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ペットロスの処方箋

ご訪問ありがとうございます。

愛猫との突然の別れから
早いもので2ヶ月近くが経ちました。

冬の終わりだった季節は春に移ろい
その春さえ急ぎ足で過ぎゆこうとしています。

この間の心の揺れや気づきについては
『遠く離れて』と題して綴りました。

生きている以上、
死は誰の上にも等しく
必ずいつかは訪れるもの。

しかし
伴侶動物とも呼ばれる通り、
無二のパートナーでもある
最愛のペットさん達は
私たちヒトにとって
今や人間の家族同様かそれ以上に
大きな大きな存在になっています。

そんな大切な存在を喪うというのは
少なからず心理的負荷のかかる経験でした。

なにが参考になるかはわかりませんが、
必要な方に届くといいなと思い
私自身が個人的に参考にしたり
癒しの助けになったなということなどを
書き残しておこうと思います。

よろしければお付き合いくださいませ。

Rp.1 ) 知る ~心の動き編

大切なものの「死」に直面したとき、
心の内でどのようなことが起こるのか。

これを知っておくだけでも

あぁ、私は(家族は)
今こういう段階にいるのだな

と客観視する助けになり、
異常なことではないし
永遠に続くものではないと知って
落ち着いて対応できると思います。

下に紹介するのは
愛する人や大切にしていたペットなどの
「死」に直面したときに
人間の心に起きる様々な動きを

悲嘆のプロセスの12段階

としてまとめたもの。

以前、こちらの記事内でもご紹介しました。

1)精神的打撃と麻痺状態
 いわゆるショック状態
 頭が真っ白で何も考えられない状態

2)否認
 認めたくない
 こんなことが起きるはずがないという心理

3)パニック
 支離滅裂状態
 なにをしているのか、なにを言っているのか
 わからない

4)怒りと不当感
 なぜ私にこんなことが起きるのか?
 なぜ他の人ではないのか!

5)敵意とルサンチマン(恨み)
 死に関係していると思われる人、たとえば
最期を看取った医療関係者に対する敵意と恨み

「この担当医だったから助からなかった!」
など

6)罪意識
 私のせいで… 
 あの時私があんなことをしなければ…
 もっとああしておけば…

などという罪悪感

7)空想形成・幻想
 現実からの逃避

8)孤独と抑うつ
 ひきこもり、うつ状態

9)精神的混乱とアパシー(無気力、無関心)
 何をしても意味がない、という感情、
 生きがいの喪失

10)諦めと受容
 次第に自分の現状を明らかにしていき現実を受け容れていく段階

11 )新しい希望
 ユーモアと笑いを再発見していく

12 )立ち直り
 新しいアイデンティティの誕生
 新しい自分の誕生

この12段階を1)から順に
全て経験する人もいれば
そうでない人もいます。

この順番通りというわけでもなく、
行きつ戻りつするのが普通です。

要する時間も人それぞれ。

ほんの数日で立ち直れる人もいれば
年単位の歳月をかけないと
立ち直れない人もいます。

しかし徐々に
大切な存在の「死」を受け容れ、
誰もがいつかは必ずやまた
新たな一歩を踏みだすことができます。

Rp.2 )知る ~身体反応編

ショック状態とも言えるような
深い悲しみや強いストレスに直面した場合、
心だけでなく身体も当然、影響を受けます。

食欲が全くなくなったり。

胃が痛くなったり。

寝付けない・眠りが浅いとか。

眠れなくなったり、夢にうなされたり。

なにをしても涙が止まらないとか。

こうした状況下ではごく自然な身体的反応です。

周りの方が心配になるほどに
多種多様な急性反応を示すことがありますが
これもまた、永遠には続きません。

無理に食べよう・食べさせようとしたり
悲しまないようにと抑えこんだり
すぐに薬に頼るのではなく。

どれも自然な反応であり、
激しい反応があって当然の強いストレスだからと
流れに任せ、ゆったり構えていれば大丈夫。

日にち薬とはよく言ったもので
人間どんなにどん底の悲しみにあっても
そのうちお腹も空くものです。

心身を休められる環境整備、
例えば仕事や学校を休めるとか
睡眠不足であっても仮眠が許されるとか
そうしたことが可能であれば
なお回復への近道になります。

人の死であれば仏教では七日ごとの法要や
四十九日、百箇日といった考え方がありますが
あれは残された人の心身の整理をつける過程と
ちょうど合致しているなと感じました。

