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人見知りが世界を崩壊させたのなら。

人見知りをよくする。
呼吸と同じぐらいの頻度でしてしまう。
と言うことは、人見知りの半分は二酸化炭素とか酸素なのかも知れない。 

面接で「特技はなんですか?」と聞かれたならば、「人見知りです!」と声高らかに言えるし、「1日に5回はします」といらない追加事項もつけてしまうだろう。

なので中々友達も出来にくい。

初対面から1年ぐらいしないと打ち解けられないし、打ち解けたとしても3日会わなければ友好度が0に戻り、1年前にタイムスリップしてしまう。

けれど、僕は戻りたいわけではない。
過去は振り返らない。
今を生きていたいのだ。

もしもの話だ。
人見知り世界大会があれば、僕は優勝をし、一世を風靡することだろう。

祝賀パレードが開かれ、テレビ出演。
コメンテーターからバラエティまで、人見知りを生かし大ブレイク。
ファンクラブも発足され、流行語大賞も受賞。
世間では人見知りが流行し、若者たちはみんな人見知りぶるのだ。

しかし、陽キャ迫害事件が起きて、社会問題に発展。
この責任をどう取るのか、と僕のSNSは炎上。
人見知りは国会で論争にまでなり、ついに人見知り禁止令が制定されてしまう。

そ、そんなの嫌だ!
世界大会になんて、絶対に出るものか!

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