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カメラとか下着とかカオス理論とか

坂下あわびです。

梅雨に逆戻りしたかのような天気が続き、日本各地で災害も起きております。1日でも早く復旧して安心な日常に戻れることを切に願い、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

暦の上では立秋もすぎ、雨や曇りの日には少し過ごしやすくもなってきましたね。
このまま夏が終わってしまうのかと思うと寂しさもありますが、また猛暑日に戻ることなどあればそれはそれで早く秋にならんかなとも思う日々です。

閑話休題。

カメラにハマってしまいました。


ええ、どんバマりです。
正直自分でも引いちゃうくらいハマってます。
もう毎日カメラを通勤鞄に入れて持ち歩き、休みの日にはお気に入りの鞄に忍ばせ、写真を撮るために出掛けるという休日を過ごすようになりました。

30代後半は青春の終わりを噛みしめるものだと思い込んでいたところ、もう新しい趣味に毎日わくわくドキドキが止まりません。明日は必ず晴れろ!とまで思ってしまいます、写真を撮りたくて。


…事の発端は私が書いた初心者ギターセットの記事で、自分が全く無知なカメラをもし買うとしたら、という話題を例として取り上げたところからです。

ギターに限らず初心者の方には初心者セットって心強いですよね。

たとえば僕がカメラを始めてみよう!と思ったとしたらまずインターネットでカメラ初心者セットなるものを探してしまうと思います(あるのかどうかは別として)


私はこれまでの人生でカメラにはまったくといっていいほど興味が湧かずに、写真も好きではいましたが撮るとすればスマホでさくさくとどこかへ出かけた際に記念がわりに撮るだけでした。

小学校高学年ごろには遠足の写真などを自分でも撮ろうかな?というときには、フジフィルムの【写ルンです】が爆発的に普及しまして。

デジカメネイティヴ世代でもないくせにフィルムカメラのフィルムのセットの仕方さえもいまいちよくわかっていない…そんなカメラに興味を持つにはあまりにも不遇な世代でした。悲しき昭和末期生まれです。そんな私、坂下あわびがなぜカメラでの写真撮影に興味を持ち出したのか。


きっかけは裏垢女子さん。

私、女性の下着姿が大好きなのですが()下着姿をアップされている裏垢女子さんをTwitter上でフォローさせていただいたのをきっかけに写真に少しずつ興味が湧いてきました。

その方はいわゆるスマホ自撮り加工アプリを使った百凡の裏垢女子さんとは全く違うアプローチで消費されるインスタントなエロとは異なり、高画質なカメラにてご自身の下着姿を撮り、いかに美しく身に纏っている下着を魅せるかということに特化しておりました。


私の中学生の頃などはどうやってエロ本の類いを入手するかということでクラスの男子たちが謎の結束力を発揮しておりました。
ようやく手に入れたものをまるで神秘の宝のごとくあつかい、皆でこっそりと放課後の体育館裏などで輪になって見ていた時代と今は異なり、ちょっとインターネットやTwitterで検索すれば有象無象、山ほどの裏垢女子さんがヒットして誰でも容易に性的好奇心を満たせる時代になりました。まぁエロに限らずすべてですが。(それがいいことなのか少し寂しいことなのか、その判断はまだ今の私にはわからない)

ひとつ求めれば千ほどの答えが返ってくる時代において、ひと目でなにかこれは他のものとは違うぞ…と思わせるためには工夫が必要です。

その裏垢女子さんの撮られている写真は、下着姿の美しさは当然として性的好奇心以上のなにかを私に与えてくれるものでした。

そこかしこにいる裏垢女子さんのつ・ま・ら・な・い・エロ写真では見ることのできない細密な写真ゆえ、ちょっとした下着の糸のほつれなども見ることができ(そこもすごい)そこに静物画におけるヴァニタスを感じたりなどなど(私、絵画も大好きなのです)

そこまで思わせてくれるパンツの写真とかありますか?…あるんですよ!!びっくりしました。


僕は音楽や映画が大好きなのですが曲を聴いて勝手に注釈をつけて『この曲のこの歌詞にはきっとこんなメッセージが込められていて…』などなど色々と解説をつけて、またそれが楽しかったりするのですが、一枚の写真にも撮影者がそれを意図したかしていないかはともかく、それを見た他者になにか別のメッセージや発見、視点を与えることが写真にもできるんだ、すごいなぁ…とその優れた裏垢女子さんの写真を見て気づいたのです。

私はすべての優れた芸術は解説文化だと考えています。


受け取り側が勝手に尾ひれをつけることで、仮にそれが誤解をはらんだとしても清濁こみこみでどんどんと出来上がって豊潤していくものだと強く思います。

写真って解説文化だったんだ…と気付かされまして、そこから写真を自分でも撮ってみたいという好奇心が生まれてきました。


思ったなら即行動。

写真を始めるにあたり、そのきっかけとなった裏垢女子さんにお願い致しまして、初心者からその先も末長く使えるであろうカメラの機種や必要なものをレクチャーしていただき、休日にこれまで見向きもしなかったカメラ屋さんに借りてきた猫のようにびくびくしながら入店し、勇気を出して店員さんに話しかけて、無事はじめてのマイカメラを手に入れることが出来ました。




衝動のまま中学生のころにギターを買いに走ったように、カメラを買い、まさしく初めてギターをかき鳴らしたあの時の自分のなにかはじけとんだような瞬間をカメラによって追体験している最中でございます。

今はヘタクソでもそんなの当たり前ですし、これが私が撮った写真です!と胸を張って言えるまで何年かかるかわかりませんが今は色んな方の写真を見て、へぇ〜ほぉぉ、、、すげぇ、、、うわぁ、、ととにかく勉強中です。

F値や露出、絞り、シャッタースピードなどなど、わからないことを教本で勉強しながら、【F値とは〜】【35mm換算とは〜】【焦点距離とは〜】などとノートに自分で書き出してまとめて、少しでも知識として頭の中に覚えこませようと楽しく頑張っています(相変わらずその辺は不器用でかたくるしい)。

それに、なによりも自分が影響を受けた方にコンタクトを取って直接アドバイスをいただける…というのも非常に幸運なことですね。初心者にとってはこれ以上心強いことないです。

なんせ将棋以外に老後まで楽しめる趣味をひとつ尊敬する裏垢女子さんから教えていただいた次第です。

Yさん、本当にありがとうございます!!!!


きっかけはなんでもいいんです、ハマるときってそういうもんでしょう。

あえて理屈をつけるとしたら(散々理屈をこねにこねまくりましたが)カオス理論、バタフライ効果です。

ブラジルで蝶々が羽ばたけば、テキサスで竜巻が起こる。
裏垢女子さんが下着写真のシャッターを押せば、おっさんが写ルンです以来のカメラを購入する。


ただそれだけのことです。

坂下あわび

今日の写真(2021.8.18)
カメラを始めてからお気に入りの一枚。

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