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大失恋のすすめ

過去を振り返ってじっくり考えると、「大失恋」はした方がいいという結論。
 
自分の人生に現れた、
愛の光のような存在に心が奪われ、
その人が生活の中心になって、
そしてそれが消えてしまった時、
世界から色が、光が、温度がなくなる。なくなった。
 
そう感じるくらいに大失恋をした方がいい。
つらくて悲しくて寂しくて、
暗闇でもがきながら、必死に土を掘る。
 
心に空いた大きな穴を、
何で、どうやって埋めたらいいのかわからないから、
泣きながらでも沢山もがいて土を掘る。
 
苦しい時間がしばらく続く。
そのうちに、自分の手の中に色とりどりの数多くの宝石が残っていることに気づく時が訪れる。
 
強烈な愛の光があるときには見えなかった沢山の大切なものたちにも気づく。
 
本当は尊く愛おしい自分、そして、無数の奇跡の宝箱のような世界の存在が見えるようになったら、それらを知ったまま、また、別の愛の光にたどり着く。
 
カラフルで温かく輝く大切なもの、すばらしいものたちが自分の世界を満たしてくれる。
 

だから、大恋愛して大失恋した方がいい。
 

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