見出し画像

【思い出】運命の95年の話。

皆さまこんにちわ。ご機嫌麗しです。

時は1995年、運命が曲がり角に差し掛かった時のお話です。
何の年かというとwindows95が発売された年です。

 その当時、ワープロ文豪ミニに限界を感じていた私は自分のパソコンを大阪日本橋に買いに行く事になる訳なのですが、パソコンのことは全く何者か中身を分かっていない状態で意気揚々と買いに行ったのです。

そりゃ、店員さんに聞かれる訳です。
 「何をしたいのですか?」
 「どのメーカーのものをご希望ですか」
いきなり頭の上にハテナマークが大量に出て、「よー分からん!」持ち合わせているのは気合いだけ! 店員さんも目を白黒させながら、右往左往。

とにかくパソコンって「何でも出来る凄い箱」と言う知識しか持ってなかった。基本知識ゼロ!でーす。兎に角、一番高いやつ下さい、という事で買ったのがMacだったのです。
そして運命のwindows95発売日。はい、並んで買いました。それを家に持って帰って、Macに差し込む、、吐き出される、、再度入れる、、エラーが出る(笑 ん、、壊れてる?(笑
今だから笑える話です。

まずCADを走らせたかったのです。当時も今もパッケージで買うと恐ろしく高い。そして、デザイナー必須のアドビ製品という優れものもある、、これも恐ろしく高い。おまけにスタンドアロンのデータベースソフトも同じく高い。兎に角クソほど何もかも高かった。そこは将来の投資という事で手に入れた。しかし、使い方が皆目分からない。

書店に売っているマニュアル本をほぼ全種類買い、時間を惜しんで読み漁り、やっと使い方を覚えたのでした。ありとあらゆる月刊誌も買い、それだけでも毎月数万の出費だったと記憶しています。

この頃にTVというものを見る時間が全くなくなりTVも捨てることになったのでした。NHKさんごめんヨー(笑 なので、これ以降、TVは全く見てません。

そうするうちに、次はソフトのバージョンアップという地獄沼がやってくるのでした。当時は全部パッケージソフトで買い足していかないといけなくて、結局いくら出費したのか、計算するのも恐ろしい金額になっていました。

 パソコンを使って図面を引いて、レイアウトソフトでチラシ原稿を作って、撮ってきた写真データを画像処理してレイアウトに貼り込んで、アウトプット。そして顧客管理とスケジュール管理をただ、やりたい。そして契約書もデータベースからの自動化アウトプット、、こう思ってやってました。

画像データと間取りデータと地図データとその他データをデータベース化し、検索できたら営業ツールとして最高じゃん!的な考えで日々シコシコ作ってましたが、今では簡単にワンボタンで出来てしまうけど、当時はそれが無かったのです。やる事全てアナログでもの凄い手間かけて手書きでやっていました。

 この頃はデザイン屋さんや印刷屋さんも半分アナログな世界で、紙ベースからデジタルへと聡明期だった記憶しています。デジタルのチラシデータを持ち込んでも、何だかんだといちゃもんを付けて自分のところへ制作発注させてボッたくるというのが罷り通ってたのでした。そこへデータを持ち込むもんだから、ありとあらゆる嫌がらせ。勿論、そんなものには屈する訳がございません(笑  それもいい思い出です。

 そんな時代を経てほぼ2年おきに新しい機種のパソコンの発表と新しいソフトとアップデートの嵐という沼にどっぷりとはまり込んでいくのでした。

当時から現在までトータルで買ったパソコンは恐らく30台は軽く超え、サーバ導入したり、自作組んだり、Linuxも走らせていた。
付属合わせて軽ーく1000万超えていると思います。高すぎです。

その後、長い年月を走り抜け、それらの独学が生かされる時代に突入したのでした。
その事がきっかけになり写真と映像の業界に入ることになるのでしたが、当時は知る由もなく、また後日書いてみたいと思います。

今回も読んで下さりありがとうございました。
ご意見ご感想、お叱り、励まし何でも頂けましたら有難いと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?