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メメント・モリ短篇集

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中世文学の中心思想の一つ、”メメント・モリ”を、デカダン文学、耽美派、象徴主義、モダニズムから再考していく作品集です。T.S.エリオットの詩『荒地』のコスモロジーを基底にした自作… もっと読む
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記事一覧

【メメントモリ短篇】 Ⅳ.ロング・インタビュー

 男が安楽椅子に座らされている。  顔色や手足の色は血色が無く、浮いた死斑がありありと見…

メメント・モリ短篇集 Ⅲ.Re:

件名: 研究室配属と近況報告 宛先: 支村 六郎 送信者: 多仁山 寛 支村さん、お久…

メメント・モリ短篇集 Ⅱ.アタランテー、あるいはコギト・エルゴ・スム

 全てが終わった後、彼女は素足で、彼女の皮膚と見分けのつかないような質感の、白色の沙浜を…

メメント・モリ短篇集 Ⅰ.夢魔の残滓

――わたしはもう夢をみない。しかしわたし達は結局、 目覚めていても尚、強固な夢に囚われて…