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「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

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クソ野郎がクソ野郎にぶっ殺される映画。前者が今作のメイン・ヴィランであるブラック・マスクことローマン・シオニスを、後者が今作の主人公のハーレイ・クイン(及びバーズ・オブ・プレイら)を指す(シオニスについては本当にクソ野郎だったので、ラストはザマァァ!と思ったことを素直に述べておく)
ここではあえて作品の意図を鑑みて「クソ“野郎”」と呼ばせて頂く。もはや女性だから、という位置に彼女はいない。ジョーカーの元カノというレッテルからも、そもそも社会の枠組みから外れたところにいる。なので「クソ“野郎”」だ。クソなのはそれでも被害に遭った人たちにやや同情するからである。ハイエナの餌にはなりたくない。つまり、悪で悪を制すというハーレイの前作とも言うべき「スーサイド・スクワッド」とは異なり、同情できないやつが同情できないやつをぶっ殺すという物語になっている。それは後述するアクションの爽快さや、ヴィランが倒される明確な理由づけを加えるため、破綻しない物語になる。

また、マーゴット・ロビーの圧倒的な可愛さもありつつ、こういうクソ野郎も演じることが出来る演技力の高さ。ここずっと出演作が続いてるのも納得。今作や「アイ,トーニャ〜」のように、クソみたいな人も演じるし、本当に幅広い。

今回、観ていて最も楽しかったのは、アクションだ。「ジョン・ウィック」シリーズや「デッドプール2」などのアクション を担当している87イレブンはもうそれだけで一定のアクションを楽しめることが事前に分かる。個人的には「ジョン・ウィック パラベラム」と今作では、やはりファンタジーとしてのアクションが強い気はしなくもない。まぁそれはそれで楽しめるから良いのだが。言うなればジャッキー・チェン的な。ハーレイ・クインが白い粉を吸ってキレキレになぎ倒していく様はまさしく、ジャッキーそのものだった。

かくして、ジョーカーの恋人という設定でアニメオリジナルキャラクターから、コミックに逆輸入され、実写映画化、そして単独(?)の映画が作られるまでに至ったその人気ぶりも、昨年の「ジョーカー」の記録的なヒットと相まって、そのアメコミの裾野が広がったと感じる。MCUとは異なり、DCEU(正式な呼称ではないらしい)はそれぞれの世界が緩く繋がっているくらいがちょうどいいと感じる。

さて、明日の朝ごはんはベーコンエッグサンドにしようか。

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