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自分がしたい働き方について考えた

生きるように働く(ナカムラケンタ・著)

誰か忘れましたが、誰かがnoteで紹介していた本です。
タイトルがいいなあと思って、買いました。

あらすじ(帯より引用)
毎月10万人が閲覧する、求人サイト「日本仕事百貨」を運営する著者、初の著書。
働いている時間も、自分の人生に水をやる大切な時間。
分けるのではなくそれをよりよく生きることが、その人自身の幹を育てる。
おどかさずホラも吹かず、“いま”の実感に合った本だから信頼できる。
_辻山良雄(書店「Title」店主)

感想
ああわかる~~~~~!というのを繰り返した本でした。

例えば、よくある仕事に関する本の「この法則さえ守れば上手くいきますよ」という姿勢が苦手だという点。
あたかも正解はこれだけですよみたいな顔をしていますが(本を書くうえではその姿勢が大事なのかもしれませんが)答えなんてもっとあるやろと思ってしまいます。
わかる~!となったのはこれだけではないのですが、この記事に書きたいことではないので、ちょっと割愛。

文章中に『仕事には「仕事」と「稼ぎ」がある』という言葉がありました。
『本来、まわりの人、自分自身を含む、社会の益となることならなんでも仕事であって、それは時間やお金で測るものではないと思う、今の社会経済のなかでは区別することが難しいけれど、できるだけ、仕事にひきよせたい』とも書かれていました。

社会の一員として働く日が近づいてきて、自分がどういう働き方がしたいのかについて、この一年、本を読んだりしながら考えていたのですが、わたしが思い描いている働き方がこの文章で表されている気がしました。

もちろん稼ぎも生きるために大切ですが、稼ぎを目的とした仕事と、仕事を目的とした仕事、どちらをやりたいかというと圧倒的に後者です。働いていて自分が楽しいと思うし、相手もそちらの方が嬉しいと思うからです。損得だけで動くのはきっとわたしは楽しくない。

「古くてあたらしい仕事」という本を読んだ時も思いましたが(とってもおすすめな本なのでぜひ)個人の顔がみえている、真摯で誠実な仕事がしたいなとこの本を読んで強く思いました。

「それはとっても素敵だけど綺麗事だよ、どうやってやるの?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。
この本には、『じっくりと自分たちの仕事を育てていくには、砂漠の中のオアシスのようなささやかな市場を目指せばいい』と書いてありました。
つまりは、仕組みだけコピーしても真似できないような、育てていくのに時間がかかるような、職人芸みたいな仕事です。

儲かる仕事ではないかもしれませんが、わたしはこれがやりたいです。
わたしは過去、なにかしらの職人になりたいと願ったことがあるのですが、多分、職人になりたいというよりは、職人芸をしたかったんだと思います。
今はなんのスキルももっていないですが、いつか(ずっと写真でなにかできるようになりたいと思っていますが、写真は目的というより手段なので写真じゃないかもしれません。でもなにかしらで)職人芸ができるような仕事がしたいなと思います。

どんなかんじで仕事にひきよせた仕事をしようかというのは、だいぶ案がまとまってきているのですが、同じことを何回も記事にしている気がするし、なんかまだ宣言する時じゃないなと思うので今回は何も言いません。笑

3月で1年間の大学休学が終わります。あと2か月ほどです。
4月以降どうするのか、半分も決まっていませんが、どうにかこうにか生きていこうと思います。
就活をするにしても、しないにしても、とりあえず1年間で「こういう働き方がしたい」という道筋がみえたので、あとはそれをどう達成するかです。頑張って頭フル回転で頑張ろうと思います。

それではまた。
久々の読書記録でした。

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