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「プレーヤーズファースト」について

 みなさんは「プレーヤーズファースト」という言葉を聞いた事がありますでしょうか?

 プレイヤーズファーストとは、指導者や保護者など周囲の大人が選手にとって何が一番良いか考え、導いていったりサポートをしていく事です。

 大切なのは、指導者や保護者など周囲の大人が、大人の意見を押し付けるのではなくて、選手が自ら考えて勝利に向かって挑戦し成長をしていける環境を作り、目先の勝利にこだわるのではなく選手の将来を見据えてサポートしていく事なのです。

 しかし、選手が「勝ちたい」「巧くなりたい」と言っているからという理由で、選手がプレーを娯しむ事や選手同士、指導者とのコミュニケーション、判断する機会を奪っている場面が多くみられます。

 試合で負けた選手達に指導者や保護者が「負けて悔しくないのか?」「なぜ泣かない」などと強制したり「そこはパスしろ」とか「右にいけ」「左にいけ」「走れ」「歩くな」などの指示で動かす指導者や保護者は、まだ多くいます。

 プレーヤーズファーストの中で指導者や保護者などの大人にやって欲しい行動は、先にお話したように選手が自ら考えて勝利に向かって挑戦し成長をしていける環境を作り、目先の勝利にこだわるのではなく選手の将来を見据えてサポートしていく事なので、選手が失敗した後のフォーローであり、頑張りたいという気持ちのサポートで、例えば「これは失敗する」と判っていてもあえて失敗経験を見守って、失敗をした後にどうやって改善するかのヒントを伝えてあげたりする事なのです。

 大人の「勝たせたい!」という気持ちよりも選手の「勝ちたい」気持ちを全面に出せるようにする事なのです。

 「プレーヤーズファースト」と言う言葉が先に走り過ぎていて、本質が見えなくなっているような気がしたので、自分自身の再確認を含めて書いています。


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