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似て非なるもの ~フラワーエッセンスとアロマ・ホメオパシー

 こんにちは。
 数ある記事の中からのご訪問、まことにありがとうございます。

 私がその働きに魅せられてカウンセラーにまでなり、日々扱うようになったフラワーエッセンスですが、そもそも「フラワーエッセンス」とはなんぞや?ということを、主にアロマとの違いやホメオパシーとの違いといった観点からご紹介できればと思います。

 っていうか…今まで書いてなかったんかい!って感じではありますが。

 えぇ、たぶん書いてなかったと思います。(開き直り)

 よろしければご覧くださいませ。

|フラワーエッセンスとは

💐はじめに

寒い中でもスイセンが咲き始めました

 
 花や、花ではない生物・鉱物をはじめとする地球上のありとあらゆるものから、それぞれの叡智を湧水に波動(エネルギー)転写したものを総称して「フラワーエッセンス」と呼んでいます。

 どうやって転写するかというと、【水が記憶する性質】と【太陽光】を利用するやり方が一般的です。

 手にとれる物質ではないエネルギー(たとえば天使とか惑星とかピラミッドとか)が水に転写されたエッセンスも存在しますが、そういうのはちとマニアック。サイキック能力のあるつくり手さんによってもたらされるものです。
 こうしたエッセンスの中には波動が非常に高いものもあるため、使用にはほんの少し注意が必要です。

 花からつくられたのではないエッセンスを総称して「ネイチャーエッセンス」と呼ぶ方もありますが、ここではややこしくなるので全て「フラワーエッセンス」で統一したいと思います。

 なお生きもののエッセンスと言っても、その生きものを傷つけることは全くありません。エネルギーのみの転写です。花からつくる場合と違って、生きものには触れないことが多いそうです。
 なので、物質的なものはいっさい含まれていません


 歴史的には1930年前後の英国で、医師であったエドワード・バッチ博士によって開発されました。それらをバッチ・フラワーレメディと言い、今も敬意をもって受け継がれています。

 世界で初めてのフラワーエッセンスが作られてから約90年。

 現在では、日本も含め世界中でつくられ流通しているフラワーエッセンスは、著名なものだけでもその数ざっと数千種類に上ります。

 フラワーエッセンスという名は無くとも、古来、世界各地で人々は花の持つ癒しのエネルギーを利用してきました。
 花の朝露を集めて薬とするなど、現代でも行われている地域があります。

 利用形態は様々に異なるものの、花の癒しの有用性はいにしえより広く人々の間で知られていたことがわかっています。


🌷アロマとの違い


 さて、フラワーエッセンスといってもまだまだ日本では馴染みがなく、ご存じない方も多いのが現状です。

 そのため、フラワーエッセンスは芳香のあるアロマエッセンシャルオイル(精油)と、それはそれはよく間違われます

 
しかしフラワーエッセンスの母液は無味・無臭・無色

 植物の花や茎など、組織を蒸留して作られるアロマオイルと違って、蒸留や加熱はしません。エネルギーのみを転写するため、アロマと違って物質的なものは一切含まれておりません。


 アロマとフラワーエッセンスは全くの別物です。


 物質的なものは含まれないといえど、フラワーエッセンスには流通段階でブランデーなどのアルコールが添加されます。保存性を高めるためです。

 が、元のフラワーエッセンスそのものは物質的にはただの「水」で、化学的に分析してもH2Oエイチツーオーでしかありません。


💧タダモノデナイ水のはたらき

 
 ただの水だけどタダモノデナイ水、フラワーエッセンス。

 これらは副作用の心配なく、摂取することで感情をエネルギーレベルから優しく癒してくれるものです。

 わかりやすく本領を発揮するのが、突発的にショックな出来事に見舞われたとき。たとえば事故に巻き込まれるとか、家族が倒れたとか。子供が怪我をしたとか、不幸にも大きな災害に遭ってしまったとか、そんな感じのとき。
 自分一人ではどうしようもできないような大きな感情の揺れがあったとしても、頻回に緊急時用のフラワーエッセンスを摂ることで徐々に癒され落ち着いてきます。

 そのはたらきは、なんだかよくわからないけど気がついたら気にならなくなっていた…と形容されることが多いです。

 ザワザワと波立つ、荒れた海のような感情がスーッとひいていき、だんだん穏やかに凪いでいって、最終的にはシーンと静かな湖面のように落ち着くイメージ。


 さらに、感情と肉体、心と身体は切っても切り離せないもの。

 表裏一体。車の両輪。

 これは東洋的な考え方です。西洋医学だと心は心、身体は身体で診るし、その中でも体のパーツごとに細分化して診たりするのは皆さまご承知の通り。
 そうではなくて、鍼灸や漢方など東洋医学では身と心どちらも同じルーツを持つ大きなひとつとして捉え、全体として調和する方向に整えるのが通常かと思います。

