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花は咲く 〜クリエイティビティ(創造性)

こんにちは。
今日もご訪問ありがとうございます。

ついこの前まで
「やれ、年末だ!」「それ、正月だ!」
と騒いでいたのに、ふと、我にかえると
一月ももう二十日にもなっていました。

お正月飾りにと暮れに活けた梅の枝には、
年明け早々の紅梅に続いて白梅も開花。
のちに買い求めた蝋梅の枝とともに玄関で
ふわりふわりとよい香りを漂わせています。

目にも鼻にもにぎやかな、梅の花です。


こちらは、例年クリスマス前後に花を咲かせる
シャコバサボテン。

またの名を、デンマークカクタスといいます。

今季は少し遅れて、暮れから咲き始めました。

ずっと、ただ植えっぱなしなのですが
今までにないほどの花数はなかずをつけました。

香りこそないものの、赤と白の株を
一鉢に植えてあるので、咲くとおめでたい感じ。

ー☆ー☆ー☆ー

次に、これはベランダの隅っこで
寒中に甘い香りを軽やかに放っては、
控えめにその存在を主張するヒイラギ。

モクセイの仲間なので香りも少し似ています。

例年より1ヶ月ほど遅れて咲きはじめました。
ひと月以上にわたって次から次へと花を咲かせ
今もまだ、楽しませてくれています。

うちに来て軽く10年以上は経っていますが
これまでこんなに咲くことはありませんでした。

「歳をとったら丸くなる」というのは
このヒイラギの葉っぱからきています。

上の写真にも、一般的なトゲトゲの柊らしい葉と
“年をとった”丸い葉と、両方が写っていますよ。

丸葉を初めて見つけたときはそれを知らなくて、
養分が足りていないのかと心配しました。

そしてもうひとつ、思いがけず咲いた花。

うちに来た経緯がよくわからなくなった
ランの小さな小さな鉢植え。

デンドロビウムの仲間です。
高さ20cmもないくらいの小さな株。

高知か徳島辺りの山間の道の駅にあったのを
たぶん連れ帰ったのだと思います。

ただ、私はランの栽培には苦手意識があったので
なぜわざわざ自分で購入したのか?
さっぱり思い出せなくて首をひねっております。

長らくビニールポットで
外に置きっぱなしだったこのコ。

昨年ようやくラン鉢に植え替えました。

寒くなってから思い出して室内に取り込み、
またすっかり忘れていた、ある日。

シャコバサボテンの花ガラ摘みをしていたら
どこからともなくいい香りがしてきて。
香りのもとを辿ると、そこには凛として立つバルブ(=茎のように見えるところ)に、白く輝く花が一輪。


(うぉぁっ!ゴメン!居てたんやっ!?)


ランが花を付けたことより
水やりさえ忘れていた…、そんな自分の在り様に
それはそれは驚いたのでした。

-☆-☆-☆-

さらにもうひとつ。
なによりも驚いたのはこちら。

下の画像↓の上半分に写っているグリーン。
葉っぱに茶色の粒が付いてるの、見えますか?

昨年5月のお誕生日にいただいた薔薇の花束。

そこに添えられていたグリーンの葉っぱが
あまりにも青々としてきれいだったので、
バラの花が咲き散ってからも水に挿して
キッチンに置いてありました。

あわよくば根っこが出て植えつけできるかと、
そんなシタゴコロが大有りです。

それから約7か月半が経った今年の1月。

なーんか茶色の粒々が伸びてるなぁとは
思っていましたが…まさかの花が咲きました。

ずっと枯れないので何度か花屋さんにこのコの
名前を尋ねたことがあります。
花屋さんさえ「えーっと…なんやったっけ?」と
言うほどここ数年来の流行りだそう。

聞いた私も右から左で、すぐに名前を忘れます。
調べてみたら「ルスカス」というのだそうです。

葉っぱから花が咲いているように見えますが
実は葉状茎といって、これは枝なのだそう。

…茎ちゃうんかい!ってツッコミは無しで(笑)

金木犀なんかも枝から直で花がつきますから
へぇーっ!!と納得。

最初の一輪が咲いてからちょうど2週間。
今や、たくさんの花を咲かせてくれています。

-☆-☆-☆-


さて、このルスカスの一つめの花が咲いた日。
我が家ではもう一つの異変が起きていました。
(異変って言うな?)

