今日の朝ごはんは黒い夢。
朝ごはん食べない派だ。
良くないことはわかっているし、食べないことによって世界が平和になるとか、そういう願掛けでもない。
気持ち悪くて食べれないのだ。
朝ごはんがプレデターに見えるのだ。
朝ごはんの代わりに、僕は音楽を掻き込む。
出勤中の緩やかなひと時。
紅茶でも飲んでいるかのように心が和やかになる。
今日の気分は『黒夢』だ。
全然和やかではなかった。
黒夢は清春さんと人時さんの2人組のバンド。
主に90年代を震撼させてきた時限爆弾だ。
いつ爆発してもおかしくない。
あの優しいのだけれど、世の中が退屈でその鬱憤を吐き出して、たまにもがくよ、といったあの感じ。
守りなんかいらないぜ!とでも言うかのように攻撃的な音楽。
詩的なんだけれど、何か訴えかけているような、皮肉っているような、そう深読みせずにはいられない歌詞。
僕はその全てを夢中で掻き込んだ。
今日の朝ごはんは重くて、胃がもたれないか心配だったが、不思議とさっぱりとしている。
後味の良いベトナム料理のような朝ごはんだった。
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