Rp.3 )おもう ~追慕

喪失の悲しみに対しては
「思い出」がなによりの良薬

今回の経験を通し最も強く実感したことです。

デジカメで、ガラケーで、スマホで。
13年と少しの間に撮りためた猫の写真は
その数およそ1万枚超。

そんなに撮ってどうするの?と
当時は言われることもありましたが、
思い返せば私はこの猫が来たときから
いつか訪れる永の別れを恐れ
その姿を、共にした日々を
一つでも多く、一瞬でも多く
写真や動画で記憶に残そうとしていたのです。
(このことの賛否についてはジャッジしません)

それらの写真があったことで今回、
特に子供にとっては
非常に大きな助けとなりました。

もちろん別れの直後は辛くて
直前に撮ってあった写真など
とても見られたものではありませんでした。

その後、比較的早い段階で子供から
仔猫時代の写真がないか尋ねられ、
長い間使っていなかった古いPCを
久々に立ち上げました。

目に飛び込んでくる数々の懐かしい写真。

どんなときもこの猫からは愛しかなかった、
いかに私自身、サポートされてきたことかと
あらためて認識しました。

在りし日の愛猫の姿に涙しながらも
眠れないままに、子供は仕事のようにして
来る日も来る日も飽かず画像を眺めていました。

子供の記憶には残っていない頃の
写真もたくさんありますが
写真や動画という映像記録によって
かつてのことを思い出したり
記憶の再構築が可能になります。

そうして一人、写真を眺めたりするうち
気に入ったものを丁寧に選びだしては
一枚一枚印刷しアルバムを作りました。

結果的には作業療法と同じこと。
作業療法とは比較的単純な作業を繰り返すことで
ゆっくり心の整理をつけていくもの。

余談ながら、
辛い思いで頭の中がいっぱいになるときは
ひたすら数を数えることに集中する、と
いうことをしていたことがあります。

そちらに集中することで
頭の中を辛い思いに占領させない感じ。

黙々と手を動かす編み物とかも
目数を数えたりするので気が紛れます。

なお、近年「回想法」という心理療法が
認知症の方の治療や予防に各地で
盛んに取り入れられていることを後で知り、
これにもとても似ているなと思いました。

Rp.4 )読む ~動物たちの意識とは

生きものとお話ができる人がいます。

そうした方の中には
アニマルコミュニケーターという肩書きでもって
人と生きものの橋渡しをしている方もいます。

ひょんなことから、
今回のこととは全くの別件でお話する機会を得た
そうした中のお一人から、

”モニカさんの本”

