見出し画像

フィルムでは撮れなかった世界

皆さまこんにちは!
ヒコーキの世界を超望遠で切り撮る航空写真家
深澤明です。

タキシング中の機窓から撮った駐機中のエアバスA321neoです。背景には東京タワーやオープンしたばかりの麻布台ヒルズが写っています。

こんな写真、フィルム時代では考えられません。と書いたところであまり意味はないですね。

フィルム時代に育った世代としては、デジタルカメラはある意味魔法のカメラですし、スマホだって同じです。

しかしながら、それが当たり前の時代に

「フィルム時代はな、、、」

と語ったところで、もはや昔話のカテゴリーで終了です。

タッチダウンポイントと高速離脱誘導路、ランウェイエンドなどがよくわかります

ちなみに、滑走路のエンドとは奥の赤い線の部分であって、手前はスレッシュホールドです。

つまり「34Lエンド」は奥です。

その決まりからしますと、下地島空港の「17エンド」は、かの有名なあのポイントではないのです。しかしながら、Googleマップにも「17エンド」となっていますし、Tシャツまで販売されており、観光地として有名にもなりました。

つい先日行きましたが、若い人もよく訪れる場所です。

実際に航空に従事している人たちに「本当の17エンドってここではないのですよね」という話を向けると

「厳密にはそうだけれども、まあ皆さんが分かれば良いんじゃない?」

とフワッと捉えていらっしゃるのに対して、マニアの一部の人が

「あれを17エンドというのはおかしい」

と発言している点、面白いといえる。

17エンドは17エンドで良い。本当は違うけどって話。

さて、フィルムの昔話から滑走路へ話がスライドしてしまいましたが、結局デジタルカメラはもはや暗視カメラに近いものがあり、軍事の世界ではもっと高性能なものも使われているだろうから、きっとこれからも高感度性能は上がっていくでしょうと。

ノイズ除去ソフトって使っていたねぇ、なんていう世界も、すぐそこに来ているでしょう。

フィルムでは撮れなかった世界から、デジタルカメラでは撮れなかった世界、なんていうのも出てくるかもよ〜。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?