開発の仕方が変われば、IT業界が環境負荷の軽減に貢献する──「グリーンソフトウェア」って、ご存じですか
こんにちは! 今日は、アバナードがIT業界の一員として取り組んでいる、環境負荷軽減のための取り組みをご紹介したいと思います。
IT業界は、環境に対して良い影響をもたらす可能性も秘めています。環境に配慮したソフトウェア開発や運用により、エネルギー効率を高めたり、二酸化炭素の排出量を軽減したりすることに貢献できるのです。
そんな開発を推進するために、世界のIT企業が手を組んで設立したのが「グリーンソフトウェア財団」。アバナードは、アクセンチュア、マイクロソフト、ボストンコンサルティングなどと並んでこの財団の運営理事を務め、IT業界全体での環境負荷軽減のためのさまざまな取り組みを推進しています。
取り組みの一つが「実務者のためのグリーンソフトウェア」コースの普及です。
なぜIT業界が二酸化炭素を多く排出するのか、二酸化炭素の排出を減らすために、ソフトウェアの開発時にどのように意識する必要があるのかなど、基礎知識を短時間で学ぶことができるプログラムです。最後に20問のチェックテストを受けることで、同コースのライセンス(Green Software for Practitioners)を取得できます。ライセンスのバッジは、LinkedInなどのSNSで表示することが可能です。
現在、同ライセンスの取得者数は、全世界でアクセンチュアが1位。そして2位はなんと、アバナードなんです! 引き続きアバナード社員の皆さんにはぜひ、受講してもらいたいですし、会社の枠を超えて、多くのIT産業従事者の方に受けていただき、環境に対する知識や意識が広がっていってほしいなと思っています。
開発者が正しい知識を身につけ、環境負荷の少ない開発を行うことにより、車26,000台分もの二酸化炭素の排出量を軽減することができると言われています。
いま、全世界の企業や団体が二酸化炭素の排出量を減らす努力をしています。その努力に貢献するシステムを私たちIT企業が提供できれば、両者にメリットがあるのはもちろん、地球環境全体にとってもうれしい未来につながるはずです。
「実務者のためのグリーンソフトウェア」コースは、技術的なプログラミングのコードを学ぶのではなく、より環境負荷の少ないプログラムを書くことや、環境負荷を軽減する開発を進めるための基本的な知識や考え方を学ぶことを目的としています。エンジニアだけでなく、システムを何らかの形で使うすべての職種の人にとって、環境のことや自分たちの仕事を考える上で、大切な気づきが得られるプログラムになっています。
実際、この資格を取得した人たちからは、こんなコメントが届いています。
アバナードのコーポレート シチズンシップのミッションは、次世代・地方・環境に、持続可能な影響をもたらすこと。一人でも多くの方と、「グリーンソフトウェア」のコンセプトを共有し、未来の社会を変える仕事をしていきたいと思います。グリーンソフトウェアの知識を身に付けて、より良い地球の未来を創造しませんか?
アバナード(株) コーポレートシチズンシップ 日野紀子
編集協力:SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSさん
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