を読んでみられては?とお勧めいただきました。

早速取り寄せ読み始め、一気に読了。

書かれていたことの根底の部分は、
これまでに私が実際
生きものとお話ができる方から
教えていただいたことと変わりませんでした。

伺っていた内容を強化するような
事例もたくさん取り上げられていました。

エゴのない動物たちがどんな思いで
肉の服を脱ぎ去りあの世に還るのか。

飼い主への深い愛。

生きている間どんなことを不満に思い
どうやって折り合いをつけているのか。

病気のこと。

突然死のケースでのペットの思い。

安楽死のこと。

死んでからのこと。

生まれ変わるときのこと。

いかにして同じ飼い主のもとに
ふたたび現れ出づるのか。

これはペットロスに悩む方だけでなく
生きものに関わるすべての方に役立つ
一冊だと思いました。

まずは図書館などで探して
ご覧になるのもいいかもしれません。

Rp.5 )飲む ~フラワーエッセンス

フラワーエッセンスカウンセラーを名乗りながら
これが5番目になってやっと現れるって
どうなんだろうと思いますが…

今回、私はこの深い悲しみをエッセンス無しで
「味わう」「感じきる」ことにしました。

遠く離れて(6)の最後の方で触れています。

そのため緊急時用フラワーエッセンスの使用は
当初、考えていませんでした。

でも。

間で、自力では立て直せないと感じるほどの
ものすごく大きな感情の波がありまして。

深い悲しみの底なし沼にハマったような。

闇に取り込まれ呑まれてしまったような。

なにかに取り憑かれたような。

離人感、なんていう言葉がぴったりくるような。

混乱の末、後を追いかねない気持ちにとらわれ
このままではマズいと考え直し、
一時的に緊急時用のエッセンスを
摂ることにしました。

いろいろなメーカーさんから
緊急時に役立つエッセンスが各種、出ています。

一例に過ぎませんが
有名どころを2、3ご紹介します。

このほかにも、
今回ご紹介はしませんが
時期やその方の状況などによっては
グラウンディングを強化したり
高次との繋がりを強化するものの方が
しっくりくるケースもあります。

飲用や外用で使います

左から順に。

・スピリットインネイチャー「ペア」

洋梨の花から作られたエッセンス。
とても穏やかで優しい印象。
雑踏で気分が悪くなった時にもおすすめです。

・PHI「RQ7」

7種の花のエッセンスからできています。
最も有名でレスキューレメディともいいます。

一般にレスキューレメディと呼ばれるものは
5種の花から作られていますが
さらに2種をプラスしたものがこちら。

とりあえず、の、この一本。

置き薬と同じく一家に1本。

備えあれば憂いなしの1本。
(大事なことなので3回言いま…略)

・オーストラリアンブッシュ
「エマージェンシー」

こちらはオーストラリアに咲く逞しき
7種の花のエッセンスから作られたもの。

パワフルで肉体的なショック状態にも強い印象。

また緊急時に限らず、
ひどく困難な状況を乗り越える必要がある時にも
強力な助けになる感じです。

写真はスプレータイプ

・パシフィックエッセンス
「バランサー」

こちらも緊急時用で3種のお花から作られています。

バランサーの名の通り、
崩れたバランスを取り戻してくれるもの。

ストレスの多い状況下にあっても中心を保ち、
バランスを取り戻すことで調和をはかります。
浄化作用も。

【ご使用方法】

急なショック状態の時は薄めずに
ボトルから直接舌下に垂らしたり、
飲めない場合は身体表面の脈打つところに
擦り込んだりして使います。

スプレータイプは飲用不可のものが多いので
体から少し離して、オーラ部分に吹きかけたり
お部屋などの空間にスプレーして使います。

飲用時は各メーカー推奨の滴数がありますが
緊急時は直感に従って決めるので大丈夫。

滴数にとらわれる必要はありません。

基本は「量より回数多く摂ること。

しんどいときは数分置き〜1時間ごとなど
量より回数を増やして落ち着くまで、が
おすすめです。

潮がひくようにいつのまにかスーッと
落ち着きを取り戻すことができます。

余談ですが…この混乱を極めた日、
私はペットボトルの水を飲んでいました。

自分専用の緊急時用エッセンスは
ペットボトルに残ったお水に
ちょうどよい量しか
もう残っていませんでした。

普通であれば付属のスポイトで
エッセンスを吸い上げ添加するのですが、
そうした事情から残り全部を
使い切ってしまおうと考えた私は、
エッセンスの蓋をとり
ペットボトルの口に直接グイッと傾けて
残り少ない液体を全て注ぎ込もうとしました。


ところが。


どぼどぼぼっ…

(えっ?)


一体どこで何をどう間違ったのか、
それは開けたばかりのお客様用エッセンス。

いきなり全体の3分の1量くらいが勢いよく
水のペットボトルに吸い込まれ、呆然。

(えっ?はっ???ナニ?)

(なんじゃこりゃーーーーっ?!)


