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遺す言葉

この記事は先週から書き溜めていたものだったのですが、昨日、続きを書いている最中に、日本で重要な功績を残した方がお亡くなりになられました。
心からご冥福お祈り申し上げます。

以前命に対する価値観の話として記事を書きました。

ここで私は、死ぬ覚悟、命の授受について書き、多くの反響を頂きました。今日も命のことについて記事にしたいと思います。

私たちは遺書を準備しておくことを推奨されます。不慮の事故はどんなに気をつけていても、ある日突然訪れます。これは私に限らず皆様にも言えることでしょう。

なぜ遺書を書くのかというと、それはひとえに家族のためです。人が亡くなったときの家族は本当に大変です。とくに元気だった人が突然亡くなった時、悲しみを感じる間もなく葬式の準備に遺品整理に相続問題に・・・。
なので、自分が死んだとしても、家族の負担は最小限にしたい。突然の死が訪れるとしても、最後に家族に言葉を遺しておきたい。悲しみに集中できる葬儀であってほしい。それが理想ですよね。

似た名前のものに「遺言書」というものがあります。何が違うのかというと、遺書が法的拘束力をもたないメッセージであることに対して、遺言書は法的拘束力を持ちます。
・自筆証書遺言
・公正証書遺言
・秘密証書遺言
という3つがありますが、一番簡単なのが一番上の自筆証書遺言です。これは全て所定の書式、手書きで書いてあること、日付と印鑑があることなど条件がありますが、今回は割愛します。我が家はまだ子供も小さく家も土地もなく、法廷相続の範囲で問題ないので、まだ遺言書は持っていません。

私の遺書には以下の内容を盛り込んでおります。

・不慮の事故が起きた際の対応
 職務上の事故が起きた際、捜索が行われます。その一連の流れについてを記載しています。特に遺族は捜索の打ち切りに関して強い意見を持つので、深海に落ちたら探さなくて良い旨を記載しています。
・葬儀のこと
 葬儀のプランについてです。
・お金のこと
 一番大事!資産や保険金の詳細。
・今後の家族について
 基本的に自分が死んだ以降は何にも縛られずに生きて欲しいのでそのことを
・家族それぞれへメッセージ

多分これも大事だと思うのですが、作成した内容は妻と自分の両親にそれぞれ定期的に話しています。特に子供の成長と共にアップデートが必要なので、実家に帰ったタイミングで皆と相談して決めています。蛇足ですが、両親を交えた会話のときは
・両親の相続の話
・両親の介護の話
・自分が死んだ場合の話
を話すようにしています。両親も高齢者となり不安も多いようですので、会話をすることで安心するそうです。

はじめは驚きや拒絶感があるかと思いますが、しっかり話し合うと、準備ができる安心感とともに、何を心配して何を心配する必要がないのかがわかる気がします。もし宇宙飛行士になられる方が見ているなら、今くらいから始めると丁度いいかもしれません。もし打ち上げ1週間前に遺書を渡してごらんなさい。奥さんパニックになりますよ(゚∀゚)

今のご時世、災害、事故、いつ何時何があるかわかりません。
何かの参考になれば幸いです。

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