見出し画像

対応するチカラがつく

 僕が子ども達とサッカーをする場所は、綺麗に芝が管理されているサッカー場や人工芝グラウンドだけではなくて、小学校の土のグラウンド、多目的公園の雑草が生えている広場、体育館のフロアーの上、砂浜などいろいろな場所を使わせていただいています。

「必ずココでやります!」と決まっていません。

 なので、僕が関わっている子ども達は、芝生のグラウンドや砂浜でやる時もあったり、雑草の広場でやったりと色々な環境が変わってもサッカーを娯しんでくれています。

 子ども達はサッカーをするのが楽しみなので、場所の状態なんて関係なく、どんな場所でもその環境で挑戦をしてくれます。

 子ども達が楽しんでくれる事は嬉しいので、大人がついつい見落としがちなのが、その場、その環境で「どんな事を体験してもらいたいのか?」という事です。

 例えば、管理された天然芝グラウンドや人工芝グラウンドでは、イレギュラーが少ないのでパスを巧く繋いでゴールを目指す事やスライディングしても痛くないので、ボールを奪いにいく時にスライディングを挑戦させる事ができますし、雑草の広場では、イレギュラーが多くなるので、コントロールする瞬間であったりキックする瞬間はボールをしっかりと観る事を意識させる事ができます。

 このように大人が目論みを持つ事で、どんな環境も子ども達の成長にとって、とても大切な場所になって、イレギュラーな事に対しての対応なども柔軟性を持ってスムーズに対応することができるようになってきます。

 子ども達にとっての良い環境とは、施設などが整った場所だけではなくて、いろいろな挑戦や体験ができる場所です。
僕たち大人は、そこを大切にしたいですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?