一体どこで瓶がすり替わったのか?
皆目わからないけれど、なんだか猫に


えぇからこのくらい飲んどき🐾」


と言われたような気がして泣き笑い。

びっくりした拍子にエッセンスは
机の上にもこぼれました。

これもまた、子供が写真を見るときに
座る場所だったので、
こうなるようになってたんだなと思いました。

このエッセンス入りペットボトルの水を
飲み終える頃には、それまでの嵐のような状態は
すっかり収まっていました。

必要な量はこうして必要なところに必要なだけ
届くようにできています。

どの緊急時用エッセンスがその方に
より適しているかお調べすることもできますが
極端な話、全部混ぜても大丈夫。

実際、複数の緊急時用エッセンスが
同時に選ばれてくる方もいらっしゃいます。

めったにありませんが、やはりそれだけの
緊急事態であることを示しています。

特別大きなストレスがかかっているときには
こういうチャンポン的な組み合わせもOK。

植物、お花というのはお互いに張り合ったり
喧嘩したりは決してしませんから。

総出で癒してくれるイメージ。

もう一つ、ご家族などで飲用に抵抗がある方や
そもそも目に見えないものを怪しんで
一切を拒絶するような方のためには、
市販のスプレーボトルを買ってきて
緊急時用エッセンスを薄めたスプレー剤を
作ることもできます。

観葉植物があればそれに噴きつけておいたり
アロマで香りをつけてルームスプレーにするのも
おすすめの方法です。

アイロン用の霧吹きでもいいし
エッセンス自体はただの水なので、
季節によっては加湿器に加えても。

アルコールなどの保存料を加えず作ると
植物にかけても安心ではありますが
夏などはあまり日持ちがしませんので
お気をつけくださいませ。

除菌スプレーとしてお使いになりたければ
薬局で無水エタノールを購入しての自作も可能。

このエタノールは濃度が高い(濃い)と
除菌するより先にすぐ揮発してしまうので
除菌効果は弱まります。

70〜80%濃度(※)に調整するのが
除菌効果は最も高いとされていますが
諸説あります。
アルコール臭が苦手だったり
手荒れが気になるという方には
あまり歓迎されない濃度かもしれません。

除菌効果をさほど期待しないのであれば
60%程度でもいいと思います。
有用な菌まで除菌してしまっては
もったいないですからその辺はお好みで。

※無水エタノール80ml+水20mlで
80%濃度の除菌液100mlができます

Rp.6 )ゆるす ~ゆるしのワーク

さて、ペットロスに対して「ゆるす」とは
これいかに?とお思いの方も中には
いらっしゃるかもしれません。

どんなに仕方ないパターンの別れであっても、
どれだけ飼い主さんが手を尽くしたとしても。

喪失した対象が動物であれ人であれ
その存在が大きければ大きいほど
「後悔」はつきものだと私は思っています。

その後悔はときに、後悔しているご本人自身を
さいなみ傷つけ続けるもの。

周りの方がどんなに心を込めて

「あなたはよくやったと思うよ」

と声をかけても、届かないようなもの。

たとえば。

長年寝たきりのペットさんを朝に夕に
介護して大切にしてきた飼い主さん。

亡くしたあと一瞬でもホッとしたご自分を
責めてしまったり。

もう少しこうしておけばまだ生きられたのではと
真剣に悩んだり。

突然死で我が子同然のペットさんを亡くした方が
あのとき目を離さなければ…と長い間
ご自分を責めたり。

どうしようもなかった、
どうすることもできなかったとわかっていても
つい私たちニンゲンは(特に真面目な人ほど)
自分を責めてしまいがちです。

そんなご自分のことを許せるのは
唯一ご本人様だけにできること。

ほかの誰にもできません。

たとえほかの誰からゆるされたとて
その方ご自身でご自分をゆるさない限り
その後悔が消えることはありません。

そんな方のための「ゆるしのワーク」。

シンプルで簡単ながらその効果は強力です。

【ゆるしのワーク】

用意するもの:紙またはノート/筆記具

  1. まず紙の場合は半分に折りましょう
    ※ノートの場合はそのまま見開きページを使います

  2. ノートまたは紙の左側ページに、
    ペットさんの死に関連してあなたが
    後悔していることをすべて書き出します
    ※なるべく一文にひとつ、シンプルに

