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表舞台に立つために

こんにちは。ようこそお越しくださいました。
いつもありがとうございます。

実は今週末、奈良のとある神社さんに行く予定にしていました。
しかし四国各所でクラスターが複数発生していることなどもあり
泣く泣く取りやめました。(←最初から控えなさいって?)

万葉の昔から「花はみよしの」というくらいなので
いつかきっと、この季節に吉野の里を訪ねたいものです。

さて、奈良つながりで、今日は奈良県桜井市にある
談山(たんざん)神社さんで感じたことのお話です。

長くなりましたがお時間よろしければお付き合いくださいませ。

▽こちらが談山神社さんの公式ホームページです。

御祭神は鎌足(かまたり)公。
言わずと知れた大化の改新の立役者。
亡くなる直前、中大兄皇子(のちの天智天皇)から藤原姓を賜り
中臣姓から藤原姓に変わっています。

こう知ったか風に書きながら、私は小学生以来これまでずっと
歴史年表がどうしても覚えられなくて社会の成績がさっぱりでした。
…つまり、歴史的な背景はよく分かっていません。

知らんけど、っていう、いつものパターンでございます。

私のなんちゃって知識に騙されないようにしてくださいね。

「立役者」という言い方が正しいのかどうかもわからない。

なのでその辺りは「知らんけど」の印籠を使います!!

ご興味のある方は、歴史の詳細については
ぜひご自身でお調べいただけたら助かります。

とにかくこの「改新」というのは「改革」のことらしく、
よくわかりませんがすごいことを成し遂げたお方らしいです。

この鎌足公に始まって以来、千数百年に亘って栄華を誇る藤原家。
現在でも佐藤さんや伊藤さんなど藤の付く姓は皆ご子孫?
飛び抜けて多く残っていますよね。 

なんで鎌足公を祀る談山神社のお話をしているかといえば。
この地で私はハラの中の黒いものを落としてスッキリしたから。

それからここは単純におもしろいところでした。

たとえば私の心のツボにハマったのはこんな事ごと。

(鎌足公を貶める意図はありません。鎌足公、好きですし。
 どうかそこは誤解のないように、お願いします。)

一のツボ

よく教科書に大化の改新のコワい絵が載っています。
改新の名の下、鎌足さんは蘇我入鹿さんを切っちゃってます。

言うなれば前科一犯

傷害致死というよりは明らかに人をアヤめてますから罪は重いです。

鎌足さんはある人にとっては英雄?かもしれないけれど
入鹿さんのお身内の方にとっては許し難い御仁のはずです。

「それでも神様になれるんやぁ」

これがまず一つ目の私のツボ。
いや、私は今のところ人をアヤめたりはしていませんけど…

でも、生きていたら誰だって人に言えないような
恥ずべき過ちのひとつやふたつ、やらかしているはず。

私だってたくさんやらかしてます。
恥ずかしすぎて言えないだけ。

それに生きものの命は食べものとしてたくさんいただいていますから
皆、誰しも罪深いっちゃ罪深いのかもしれないとも思います。

二のツボ

そして、二つ目がコレ↓

ドーン!! …十三重塔です。

そう、あの13です。↓この13。

この世で完璧な数字。全てを統べるものの数字。

(知らんけど)

現存・世界唯一・十三重。しかも木造。その上、塔ときた(°▽°)。

石造の十三重塔なら今でも各地に大小様々あります。

でも。

木造でここまでの建造物というのは、世界広しと言えどここだけ。
超ミラクル!アァメイズィング!と叫びたくなるようなもの。

私だったらこんな全宇宙を手に入れたような13段重ねの塔なんて
死後に建てられちゃったら恥いります。

閻魔様も仏様もきっとビックリな十三重。

「いえ、私そんなんじゃないんです!
 やめてください、十三重なんて!!
 イヤイヤイヤイヤ!ほんと!
 ほんとそんな人じゃないんです〜〜〜(泣)」

ふと、鎌足さんも実はそう思ってらしたのではないかしら、と
この時ちょっと思ったのですね。

…だって、前科持ちだし(しつこい)

死後、子供たちが鎌足さんのために良かれと思って
コレを建てられたんだと承知はしておりますが、

きっと鎌足さん、あの世で
仏様(お寺は三重塔や五重塔)にも顔向けできなくて、
穴があったら入りたい心持ちだったんちゃうかなぁ。

三のツボ

↓もいっちょ、コレ。

境内には藤花紋が随所に用いられているのですが。
よーくご覧ください。
お気づきになられましたか?


そうです、藤の花は上に向いては咲きません
藤花は必ず下がり藤です。

藤原家が好んで使っていたのは上り藤の紋。

地球の重力、物理法則をも捻じ曲げてしまう藤原家。
コワいものなし。

コレも、もしかしたら鎌足さんは死後、

「なんであんなイキった紋にしてしもたんやろ…恥ずかしなぁ」

なんて後悔しはったんやないかなぁ、って思ったのでした。

四のツボ

まだありまして。
それがコチラ。

タケミカヅチノカミ様やアメノコヤネノミコト様などを
お祀りしている春日神社さん。境内の一角にあります。

奥の方に朽ちかけた小さなお社がありました。

一方、鎌足公を祀る談山神社ご本殿がこちら↓

ドーン!! …えぇ、えぇ。大変に立派です。

いにしえからの神様のお社と桁違いの壮大な鎌足公のご神殿。
きっと鎌足さんはあの世で…(以下略)

五のツボ

そして、一番笑わせてもらった究極のツボがコチラ↓
もう、笑かしに来てるんちゃうかと思うくらいの振り切りっぷりです。

とくとご覧あれ〜!
(鎌足さんごめんなさい、けど、ありがとうございます)

塗りも剥がれた、とてもひっそりとした佇まいのささやかなお社。

そんな小さなお社に、天神地祇・八百万の神々様を一堂に…!!
しかもひと柱ずつのお祀りではなく一緒くたです。
押し込めちゃってます。
広大な境内地があるにも関わらず、です。

豪壮なご本殿を見たあとでこちらを見つけたときの衝撃たるや…

神をも畏れぬ藤原家?

