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awai
2022年6月10日 10:27
誰にも自分にとっての楽園というものはあるんだと思う。わたしにとっての楽園は、祖父母が営んでいた喫茶店だった。過去形だということはもうこの世にないということだ。何代かにわたって続いていた喫茶店で、純喫茶中の純喫茶だった。いつもうっすらと煙草が香っていた。色々な事情でわたしが小学生の時に閉店という形がとられた。一回、祖父が常連さんに閉店するということを告げている現場をみた。常連さんは泣いていた