  3. 次に2.で挙げた後悔一つ一つに対して、
    右側のページに「ゆるしのことば」を書いていきます。

    「私は〇〇について私をゆるします」

    という形式で書いていきましょう

これは自分へのゆるしのことばであり
アファメーション、つまり宣言でもあります。


たとえば私の場合。

突然であったとはいえ
後悔したことはあまりにもたくさんありました。

この亡くした猫を
ペット不可の場所で飼っていたために
定期的な受診をさせていなかったこと。

「私は猫を受診させなかった私をゆるします」

鳴き声が最近とみに大きくなって
うんざりする瞬間があったこと。

「私は猫の鳴き声にうんざりしてしまった私のことをゆるします」

おひさまのもとで、自然の中で
伸び伸び遊ばせられなかったこと。

「私は猫に外の世界を経験させなかった私のことをゆるします」

ペット可物件はいくつかあったのに、
グズグズとして結局決断できなかったこと。

「私は引っ越しの決断をしなかったことに関して私のことをゆるします」


書いた紙やノートはそのままにして
ただ閉じるだけでもいいし
火の元に十分注意した上でなら
燃やしてしまってもいいですし、
トイレットペーパーに書き写して
トイレに流してしまってもいいです。

しばらくの間は次から次へと頭に
こうした後悔が浮かんでくることでしょう。

そのたびに、紙がなくとも心の中ですかさず
このゆるしのアファメーションを唱え、
一つ一つご自分をゆるしていかれると
よろしいかと思います。

なにが浮かんできてもジャッジしないこと

ただ淡々とゆるしのコトバを唱えます。

私はぼんやり湯船に浸かっているときに
よく後悔の念が湧きおこり
そのたびにこのゆるしを自分に与えていました。

後から冷静になって見返せば
そこまで責めるほどではないようなことも
含まれていましたが、
少なくとも当時は
他の誰がゆるしてくれたとしても
自分で自分のことが決して
ゆるせていなかったのだなとわかります。

後悔の念がおこってくるたびに
まだあるか…、まだ残っていたかと
驚きながらもゆるしを続けていましたが
ゆるせない自分を、
たとえ本心ではそう思っていなくても
ゆるしていく作業というのは、
時にとてもキツいものがあります。

