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ジュンク堂、ありがとう。

〜今日の一枚〜

天神と中洲川端をつなぐ通りにある地下通路の入り口。夜になると光の反射でカッコ良い感じになる、スナップの隠れ撮影スポットです。


こんばんは、昨日今日と福岡に行ってきました。

以前のnoteに書きましたが、我らがジュンク堂福岡店が休業するとの情報を仕入れまして、お別れをしに本当に行ってきました。


実家近くのパーキングに停めて歩くこと15分(改めて実家の立地の良さを感じる)、天神ビブレの裏にあるいつものジュンク堂が見えてきました。


すでに閉館しているビブレとの間の道路では、地下通路を作るための工事がされていて、天神もまた生まれ変わっていくんだなとひしひしと感じました。


県外にいることのメリットの一つにそこがあると思っていて、そういう情報に敏感なアンテナがないと、ずっと同じところにいると身の回りの変化に疎くなるんですね。

だから自分の環境を定期的に入れ替えていくことはアンテナを鍛えるためにも必要だなと思っています。


少し話が脱線しましたが、いろんな想いを持ちながらジュンク堂に入ってすぐのところに一枚の張り紙。


そこには、感謝の言葉と諸々の事情で移転することになったことなどの記載があり、残念な気持ちと感謝の気持ちを感じていたところ、

その下に「移転先決定!!」の文字が(肝心のその張り紙を撮っておらず)。

そう、この数日間のうちに移転先が見つかったんです。しかも場所は天神の元フォーエバー21が入っていた店舗です。めちゃくちゃ良い場所。

移転先が見つからなくて営業自体ができなくなると聞いていたので、とにかくホッとしました。。

「よかったね、ジュンク堂!」

心で叫んで、いざ入店。


最終日だからなのか、お客さんがとにかく多くてレジは終始テンテコ舞いの状況。

記録に残そうと写真を撮る人も多くいらっしゃって、みんなに愛されていたんだなーとしみじみ。

さて、私の目的地である店内4階の写真コーナーへ。

相変わらず店内の隅っこに追いやられていて、人の出入りもほとんどない状況でしたが、私にとっては本当に大切な場所であり、思い出がたくさん詰まった場所でした。

立ち読みで何時間もいたこと、他の店舗にはない写真集もここに来て見つけた時の感動、写真をもっと撮らねばと思わせてくれたこと。一人でコーナーを回りながら色んな思い出にふけっていました。

よくアニメや映画ファンがロケ地を「聖地巡礼」と言いながら巡ったりしますが、私にとってのここはまさに「聖地」です。

人目を気にせず店内をバシャバシャ写真撮ってたので不審がられたかもしれませんが、今回だけはどうか許してください。笑

そして、自分がずっと欲しかった、ニューヨーク伝説の写真家ソール・ライターの写真集を2冊購入しました。

この写真集を見れば、あの場所を思い出す。そんな大切な想いを背負うにふさわしい写真集です。

この場所のジュンク堂はおしまいですが、新しいジュンク堂がまたやってきてくれるので、その時は必ず初めましてのご挨拶をしに行きたいと思います。

本当に、おつかれさまでした。


それでは、おやすみなさい。





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