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【オークション日記:第五章 配送編】配送会社からの不穏な電話。届いたけど。。。

前回は、「第四章 支払編:送料ぼったくり?だまされてる!?」と悲劇?喜劇?みたいなお話しでした。さて、今回は手続きも無事完了して作品の到着を待つのみ!だったはずなのですが。。。

ロンドンを出発しました

数日後、

「FedExで発送しました。トラッキングコードはこちらです。」

という連絡がきました。

「よしよし、今回は大丈夫だね!」

「あれ?トラッキングコードを入れても追跡できないぞ。。。まあ、日本の配送会社もすぐに追跡できないことあるから、それだな。」

これまで散々な目に合っているのに、相変わらず楽観的。。。笑

でもまあ「国際配送」だし、

「あああ。VATね。成田の通関で絶対に止まるよ。そこで関税を納めたら届けてくれる。」(前回参照)

と教えてもらっていたので、成田の税関から電話かかってくるだろう!と待っていたら。。。

あれ?税関は?もうすぐ近くまで。。。

「こんにちは、〇×運輸です!
すごい大きな荷物をFedExさんから預かったのですが、いつお届けに伺いましょうか?」

という予想外の不意打ち電話。頭の中はプチパニック!?唯一聞けたのが

「あの~。税関は追加してるんですか?」

なんせ、関税を払わなければ届かないと聞いていたので!?

「はい。通関手続き終わってますよ!もう、都内まで来てますよ。」

えっ!?どういうこと?聞いていたこと全然違うぞ。。。作品は目前まで迫っている。

「でも、こんな大きな荷物、個人宅に届けることないんですけど、大丈夫ですか?重さも50キロを超えているので一人では運べませんよ。」 

個人宅に届けられない大きさ?50キロオーバー?どういうこと?落札した作品は「縦120センチ×横90センチ」の作品だぞ。。。

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もしかして、迂闊にも落札してしまったあの巨大なやつまで送れてきたのか?そうなったら追加料金、確実!?関税だって支払ってないし。。。「155」とか言われたら、マジで受け取り拒否してやろうかな!

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届いた!と思ったら開けてびっくり玉手箱?

いろんなことに頭を巡らせていたけど、あの作品は欲しい。。。そんな葛藤をしていたら

「ぴーんぽーん」

来たぞ!!!!

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えっ。どういうこと?
二人がかりでえっさほっさと運んでくるではありませんか。。。確かに一人では持てない。厳重な美術輸送専用の「クレート」に入っているよ。。。美術品だけど、ここまでやる?

「玄関には入りませんね?ここでいいですか?」

いいけど、どうやって開けるの!?めっちゃ頑丈なワイヤーで固定されてるし。。。このままじゃ、家にも入れられないし。。。

とりあえず、知り合いに写真を送って開梱の方法を確認。開口一番、

「これヤバくない。ロンドンからだよね?この状態なら普通30万円以上かかるよ。。。」

と言われて、焦る。。。やっぱり「追加料金」!?

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なぜか、税関は無事通過したようです。でも、明らかに美術品だから「VAT(付加価値税)」が免除されるとも思えないし。。。

友達からは

「絶対、運送会社とサザビーズに確認したほうがいいよ!」

と言われたのですが、ここまでくるともはやどうでも状態。完全に投げやりモード。(完全に面倒臭くなっていた。。。笑)

気を取り直して作品チェック?

もう何でもいいから早く作品が見たい!クレートの釘を20本外して、出てきたのは待望の作品だけ!迂闊にも落札した作品は入ってませんでした!(笑)

ちなみにインパクトドライバーを貸していて、普通のドライバーだったので作品が出てきたころには手が使い物にならない状態。。。

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届いた時は度肝抜かれたけど、とりあえず無事に受け取れたのでよし!

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本来、国際輸送でもこのくらいの作品なら強化ダンボールくらいの簡易な梱包らしい。でも、やっぱり「追加料金」が気になる。。。届いたらこっちのもの?

しかし、これで終わりではなかった。。。1ヶ月経ったある日、想いも寄らないものあんなものが届いた。。。汗汗汗 が、この話しは次回!

追伸
後日談:もはや不要になった巨大なクレート。ダメ元で区の粗大ゴミ集荷を依頼したら無事引き取ってもらえました。笑

ちなみにお隣さんからは

「あのぉ〜。これ雨ざらしにしてて大丈夫なんですか?」

とかなり不審な目で見られました。(近所づきあいに支障はきたしませんでしたので、悪しからず。笑)

>>>次の章を読む
最終章:仰々しい「請求書」が送られてきたぞ!?汗

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