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映像系メディアへ掲載いただきました。

映画祭立ち上げ当初より多くのメディアへ情報を掲載頂いてきましたが、取材を受けて記事にして頂くのは、今までは自動車系メディアばかりでした。

今回映像系メディアの「ビデオサロン(VIDEO SALON)」誌に取材頂き、2024年8月号に2ページにわたり掲載頂きました。


今回の取材で嬉しかったこと。

取材前に2024年のノミネート作品に全て目を通してくれていたことに感激しました。ザッピングではなく、それぞれをしっかりと細部まで見た上で、作品のテーマや撮影手法など、しっかりと把握された上での取材でした。

記者の方自身のベストなども伺いながらの取材は、とても楽しい時間です。私たちは映画祭を運営しているのですが、そこにノミネートされた作品が大切に視聴されていることを知り、それこそ我が子を大切に扱われている様を垣間見たような。ほんのりと心が暖かくなる体験でした。

映画祭は映像をお預かりすること。

その時に感じたのは、映画祭がどの様に世間に扱われるか?ということよりも、そこに集まる映像をどう見て頂けるのか?の方が個人的な気持ちの中で緊張感があるのだということ。

私たちが紹介する映像作品に「シンプルに良かったよ」「ここが好きです」「ドキドキしました」という様なポジティブな感想が聞こえてくると、ホッとします。「この映像良かったよ」って言葉が、ここまで嬉しいとは思いませんでした。

自分の作品ではありません。でも私たちが自信を持って紹介できる作品ばかりがノミネートされています。だから、映画祭って映像をお預かりする行為なのだとわかりました。

新たなジャンルにピックアップされたこと。

自動車系メディアに加えて、新たに映像系メディアにピックアップを頂けたのですが、今回は大きなステップアップと感じています。

やはり取材時に感じたのはお互いの「常識」みたいなもののズレ。話をしていく中で「普通」と思っていたことが「新鮮」であったりする。いちいちお互い驚いたりしながら話がすすんでいく。

私自身、映像業界の仕事も年に数回していますが、それでも知らないことは多かったですし、自動車映像のことも映像業界的には一般的でないことがわかりました。

こうしたことから、またひとつ扉を開いた経験になっていると感じます。

日本の自動車動画界隈には独自の流れがある。

海外の状況はまだ語れるほど分かっていないので、あくまで自分自身が見ている日本の自動車動画の世界は、本当に独特の流れがあると感じます。

自動車のプロカメラマン(スチール)から映像に広げていく人と、独学で自分の車や友だち、仲間のクルマを撮りながら自己流で広げていく人。一方で、CMやメーカーのプロモーションビデオを制作するビデオメーカー。なんとなくこの辺りが主流に感じています。

プロカメラマンから動画に来る人は普段から使っているカメラが動画に対応したことで、そこから興味を持って映像の世界に入っていく、もしくはスチールのお仕事の相手から「動画とれないか?」と言われて、入る人が多いのではないでしょうか?結果的に今までの経験にプラスした独学色が強いと思います。

興味からスタートした独学自己流の人はPVやCMを見て「こんな動画を撮りたい」と始めていく。今ではスマホでも完璧な映像が撮れるので、気軽にスタートしつつ仲間からの反応やSNSでの反応で成長していく人たち。完全に独学ながら自由度が高く、誰よりも固定観念がないという強みを持っている気がしています。

カーメーカーのCMやPVを担当するビデオメーカーは映像のプロ集団。ロケーションのコーディネートも合法的に対応でき、完璧な画のために機材や音楽、キャスティングやスタイリスト、メイクまで全てのプロを必要に応じて集められる。映画までも対応できる規模。(実際にCMの現場に映画チームが来ていることがありますよね)

日々我々が目にする自動車の映像。それはSNSが定着したことにより、それまで主流だったCMや映画よりも、個人制作の作品の方が多くなってきました。昔は自動車の映像はCMか映画でしか見れなかったことが逆転しました。機材が安くなったことも重要な背景です。

たぶん自動車専門のスチールカメラマンも映像業界の本は読まない。独学のビデオクリエーターも読む人はすくない。とするならば、映像業界の本へ掲載されたことが、新しい業界の方々との重要な接点になると思っています。

ステップを重ねて扉をひらいて行く先にあるもの。

そんなことで、今回の取材はいろいろなことを感じたり、得たりする経験となっています。ここから繋がる何かから更に得る経験もあると思います。

今まで出会えたなった人たちとの交流は、様々な視点、様々な価値観が入り交じるので、とても大切にしていきたいと思っています。

まずは、我々だけでは届けられなかった人たちに、ひとりでも情報を伝えられたら、それは素敵なことであり。その可能性をひとつ広げてくれる体験のご報告でした。

出来るだけ多くの方々に応援してもらえると嬉しいです。
International Auto Film Festa (Official Site)

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