なので、ゆるしながら
号泣していることがよくありました。

お風呂だからできたことかもしれません。

涙、水、お風呂はどれも浄化のツール。

様々な思いも綺麗さっぱり水に流してくれます。
おすすめです。

そして、ゆるしのあとに大事なこと

ゆるしが済んだら
同じことの一つ一つに感謝しましょう

こんな後悔ばかりの状況でも文句ひとつ言わず
ただ深い愛だけを遺してくれた猫に。

その愛に気づかせてくれたことに。

これはわざわざ「感謝しましょう」なんて
申し上げなくとも自然と湧いてくるものです。

ただ、日々忙しく流れる現代の生活の中では
湧いてきただけでうっかり気がつかないまま
流してしまうこともありがちです。

ちょっとそこに意識を向けると
グッと癒しが進むこと請け合いです。

ゆるしのワークとセットで
感謝のワークというのもあります。

身の回りにあふれるありがたさにフォーカスし
書き出して気づいていくというだけなので
こちらもシンプルで簡単です。


「ごめんなさい」より「ありがとう」を。


アファメーション、つまりコトバは大事。

コトバひとつで人は自分をゆるし
身の回りのありがたさを意識し
意識することで我がものにできる。

感謝のワークは豊かさへの初手でもあります。
これはまた機会があったら書きますね。

Rp.7 )表現する

文章でも、絵でも、書でも。
現代風に音声でも、動画でも。

自分の思いを「表現する」ことは
形はどうあれ癒しの助けになるものと
経験上なんとなくそう感じています。

そのための『遠く離れて』でした。
ありがとうございました。

表現すること自体がストレスになる方も
中にはいらっしゃるかもしれません。

ただ、内に籠めてしまうよりは
誰も見ていなくとも、一旦外に出す方が
エネルギーの流れがよくなる気がします。

どちらでも楽な方を選んでいいんです。

辛いときはとにかく自分ファーストで。

無理なくできることからで。

Rp.8 )自然に触れる

さて、ようやくこれが最後の処方です。

大きな喪失の悲しみの最中にあるときは
エネルギーが枯渇しがち。

体内の水やエネルギーの流れも
なにかと滞りがちになります。

起き上がることさえ辛かった日々を経て、
枯渇していたのか巡りが滞っていたのか
心身ともにものすご〜く重く感じていたある日。

ふと、猫との思い出の残る家を離れ
大地や自然のエネルギーを分けてもらおうと
一人、山の方へと出かけてみました。

ところが、どこへ行っても空回り。

いつもなら普通に上がれそうな山道で
タイヤが空転してそれ以上前に進めなかったり。

ルートを変更しても
途中に残雪があって先に進めなかったり。

結局、目的地の山や神社にはたどり着けず、
疲弊しきって帰途につきました。

せっかく自然の中に行ったのに
なんだか余計にどんよりして
泣きたくなるような、そんな気持ち。

で、そんなことをInstagramにあげていたら
すかさず救いの手が差し伸べられまして。
…本当にありがたいことです。

山よりまずは海へ行く方がいいようでした。

海が近いところにいるので
いつもなら迷わず海に行ってたはずですが
判断力や直感がすっかり鈍っていたのかも。

わざわざ遠いお山に向かい
入山を拒絶されてしまう…
これがケガレ=気枯れというものかと
実感しました。

海辺に行ったら途端に
うそのように気分がよくなりました。

お陽さまの光と暖かさを感じながら
浜辺で童心にかえって砂と戯れるうち
重いものが溶けて流れていった気がしました。

あぁ、お風呂ではどうにもならないほど、
生命の源の海でなければ浄化できないほど
ケガレ(気枯れ)ていたのだなと感じました。

一度では流せず、すぐまた元に戻るので
このあと何度か海や川のそばに行きました。

こうして浄化しながら、同時に
強いグラウンディングをもたらす
深海生物のエッセンスをしばらく摂りました。

最近になってようやく
試しに別のお山に行ってみたら
すんなり受け容れられたので、
揺らぎを繰り返しながらもやっと
落ち着くところに落ち着いたなと感じています。

-以下余談- おしまいに

ここまで読んでくださって
ありがとうございました。

一旦落ち着いたと見えても揺り戻しがあり
少し時間はかかりましたが、
やっと落ち着くところに着地しました。

かつての自分に比べたら驚くべき成長で
比較的早い立ち直りでした。

この猫がいなくなったら私は年単位で
ペットロス症候群に陥るだろうと夫からは
常々警戒されていたくらいなので、
今回実際にこういうことが起きたけれど
予想に反して早期に立ち直れてよかったです。

ときどき、
どの程度まで自分が立ち直れたか測るべく、
買い物ついでにスーパーで恐る恐る
猫のおやつコーナーを覗いたりしてみます。

いわば曝露ばくろ療法みたいなもの。

ゆっくりゆっくり慎重に範囲を広げ
最近ではどう感じるか、自分の変化を
楽しむ余裕も出てきました。

家の中に猫の気配を感じる瞬間もあり、
目にはさやかに見えずとも時折やって来て
確かにそこにエネルギーとして
存在しているのだなとまで
思えるようになってきました。

今はもうその温もりを手に抱くことは
叶わないけれど、いつか、きっと。
必ずや、また別の肉体をまとって
ふたたび相まみえる日が来るだろうと
期待しています。

その日のために、今度こそ
誰に遠慮することなく猫と暮らせる環境を
準備したいという目標もできました。

今、大切なペットさんと暮らしている方は
最期のときまでどうぞご大切に。
思う存分、濃密な時間をお過ごしください。

もうペットさんが虹の橋を渡った方は
いつかふたたび会える日をお楽しみに。

ペットだけでなく私たち人間も。

お互いにこの肉体をまとって同じ世にある
ほんの短い稀有な時間。

ものすごい確率で出会えた有難いときを
大切に過ごしたいと思います。

ご訪問、ありがとうございました。

港に行ったら駆け寄ってきてくれた
超フレンドリーな地域猫さん。

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