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この世に居場所がない

この世に居場所がない。

あちこちを放浪して息をしている。

落ち着ける場所がない。

何のために息をしているのかもわからない。

もがいてももがいてもどんどん溺れていく。

常に過呼吸寸前。

24時間、苦しみから逃れることはできない。

・・・・・・

今は実家で暮らしている。
暮らしているというか、そうするしかなくてただ意味もなく苦しんで生かされているといった方が正しいのかもしれない。

形だけの自室(これも成人してから与えられた)はあるが、家族はノックもなく勝手に入ってくる。
自室にいたって家族の言い争いの声が聞こえてくる。
家族の気配だけで涙が止まらなくなる。

一刻も早くこんな環境から脱したい。

親は、家から出るなら生活費も何もかも自分で出せと言う。
私は障害があるから自立できるほどの収入を得ることはできていない。

そして学生という身分を保つために生活保護という選択肢はない。
(この価値のない人生でかろうじて生きる理由になっているもののためには人より長く学生をする必要があり、それが叶わないなら生きる必要がないので死ぬと決めている。)

奨学金も、親に一定の収入があるのに「学費を出さない」と言われているだけだから、全て家計基準で蹴られる。

ある程度働けているくらいだから、障害年金も受給は難しい。
かといって、一般企業に就職してフルタイムで働ける病状にはない。
しかし障害者雇用では生活できない。


無機質な職場と、落ち着けない大学と、物音ひとつすら耐えられないような実家を行き来する。
移動中のバスや電車が、消去法で一番マシな時間かもしれない。
出発地から目的地までは、椅子に座って寝ていても誰にも文句を言われない。

娯楽に使えるお金があるなら貯金に回す。
服すら満足に買える状況ではない。
だから入院するお金だってもったいない。

少しでも一人で落ち着いて過ごせる空間がほしい。

この広い世界で私の居場所はどこにも無い。
ちょっとした不幸が積み重なってできた苦しみは、全ての支援の網の目からこぼれ落ちる。
結局誰も助けてくれない。

一分一秒が辛い。

安心できる場所がない。

息苦しい。



早くこの世から出ていきたい。

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