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失恋してから3か月が経った。

今でもふとした瞬間に
・彼の美味しいご飯を食べた時の嬉しそうな顔
・感動映画を観て泣くのを我慢している顔
・照れくさそうに好きと伝えてくれる顔
などが頭の中を残像のように流れる時があるし、街中にいても無意識に彼の香りを辿ってしまう…。

私からお別れを切り出したのに情けない話である。


周りの人からは「いい経験になったね」「次に活かせるチャンスだと思おう」と言われるけど、まだ私の中では彼との時間を完全に過去と形容するには心が追いつかないし''経験’’に昇華できる時はまだまだ先だと感じる。

価値観というのは人それぞれだし、強要するものではない。
それでも、もしかしたらこの人になら受け入れてもらえるかもしれない。
共感は無理でも私の価値観ごと優しく包み込んで傍で支えてくれるかもしれないという一縷の望みが結果として彼を苦しめてしまったのは事実だし、これ以上お互いに辛い気持ちを抱えながら共に過ごす事は出来ないと思った。

INFJが失恋から立ち直るには時間がかかるとはよく言ったものだ。
たらればが頭を離れないし、綺麗な記憶に縋る癖があるのだ。

例えば、もっと気を使わず接していたらどうなっていただろう。もう少しわがままを言ったり嫌なことは嫌と伝える。喧嘩する気で関わっていたらどうなっていたのだろうか。など意味不明な事を考えてしまう。

今更たらればを言ったところで過去は変わらない。
そんなことは頭で理解していても考えてしまうし思い出してしまうのが恋の恐ろしいところである…。
これまでの愛情が溢れんばかりの憎悪に変わってしまう前に気持ちに折り合いをつけたいな。



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