今や百均でも売られているほどで
様々な品種が出回っている、エアプランツ。

土を必要とせず、ランやヤドリギのように
野生では木や岩といった他のものに着生して
生長する植物です。

真ん中に見える赤い松かさのようなもの。
これは数年ぶりに付けた、花のつぼみ。

植物学的には「花序」といいます。

日に日にこの花序が伸びゆき、昨日の朝には
ほんのり淡く、一輪めの花を咲かせました。

寒い季節なのに、こんなにタイミングよく、
まるで申し合わせたように複数の種類の植物が
同時期に花をつけるというのは、私の記憶では
かつてないことでした。

…ワタクシお得意の妄想が始まります。

え?これってすごいんちゃう?!

水やり忘れてたのに普通こんなに咲く?!

神さん?妖精?精霊?ディーバ?妖怪?コロポックル系?…絶対誰か来てはるんやない?!

波動上がったからとか?

いやー!ほんま!!すごくない?!

年末しんどかったから癒しに来てくれた?!

否。「花が咲いた」。ただ、それだけのこと。

同じ空間に花が咲いていても。

ある人は、そこに花が咲いていることにさえ気がつかない。

ある人は、「あぁなんか咲いとんな〜」と思う。

ある人は、「これはきっと私を癒すために咲いてくれたんやわっ!」と思う。

ある人は、「なんて名前やろ?」とその花を観察し、名前を調べはじめる。

ある人は、「これ食べれるやろか」と思う。

ある人は、「増やしたら売れるやろか」と思う。

ある人は、「誰かに届いたらええなぁ」とインスタに上げてみる。

ある人は「これで新薬なんか創れんかな」と追究を始める。

ある人は「波動転写してフラワーエッセンス作ったろ!」と思う。

ある人は「妖精さん住んでそう」と思う。

ある人は「不吉な前触れ」と思う。

ある人は「変な形やな」と不快に思い

またある人は「なんと美しい…」と息を呑む。。

どれも同じ「花」を見て、 思うこと。
十人十色。

どれが良いとかなにが良くないとかではなく。

花は、ただ咲いて、ただそこにあるだけ。


人も、同じ。

この町でただ生きて、ただここに在るだけ。


お人様のこと、ご自分のこと、どんなふうに見て、感じていますか?

どんなふうにとらえるかは、自分しだい。

自分の世界は自分が創る。

「クリエイティビティ」「創造性」というのは、
そういうことなのだと思います。

自分のことも他人のことも、どう見積もるかは自分しだい。

不安や恐れすら、創り出しているのは自分だったりします。

これは、私自身がなにかとしんどい経験を一通りくぐり抜けてきた末に得た、実感です。

目の前の花はただ咲いてそこにあるだけです。

それを見て美しいと思うかどうかはその人その人の感性。

たとえば私のことを見て、美しいと思ってくれる人がいれば
それはとても幸せなことですが、もしそうでなかったとしても。

それは、見られる側、つまり私の責任ではありません。

人様の目にどう映ろうとも、ワタシはワタシ。

花は花。

ブッサイクやなぁ、と思う人がいたとしても。

それも、見る側の、その人の、感性の問題。

そんなわけで、人の目を気にしすぎたり
他人様を善人悪人に分けたりするのは
そもそも主観的なものでしかなくて
時間の無駄だということに、ようやく思い至った
初春の花咲か婆…いやmimico♡の気づきでありました。

このことに気づかせるために咲いてくれたというよりは
癒しと労いかなと思って、精一杯ありがたく愛でさせていただいております。

花咲くスペースはとても豊かな空間だなと思います。
皆さまにもそんな花さんたちの愛と癒しと豊穣の波をお裾分け。

お付き合い、ありがとうございました!

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