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【ピアノ日記】無意識のうちに力が入っている件

昨年からアレクサンダー・テクニークのレッスンを受け始めて以来、自分の体のクセを探るようになりました。

割と早い段階で気付いたのは、呼吸が止まったり浅くなりやすいこと。その時は「ゲゲーっ!」と思ったけど、気付いたが最後、結構すぐにそのクセをなおすことができました(息をすぐに吸わず、とにかくずっと吐き続けるっていうのが私なりの解決法)。

で、演奏時に大問題となるのはそれぐらいかな、と思っていたけど、最近もう一つ別のクセに新たに気付いた。
どうやって気付くことができたか、メモしておこうと思います(どうでもいい話です😅)。

●もう一つのクセ=口に力が入る。歯を食いしばったり、唇が不自然にゆがむ。

これを、普段からやってたんですわ。ちょっとでも気を遣う作業をする時、もしくは頭の中で何かについて考えただけの時ですら、口に力が入っていました…。当然、演奏する時も、難しいところに来るとグッと歯を食いしばったり、頬の内側の肉を無意識のうちに噛んでいたり、唇にクッと力が入ったり。

このクセに気付けた理由は、二つ。

一つは、最近歯のワイヤー矯正を始めたんですが(コロナマスク時代終わったのにね😓最初はマウスピースだったけど、私の歯並びでは前歯だけのワイヤーの方が適しているという話になり)、ワイヤーをかけた最初の数日は、上下の歯を噛むと歯茎に激痛が走るんです。なので数日は柔らかい食事しかとれないという…。

で、それはいいとして、日中はまだ上下の歯を噛まないよう気をつけているのですが(それでもちょいちょい噛んでしまう)、問題は寝た時。今までも朝起きたらなんか顎が痛いなーと思うことが時々あったので、薄々は気付いていたのですが、私は寝ている間どうやらめちゃめちゃ歯を食いしばっているんですねー。ワイヤー矯正後も、就寝時に無意識のうちに歯を食いしばり、激痛で目覚め、一晩中その繰り返し。この件があって、「あ~、私って、実は普段からすっごく歯を食いしばってるんだ……」と気付かされました。
ちなみに寝ている間の食いしばりの原因は、現代医学でも分かっていないようですね。

もう一つのきっかけ。先日とある理由があり、自分の左手の絵を描いていたんです。

色んなポーズの手を何枚もデッサン(?と呼べるほどのものではない)しなければならず、中には結構難しい指の形もあり。その時に、難しくて気を遣う箇所の線を引くたびに、必ず口がひょっとこのように変な形にゆがむことに気付きました。
最初の数枚は気付かなかったのですが、何枚も描いているとさすがに「なんだ!? 今めちゃめちゃ口がゆがんだぞ」と気付いたわけです。

まだあったか、体のクセ…。自分では当たり前になっていて気付かないだけで、他にも色々あるんだろうな。

恐らく、口に力が入るのは演奏上もよくないと思うんですよね。余計な力が入っていることの証拠ですからね。今、いかに演奏時に体の中の余分な力を抜くかということに取り組んでいて、力が抜けた時は楽器もいい音で鳴らせるように思います。

でもまあ演奏の時はまだ百歩譲っていいとして、踊りの時は口に力が入るのは大きな問題となります。踊りって、超絶難しいテクニックを涼しい顔でやるのが理想で、それができるからプロってすごいんですよね。難しいことを難しそうにやるのは、努力や緊張は伝わるかもしれないけど、観客に見せる舞踊の表現としては、それじゃダメなんですよね。。

今までの発表会のDVDを見ても、普段のレッスンで鏡を見ていても、確かに難しい技をやる直前で口が変な形になっていたわ…。緊張が顔に表れているのが丸分かり。

口周りの力みも、呼吸の時のようにすぐに解消できるとよいのだが、こちらは長年にわたって染み付いたクセなので、なかなか手強そうだなぁ🥲

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