 たとえば、緊張でお腹が痛くなるお子さん。
 いくら身体的な検査しても悪いところは見つからず、効く薬もないような場合。身体だけに焦点をあてずに、緊張している原因を取り除いて心をほぐせば、それまでの腹痛が嘘のように治ったりします。

 逆に、感情面でネガティブなものや重いものを抱え込み、手放すことも癒やされることもないままで長い月日を過ごしていると、いつしか肉体面に負の影響が出ることがあります。(影響する程度には人によって差があります)
 東洋医学でいうところの「未病」のイメージと申し上げればわかりやすいでしょうか?


 いろいろな例で、感情が整えば、肉体的にも整うことが知られています。


🌷ホメオパシーとの違い


 もう一つ、フラワーエッセンスはホメオパシーとも混同されがちです。

 ホメオパシーとは、ハーネマン医師によって約200年ほど前に体系化されたドイツ発祥の治療法。海外では馴染みがあるもののようです。
 先に述べたバッチ博士もホメオパシー病院に勤務していたことがありました。ホメオパシーの方が先にあり、そこにヒントを得て派生していったもので、実際によく似ていますし重なる部分も多いです。

 けれど、ホメオパシーとフラワーエッセンスは全くの別ものです。

 ホメオパシーは「毒をもって毒を制す」ではありませんが、「似たものが似たものを治す」という大原則に従ってつくられるホメオパシー薬(=レメディ)を用いる”治療法”です。

 フラワーエッセンスもレメディと言ったりしますので、この呼び名が同じであることが区別をややこしくしているのかなと思います。


 フラワーエッセンスは、そもそも薬として使われるものではありません


 ホメオパシーのように身体の病や症状に対する”治療”に使うものではなく、フラワーエッセンスはまず感情や心を癒すためのものです。

 感情が癒された結果として肉体的にも整うことがある、くらいにお考えいただければと思います。

 ただの水ですから、ホメオパシーでよく言われる「好転反応」のような一時的な症状の増悪や副反応は、フラワーエッセンスではどれも起こり得ません。
 しかし感情がグッと動かされることによって、感情的な反応は見られることがあります。そのため、はじめに述べたように惑星やピラミッドなどといったものすごく高い波動のものをいきなり摂ったりすれば、健康に害はありませんがご本人様がかなりしんどい思いをする場合があります。

 よく玉ねぎの皮剥きにたとえられますが、見えている外側から一枚一枚やさしくはがしていくのがお勧め。いきなり核心部分にナイフを入れてパンドラの箱を無理やり開けるようなやり方は非常にしんどいので、その点には注意が必要です。
 どうしてもと希望される場合は、私の方で適否をチェックすることもできますのでご遠慮なくお申し付けください。


【ご参考 ー ホメオパシーとは】

https://www.jpsh.jp/ホメオパシーとは/ホメオパシーについて/


🌎 世界のフラワーエッセンス事情

 
 近年、フラワーエッセンスは世界各国で普及してきました。

 国によってはごく普通にドラッグストアに並んでいるところもあるそうです。感情の癒しとして医療現場でも積極的に取り入れられるケースが徐々に増えつつあります。

 カナダのパシフィックエッセンス創始者であり医師でもあるサビーナ女史は中医学に造詣が深い方で、フラワーエッセンスのことを "Energy medicine" (エネルギー薬)と呼んでいます。

  日本でもまだまだごくわずかではありますが、一部の医師など医療者が補完医療の一つとしてフラワーエッセンスの有用性を認め、普段の診療場面で取り入れているところも見られるようになってきました。

 これまで経験した中で私が個人的に意外だと思ったのは、ブラジルでは多くの人が日常的にフラワーエッセンスを取り入れているということ。

 ずいぶん普及しているらしいということで興味深く思ったことでした。

 これ、なぜだろう?と調べてみたら、なんとブラジルではメンタルマネジメントの重要性やカウンセリング文化が既に定着しているのだそうです。

 リンクさせてありますが、ジェトロ(日本貿易振興機構)さん発行の『サンパウロ駐在生活ガイドブック』(2020年)にその記述を見つけました。

 ブラジルといえばアラレタマというエッセンスメーカーさんがあります。私が好きなメーカーさんの一つです。


それでは今日も最後までお読みくださりありがとうございました。


馬酔木の蕾も春に備えて着々と準備中✨



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