
ただ問題は、観光客は別府のジモ泉の作法(むやみに加水しない・風呂のフチに座らない等々)を知らないということ。これはYouTubeなりSNSなりで周知しないといけないんですが、やっていたとしても読まずに来る人がほとんどです。

そこで登場するのが、この竹瓦温泉で働く通称「おじぃ」。マナーに厳しく日本人だろうと外国人だろうとマナーが出来ていなければ容赦無く注意してくれる頼もしいおじぃです。

目を光らせています

ちなみに私が入浴した日は、普段は熱くて有名な竹瓦温泉のお湯がぬるいなーとは思っていました。

そんな中、おじぃに話しかけられました。

おじぃ「熱くなかったか?」
私「いや、むしろぬるかった」
お「あぁ、最近春休みで観光で来る大学生が多いんよ」
私「彼らには熱すぎるんじゃろね」
お「じゃんじゃか加水するけん困っちょるんよ」
私「やけん風呂から出るときに源泉枡の栓を抜いといたけん」
お「アンタみたいに解ってる地元民が入っててくれて助かるわぁ」
私「。oO(すまん、今回に限ってはワシも観光客や)」

はい、まるで地元民のように話してしまいましたが、今はイチ観光客です。
なんかスマン。

おじぃ「なんや、千葉から来たんか。またおいで。今度は砂湯も入っちょったらええ」

心優しきおじぃのいる竹瓦温泉。また来ます。


竹瓦温泉
所在地:別府市元町16番23号
入浴料:大人(中学生以上)300円
    小人100円(小学生未満は無料)※2024年3月現在
  砂湯1,500円(6歳以上入浴可能)
定休日:第3水曜日(祝日の場合は翌日)

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