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【ショートエッセイ】その1

皆様こんにちわ。いかがお過ごしでしょうか。いつもお読みいただき感謝します。

 今回は日頃の何気ないこと、趣味の人間ウオッチャーで思ったこと、妄想などを書きたいと思います。

 私は普段カメラとレンズ抱えて写真をパチパチ撮っている人で、ストックカメラマンというやつですね。素材写真を売ってる人です。その合間に作品作りをしたり、映像制作なども行なっていました。昔はスタジオ入りしてCM撮影とか、エキシビジョン映像も作ったりしていました。数年前に身体を壊した為にハードな撮影が出来なくなってしまったので今はゆる〜くのんびりとやっています。

写真家、カメラマン、キャメラマンの違いが明確に有って、私の場合、全部プラスとデザイン、CGまでやっていました。今の時代は全部PCで処理と納品まで出来てしまうので楽って言えばそうかも知れません。しかし眼精疲労の限界を簡単に突破してしまうのでキツくなってきました。限度超えると全く目のピントが合わなくなって宇宙に漂っているような感じになってしまいます。

前置きはさておき、こんなゆる〜くパチパチと外で撮っていると必ず声を掛けられて人と話します。
「何を撮っているのですか?」桜です、、
「何を撮っているのですか?」満月です、、
「何を撮っているのですか?」雨です、、等々、さまざまです。で、必ずどのように撮れたのですか、、と続く。そして撮ってすぐのやつを見せてあげると黙る(笑 そして「へー、、プロみたいやなぁー」と付け加えてくれる(笑

まぁ、中にはご丁寧に背中のリュックからデカいフエルアルバム出してきて、これ見てくれーと言うおじさんもいる。中身を拝見すると、沢山の高山植物で感動ものが詰まっていた。けれどおじさんは「誰も褒めてくれへんねん」と寂しそうな表情をしていた。そりゃ、、おじさん、、ここ都会のど真ん中ですよ、、と言いたかったけど言わなかった。

またある時、斜め後ろから近づいてくる変なおじさん。
「ちょっと見てくれへんかー」いつものやつかと思ったらiPadのようなもの出してきて、見せてきたのが女性ばっかりの写真アルバム。
よく見たら全員目線が外れている。ん?これもしかして盗撮か?なので、「これ全部リリース(肖像権使用許諾)取ってます?」と尋ねたら「それ何?」あらまー、、それ犯罪ですよ。。意味不明な人。

あと、良くあるのがおばさん。
私より良い最新のカメラぶら下げて思ったように撮れないから撮り方おしえてー!ってやつ。大体がカメラの特性分かってない、機能分かってない方が本当に多い。そのような方には説明書ちゃんと読みましょうねと言って逃げる。

そして年に数人プロ志望が来てた。どうも簡単に出来て何となく楽そうに見えるのだと思います。実際はフルサイズ機数台とレンズ数本に付属機材、これを抱えて一日中撮っていたのです。それを体験させるとまず1日で辞めていきます。それよりも何を撮りたいの?と聞くと答えられない。
簡単じゃないよ、、何でもどんな職業でもと諭しますが納得いかない人が多いです。

私の場合は雨が降ってようが躊躇なく地べたになる時もあります。まぁ、現場での肉体労働だと自負しております。

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