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子育てが想像と違い過ぎた話

4月から始まった育休もすでに5ヶ月目に突入した。時が経つのはなんて早いのか、姫様はもう少しで歩き出そうとしている。


育休期間に入ってからというものtwitterやなんかのSNSを見ていると、子育てをワンオペで頑張るママ達の、夫への悲痛の叫びが溢れかえっている。流石にパパがかわいそうと思われる書き込みがあったりもするが、それだけ育児に追い込まれているだろうことが今なら想像できる。

正直育休に入るまでの自分は、育児というものを舐めていたと思う。いや舐め腐っていたと言ってもいいかもしれない。子供を持つ上司からは「育休入ったら余裕があるだろうしね〜」とか「やりたいことやれるさ」みたいなことを言われたりし、そして「そうですね」などど返事をしていたものである。
馬鹿も休み休み言った方がいい、私はクズ人間でした

育児の合間を縫って妻様が作った雛人形
ママというのはすごい生物である



7:00起床
7:30朝ご飯(30分以上かかる)
 汚れた場合お風呂追加
全身保湿、着替え
9:00頃朝寝30分
11:30頃から昼ごはん(30分以上かかる)
 汚れた場合お風呂追加
13:00頃昼寝1〜2時間
17:30夕ご飯準備
18:30頃お風呂
全身保湿、着替え、ミルク、歯磨き
19:00就寝
時折夜泣き
(子が寝た後は夫婦でドラクエなどをしている)

我が家の現在の大まかなタイムスケジュール。
それぞれ寝かしつけには20−30分くらいかかるし、ご飯の準備も時間かかるし、そばを離れれば後追いする。上のタイムテーブルも、足りないだろと付け加えられそうなくらい穴だらけだろうし実際そうだ。一体どこに暇があるのか。昼寝などのイベントがズレると大変なので、それらを邪魔しないように隙間を縫って買い物に出かける。月齢がもっと低い時は違ったリズムだし、これから歩き出したらさらに目が離せなくなるだろう。
仕事のように土日祝日が休みなんてこともない。
夫婦どちらかが仕事をしていれば、これを一人でやっているのだ。中にはシングルだという人もいる。もはや計り知れない。

元も子もないことだが“育児“の大変さというのは多分やってみないと分からないのだと思う。“子供がいること“と“育児をしていること”は全く別だ。仕事をして家にお金を入れていても、“育児”とは言えない。世の中には、“子供がいる“が、“育児”をしたことがないお父さんが多分山のようにいて、それがマジョリティなのだろう。私も育休を取らなければ何も分からなかったし、まだまだ理解が浅い。

寝起きの静電気はすごい

大変なことばかり書いたが、子育ての素晴らしさも想像を絶するということを記しておきたい。そしてそれらも育児をしなければ気づけないことばかりだ。

それは子供の成長の瞬間に立ち会えるということ。

初めてしっかり目があった日、初めて寝返りをうった日、初めてずり這いをした日。
初めて“手”に気づいた日、初めておもちゃに手を伸ばした日、初めて返事をした日。
成長してしまえば、それ以前の子供にはもう会えない。その大事な瞬間、変化の瞬間に気づけること、その嬉しさは何者にも変え難いのだ。

これから何年も想像を絶する大変な生活が続き、そして思いもよらない嬉しい瞬間が待っている。

みんな、育休を取ろう。

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