倫敦:London 8 目的地への道すがら
ロンドン滞在日程は丁度日本でのゴールデンウイークにあたり日によっては初夏を感じさせる日もあろう同じ時期、事前入手ロンドン滞在中天気予報は滞在後半に6℃まで下がるとあった。到着の日からロンドンを離れる前日まで時折雨を交えて夏目漱石を参らせた曇り空が続く。それでも、初めて歩く街はどこを見ても発見に溢れ楽しい。
どこの国にでもある郵便局。この郵便局も地元の方々から見ると市井のごく普通の建物に過ぎないのであろうが、これでさえ由緒正しき建物に見える旅行マジック。
上の写真補足説明:ロンドン市内の信号も基本的には「自己解釈」らしく、車走行が無い状況では自己責任のもと赤信号も気にせず横断している。
こうした街のルールによる時間的流れに自然と躰を合わせられるようになるのは、悲しいかないつも街を発つ頃だ。ヨーロッパの街で赤信号横断仲間に入ることを悩んでいるうちに、結果乗り遅れる人々はほぼ観光客だ。
「Marble Arch」は前回London7で書いたハイドパークの北東角にある大理石の門。元々はバッキンガム宮殿への入り口にあった門が現在地に移動されている。歴史を調べると1828年にジョン・ナッシュがローマのコンスタンティヌスの凱旋門を基に設計とある。しかし、実はこのマーベルアーチはガイドブックではページを割かれてはいない。
「さぁ、ハイドパーク出口に辿り着いた。次の目的地へ」の行動であると、門自体を見ずに通り抜けるだけだ。だが、時間に急かされない旅行では、こうした所でも足が自然に止まる不思議。
当時は王族の儀式のみに利用されたという門を今は庶民が通る絵である。
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