ネタ切れ


1
ネタ切れ。昨日のnoteとか自分でも
「うっわつまんね〜なんだこれ。自分が何を求められてるか理解して振る舞ってる小学生が提出した運動会の感想文みたいな文章だな〜。」
と思ったけどせっかく書いたから消すのも悔しくて公開ボタンをポチった。タイトルも「夏燦々」とか、中身のない格好良い言葉を2秒でつけた。しかもヨルシカがカバーしてた憂燦々がめっちゃよかったからそこから引っ張って来ただけ。トリビュートを残念ビュートしてごめん。

ネタ切れだから中身はもちろんなくて。これを読んでるあなたが退屈しないように工夫してるつもりだけどどうかな?



2

文章を描くときは大体自分の頭の中で同時に誰かが読み上げてくれる。そして、誰が読み上げてくれるかに依存して、文体が変わる。一緒に声質も変わっていて、例えば今は30代くらいの男性がナレーターのような語り口でこの文章を読み上げている。

文体の使い分け、より具体的には話し手を誰にするかというのはかなりしっかりしたスイッチで制御されていて、あまり混線しない。もし話し手が増えると結果的に文章がわかりにくくなる。

人の文章を読む時も同じで、誰かが読み上げてくれる。声質とか話し手のは文章に応じて勝手に決まる。いわば作者の声だ。そして、ある程度その文章を読めば(ある意味聴けば)話し手を自分の脳に住まわせて、自分もその話し手に文章を書いてもらうことができる。もちろん名文を読めば自分も名文を描けるわけではないが、一文一文は確かに似ているはずだ。

3
オリンピックが終わった。今夏の我が家は毎夜盛り上がって仕方がなかった。父も母も元々夜ふかしで午前1時ごろに寝るのが普通なので、午前3時の柔道決勝なんかも朝飯前だ。常人の「あぁ日付が変わっちゃったヨ」くらいの感覚である。一昨年まで家にいた姉は非常に神経質で、我々が夜更かしをしていると「うるさい!明日会社なんだから!」とヒスを起こしながらアイマスクと耳栓をして抗議の意を示していたが、そんな姉も結婚していなくなったのでいよいよ我が家は不夜城と化した。飼い犬のちーちゃんが唯一の被害者だろうか。声援の届きにくい玄関の硬い石畳の上で不満そうに転がって寝ているのをしばしば見かけた。

しかしいくらなんでも翌日に支障が出るということで、五輪も終わったことだし我が家も早く寝ようという動きが見られる。彼らはどうやら午前3時ごろには寝ているようで、早寝とはとても言えないが改善傾向にあると言えるだろう。

取り残されたのがわたしである。普通の時間に全く寝れない。朝になるとあんなに眠いのに午前4時ごろまで全く眠くならない。連日の夜更かしと熱狂を受けて、体内時計を司る中枢が「コイツ、夜行性になったんだな。ゼンマイを回しといてやろう」と勘違いしたとしか思えない。昨日は午後11時ごろに眠気が来たので、えいやっと布団に潜りこみなんとか眠りにつけたのだが、午前3時ごろに父親が風呂を掃除している音で目が覚めてしまった。どうやら立てかけて乾かしていた風呂のタイルがドミノ倒しの如く倒れたようで、わたしは父を恨めしく思うと同時に、わたしが騒いでいる横で不満をぶーぶーいいながら寝ていた姉を不憫に思った。

結果的にそこから目が冴えてしまい、再び眠りについたのは午前6時ごろで、午前11時に起床した。体内時計を元に戻す術は未だ見つかっていない。院試までに間に合うことを祈るばかりである。


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