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3組のお客さん。


_____________ひととひと。ふたりぐみ。


今日は11時から20時半まで
中華レストランでアルバイトしてました。

お昼間は忙しく
バタバタしていたけれど

午後7時ごろ、落ち着いてきて

3組のお客さんになりました。




3組とも男女のペアで

奥のソファ席に座っていたのは
70-80代くらいの夫婦。

右の真ん中のテーブル席に座っていたのが
40-50代くらいの夫婦。

左手前のテーブル席座っていたのが
20代のカップルと思しきおふたり。


3組はレストランのフロアに
3角形を使っていました。


なんだか不思議な心地がしたので
暇だった私はそれぞれのペアを観察。



違いといえば年齢。

私たち世代。(私は19歳)
親世代。
祖父母世代。

同じところは
見た限り
みな結ばれているということ。


そしてなにより、気付いたのは、


「進化形」


この3組を見ながら


"恋人同士が結婚して
夫婦になって
さらに歳を重ねていく"


時間の流れと
気持ちの流れを想像した。


若いふたりはいつ別れるわからないし
40-50代のおふたりもいつ離婚するかわからない

「どこで途切れるかわからない」

そんな、リアルの、中で。

おじいちゃんおばあちゃん夫婦も
若い2人で
若いカップルだったことがあって………


と考えると

すごいなぁ、と

ただ感心してしまう。


もちろん
恋人同士だったことがない夫婦、とか

少し歳を重ねてから恋人になって
それから結婚した夫婦、
とか。色々あるとは思うけどね。



_____________ひととひと。ふたりぐみ。


ふたりぐみはふしぎだ。
恋人も夫婦もふしぎだ。

どうやって、どんなふうに


この「ふたりぐみ」は「ひとくみ」になったのか。


そしてそれを
どんな流れの中で
どんな困難を乗り越えながら
どんな対話をして
どんな解決策を出して
どんな理解をしながら

今そこにいるのか。
どうやって共に歩んできたのか

そしてなぜ、
ひとりじゃないのか。


特に聞きたいのは
やっぱり
おじいちゃんおばあちゃん夫婦のおふたりかな。


_____________ひととひと。ふたりぐみ。


各おふたりの
お話の仕方を見ながら

あぁあの若いカップルは
男性の方がよく喋るな。

注文も男性がするけど
女性の方がしっかりしてるな。

あの社会人夫婦は
2人で話をしてるって感じがするな。

どちらかといえば男性の方が
喋ってそうではあるけど

2人でお皿に食べ物を分けて
ゆっくり深い話をしているようだ。

そしてあの祖父母世代夫婦は
他の2組に比べたら会話は少なめかな。

それとも短い単語で
私に聞こえない声で喋ってるのかな。

注文は男性がほぼずっとメニューを持っていたから
主導権を握ってるのかなと思ったけど
そうでもないのかな。

相手にとって何がいいのか
お互いにわかってるのかな。

あれが「進化形」の最終形態なのかな。


とかとか。

いろいろ観察、考察。


_____________ひととひと。ふたりぐみ。

わたしはどんなふたりぐみをつくって
別れて
どんなひとくみを育んで、

あるいは、
それは無理だ、とか
気付いたりしながら

歳を重ねるんだろう

どんな心境の変化と
折り合いをもって

時を重ねるんだろう

_____________ひととひと。ふたりぐみ。


午後7時、3組のお客さん。
2人組のお客さん。


3角形を作りながら


3世代を歩きながら。



以上、ご清聴ありがとうございました。

nae'avocado




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