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クリスマス誕生日とか最近の取り組みとか

坂下あわびです。
皆さまメリークリスマスは素敵な1日になりましたでしょうか?
僕は12月25日は誕生日でもあります。
もうこの歳になれば誕生日もくそもないのですが(もはや自分が何歳かも忘れる)、やはり幼少期からの記憶で25日の朝というのはドキドキするものです。

今年はと言いますとカメラに出会い、いつになく一人で出かけることが多くなった一年でございました。交通費+お小遣いほどですがお写真でお金を頂いて友人の経営するお店の撮影に出かけたり、舞台女優さんを撮らせていただいたり、SNS用のお写真を撮らせていただいたり。

モデルさんとカメラマンさんが集まる撮影会には勉強のつもりで参加して、他の参加者の方の撮影された写真や被写体さんのSNSへの投稿を徹底的にリサーチして差別化を図らんと日々研究しております。

写真を始めて毎日撮っているうちに、自分の好きな写真というものがだんだんと見つかってきました。

透き通る透明感のあるもの、ざらっとした質感のものが自分の表現したい写真のゴールなのかな?…などなど。

ギターの音色と好みが似てくるものですね、Hi-Fiな音像よりも軽く弾けばクリーントーン、強く弾けばクランチ程度で、かさついたざらっとした感じ。
メタリックにドンシャリで歪ませたくはない…みたいな。

そのためにRAW現像にはそのとき自分の肉眼で発見したものへの再現性という部分で否定的だったのですが、目指すべきゴールへの手段としては必要と思い、Lightroomや Photoshopを使いレタッチなどにも取り組んでおります。

使い方によっては加工でガラッと印象が変えてしまえることへの抵抗感はいまだ拭えませんが、加工しようにもそもそも光を捉えきれずに光学的に記録されていないものは触りようがないので、より普段の撮影に慎重に取り組むようになりました。

そもそも僕のゴールはクリスチャン・ラッセンのエアブラシで描いたグラフィックアートのような写真ではないですし(それが悪いとは言ってません)、今後使わなくなったとしても使い方を知っている知らないでは表現の幅へのアプローチが違ってくると思いますので頑張っております。

閑話休題。

ここ先日からずっと取り組んでいることで

①白黒写真で撮る
②インプットを増やす
③マニュアルで撮る


があります。


①白黒写真で撮る

とりあえず春の桜の季節まではポートレートや案件以外ではカラー写真は封印してずっと白黒で撮っていこうと考えております。

まだまだ日は浅いですが実践してみて、今更ですが光の流れや方向を見極めるのに非常に適していると思いました。どれくらいの明るさだとどれくらいの白になるのか、どれくらいの影だとどれくらいの黒になるのか、などなど。

コンピュータや電子機器など色々と便利になってここ100年程度で人類は個々人レベルで大きく進化したと思うのですが、一方で60〜100年前と比べて明らかに現代人が退化したものは色彩把握能力だと思っています。

白黒映画、白黒テレビ、白黒写真が当たり前だった70を越える僕の親世代の人たちは白黒から色を見つけ出します。

白黒で撮った濃い目のグレーに映る紺色のマグカップの色を「紺色」と答えられるんですよね。僕には濃い目のグレーにしか見えないのに。

このことから白黒で写真を撮り、それを見続けることで僕もカラーの風景を目視で白黒に逆算して置き換え、日光で明るく見えても白黒ならここはより光が柔らかく当たっているはずだからこの辺りを狙って撮ればいい光が掴めるかもしれない…

というような感覚を掴めるように努力しています。

白黒写真からカラフルな画が見えるようになればよいなと精進です。

②インプットを増やす

インプットを増やしまくるという点につきましては昔から映画や絵画、音楽など大好きだったのですがそれらをより咀嚼して自分の中の引き出しに貯めておくということです。


インプットが増えるということは即ちアウトプットも増えるということなので、中に何かが入っている引き出しさえあれば写真撮影中のイメージや仕上げの作業の際に「あ、この映画の色合い好きだったからそんな感じが出せるかな?」や「フィルムノワールのコントラストの効いた重たい感じ好きだな」や
「この音楽のこの歌詞のニュアンス、ギターの感じを出したいなぁ」というように、ただ単に似せてみよう!ではなく、あくまで自分の中にある好きな表現の引き出しを開けてみたらどうなるのかな?といった感じでそれが写真にもトレースできたらなと思っていますので、その数を増やしたいとの気持ちです。

要は白飛んでようが黒つぶれてようがそれを表現したいなら「これはありでしょう!!」の数を増やすことです。

ギターだってハウってキーキー鳴っててもそれがカッコいいときもある…というめちゃくちゃシンプルなことです。

長たらしくなってしまいましたがもう永遠に尊敬し続けるであろう僕の写真の先生の下着写真を見て写真は解説文化なのでは、、??と思ったことが写真を始める発端になったので理屈をコネにコネまくって模索中です。

もっと「これはあり!!」(=これは無し。。)を増やして枠を拡げていきたいと思います。

③マニュアルで撮る

これはもうシンプルにカメラをマニュアルモードで撮り出しました(今更かよ)

これまでは絞り優先かシャッタースピード優先のどちらかでしたが絞り・シャッタースピード・ISO感度を自分で決めてマニュアルフォーカスで撮影しております。
くるくるとピントリングを回してフォーカスが合ってくる感覚はすごく楽しいですし、ピント合わせを研ぎ澄ませている感がとてもわくわくします。

撮りたい写真をカメラまかせではなく自分で詰めていく作業は楽しいです。

そのおかげかオートフォーカスのありがたみがすごいです。



そういえば中学の美術の先生が幼少のころに家に白黒テレビしかなく、ゴレンジャーがシロレンジャーとクロレンジャーしかいなくて寂しかった…と言ってたな。。

坂下あわび

今日の写真(2021年12月25日)
誕生日プレゼントで頂きました、instax mini Evo。
白黒で撮ると言った矢先に100通りの写真が撮れる万能チェキ頂きました。めっちゃうれしいです。

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