いや、もしかしてひょっとして…
まさかとは思いますけど神様の上をいこうとされましたか?

なぜ?八百万の神々様どころか天神地祇ですよ?

なぜにそれがこのお社なのーーー??

きっと鎌足さんはあの世で…(以下自粛)

ところで、この談山神社さん。
このときまで名前も詳しくは知らないところでしたので
ただの一度も訪れたことがありませんでした。

ご縁をいただいて初めてご挨拶に参上した日。

十三重塔のところで強い風が吹き渡り、沢山の紅葉が舞い散りました。

桜吹雪は見たことがありますが、紅葉が風に吹かれて
ザーッと一斉に散る様は初めてのこと。
それはそれは見事でした。

しばらくご本殿が見渡せる拝殿に座ってボーッと眺めていたら、
私の意思だったのかどうか?
温かい涙がいく筋か流れ、冷えた頬を濡らしました。

ただただありがたい、そんなことを感じていました。

そのあとはなんだかとてもスッキリして、
晴れ晴れとした軽やかな気分に。

泣いたり笑ったりとにかく忙しい時間でしたが
長年、心に・ハラに溜め込んでいた黒いものものは
このときすっかり流しきれたように思えました。

そして、この日。
鎌足公とその息子さんの不比等さんの像の前でひいたおみくじは大吉。

そこには再生を意味するような「新」の文字が書かれていました。
今も大切にとってあります。

この日を境に、私はこれまでの
息を潜めて隠れる私
から脱却して表舞台に出ることを選ぼうと思いました。

表に出よう、と思えたのは、これより先に星読みをしてくれた方が
勧めてくださったこともあってなのですが、
そもそも私は隠れていた期間があまりにも長かったし
出る杭は打たれ続けて自信を失くしていたので
表に出るなどとそんな勇気はなかなか湧かなかったのです。

そんな私が、今や顔も名前も出してnoteに参加しています。
表に出る勇気を得たのは、
談山神社さんで感じて今日書いた五つのツボや
鎌足さんたち藤原家の方々のおかげさまです。

noteのプロフィールで使用している顔写真は、
このときご一緒だった方が撮ってくださったもの。

それまでの影がなくなって、
初めて自分のことを真っ直ぐに受け容れられた、記念の一枚です。


 千年以上の長きに亘って栄華を極めた藤原家の祖。
 あの鎌足公でさえこの世であんなことやこんなこと、
 まぁ恥ずかしいこといっぱいやらかしてる…

 いや、やらかしたのは子孫?…にしても

 古い神さん差し置いて神と崇められてるし…

 恥ずかしかったろうし後悔もしてはるやろうなぁ…

 その恥ずかしさに比べたら、ワタシがやらかしてきたことは
 ほんま、ちっさいことやんなぁ…

 それに、もしこの先ワタシがなにかやらかしたところで、
 あの藤原家でさえこれだけのことやらかしてるんやし、なぁ。

 …うん、ま、ええか。

こんな具合で表に出るようになったものの
今ひとつ私、弾けきれていません。

それがよく表れているのが名前。

ローマ字。

この期に及んでまだ尻込みしていることの表れです。

でもこのローマ字の名前表記、なんとなく座りがよくない。

さてどうしたものかと考えあぐねています。

そんな今日この頃。
選ばれたフラワーエッセンスには複数の似たテーマのものが。

「本当の自分を生きる」

「本来の自分に」

「もとの存在を思い出す」

「あるがままで」

と、これでもか!と言わんばかりの「思い出せ!」「脱げ!」コール。

そう、これまでに纏ってきた数々のヨロイや着ぐるみを脱ぎ去れば
本当のワタシはこんなものではない、と自分でもわかっています。

さぁ、ワタシはさらに突き抜けることができるのでしょうか?

…どなたか一緒に脱いでくれたら脱ぎやすいんだけどなぁ。
モジモジ…(*´꒳`*)


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【オマケのツボ】

談山神社さんでいただいた御朱印を帰宅後よく見てみたら
挟み紙(ご朱印が隣のページを汚さないよう挟む紙)が古新聞でした。

私が知らないだけかもしれませんが、
これまで挟み紙には半紙や奉書紙など白い紙しか見たことないのと、
栄華を極めた鎌足さんをお祀りする神社さんなのに、という
大きなギャップに笑わせていただきました!

この談山神社さんには文化財が数多くあります。
なのに、商業利用でなければどこもかしこも写真撮影や
SNSへの投稿OKという太っ腹。

とっても楽しいところでしたよ。

#フラワーエッセンス #談山神社 #藤原家 #大化の改新
#家庭 #暮らし #生活 #本当の自分に還る  

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