【富山県高岡市 藤子・F・不二雄先生 聖地めぐり②】2024/9/22
こんにちは。バナナ星です。
前回の記事に引き続き、富山県高岡市のF先生関連地めぐりレポです。
今回は2日目。
1日目には断念した藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーに再チャレンジしました。果たして無事に入れるのか――?
そして、思わぬ人物との邂逅があり――?!
それでは2日目、スタートです。
ドラえもんトラム
ドラえもんトラムとは、高岡駅万葉線を走るトラムのうち特別塗装された斜体である。
青い斜体にドラえもんキャラクターのイラストが描かれている。
ドアはどこでもドアをモチーフとしており、乗車する人をワクワクさせてくれる。
車内にはキャラクターやひみつ道具のイラストが描かれていたり、ぬいぐるみが置かれていたりと、どこを見てもドラえもんワールドを堪能できる。
1日に約8往復しかしていないので、事前に時刻表を確認しておくべし。
高岡市に来たら何としても乗ってほしい。
高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
前日はチケットを忘れるという痛恨のミスで入れなかったが、この日はすんなり入れた。
ただ、10時頃に訪れた割には来客が多く、人気ぶりが伺えた。
館内は基本的に撮影禁止なので写真はない。
通常展示では、F先生の生い立ちを知ることができる。
幼い時から亡くなるまで漫画に打ち込んできた熱意、作品を読者に届ける喜びに感銘を受けた。
現在は、F先生の生誕90周年記念の原画展「SF(すこしふしぎ)のエッセンス」第3期も開催されている。
一切手抜きのない綺麗な原画は見飽きることがない。
この原画展は11/27まで開催予定なので、終わってしまう前に訪れてほしい。
また、館内ではオリジナルショートムービーを鑑賞できる。
上映作品は、登戸にある藤子・F・不二雄ミュージアムのものと同じである。
現在は『ドラえもん&Fキャラオールスターズ すこしふしぎ超特急(エクスプレス)』が上映されている。
この作品を観るのは3回目だが、何度観てもFキャラのかわいさ、作画の綺麗さに魅了される。そして、オチが好き。
展示室を出ると、ドラえもんのオブジェ、銅像、グッズショップ、F作品の漫画を自由に読めるライブラリーがある。各々好きな過ごし方を楽しめる。
ふるさとギャラリーの詳細はこちら。
充実したギャラリーだったが、
個人的には、「できたらいいな」なことが2つある。
① グッズショップを拡充してほしい。
Fミュと比べて小規模で取り扱い商品数が少ない。
敷地面積の問題もあるので、ふるさとギャラリー限定グッズの割合を増やしてほしい。
② ギャラリーカフェを作ってほしい。
Fミュのカフェのように、Fキャラクターの飲食物を出すカフェがあると嬉しい。
こちらも敷地面積の問題があるため、同一施設内ではなく少し離れた場所にカフェを増設できないだろうか。
定塚ギャラリー(ツアー)
定塚ギャラリーは、高岡駅から徒歩10分ほどの所にある。
ここは、F先生の生家跡地に建てられた家である。それをF先生ファンらが買い取り、ギャラリー化している。
家の前にはドラえもんの石像やグッズが置かれていた。
ただ、基本的に開館日は毎月第1日曜日らしく、この日は閉館していた。
入れないことはわかっていたので、玄関を拝んで帰ろうとした、その時。
通りがかった地元のおばあさんが、館長の石黒さんを呼びに行ってくれた。
5分ほどすると石黒さんがいらっしゃって、特別にギャラリーや地元周辺を案内してくれることに!!!運命的!!!
ということで、突然の定塚ギャラリーツアーがスタートした。
定塚ギャラリー
ギャラリーの中には、ドラえもんをはじめとするF作品グッズが所狭しと陳列していた。
市販のグッズだけでなく、F先生のご家族やご友人から寄付されたお宝写真なども飾ってあった。
写真は撮っていないが、世に出ていない貴重なイラストなどを沢山見せていただいた。とても貴重な体験だった。
また、2階の一角にはF先生の幼少期の部屋を再現した場所があった。家具は現物ではないが、似た物を買い揃えたという。
館長自ら、このギャラリーの立ち上げ経緯などを細かく教えてくださった。外国の子どもたちにもドラえもん好きが沢山いて、不思議と言語を超えたコミュニケーションが取れるという。
時代を超え、国境を超えて繋がるF先生ファンに感動した。
神成さん家のモデル
定塚ギャラリー見学後、周辺の聖地めぐりに向かった。
石黒さんに連れられ、地元民しか知らないであろう貴重エピソードとともに各地を回った。
まず、ギャラリーの近くにある家。ドラえもんの世界のメインキャラと言っても過言ではない「神成さん」宅のモデルとなった家だという(真偽は定かではない)。
個人情報の問題があるので、写真掲載は控えておく。
石黒さんの幼少期に、近所の子どもたちがこの家に野球ボールを飛ばして怒られていたそう。
まさか本当にボールを飛ばして怒られていたとは。時代だなあ…。
ジャイアン家のモデル
少し歩くと、とある空き家の前に到着。
この家は、ジャイアン宅のモデルとなったという。
なお、元住民は特に○○商店を営んでいたわけではないらしい。
F先生が通っていた銭湯
ジャイアン家からほどなくして、銭湯「和倉屋」が見えてくる。
ここは、F先生がよく利用していたという。
煙突が特徴的な昔ながらの銭湯である。
もしかすると、コミックスの中に登場する銭湯は和倉屋がモデルなのかもしれない。
旧定塚小学校
ツアーの最後は近所の小学校である。今は「高陵小学校」と名前を変えているが、昔は「定塚小学校」という校名だった。
そう、F先生がA先生と出会った小学校である。
校内にはF先生関連の展示室があるという。
この日は入れなかったが、事前に予約すれば入らせてもらえるらしいので、再チャレンジしたい。
高岡市立図書館
石黒さんと別れ、高岡駅方面に戻り、図書館に向かった。
ドラえもんの散歩道の奥にある「ウイング・ウイング高岡内」という施設の2・3階に立地している。
図書館内にあるF先生コーナーも見所だが、一番の目的は図書カードを作ること。
本当に県外の人でも作成してもらえるのか?と疑問を抱きつつカウンターに行くと、快く受け付けてもらえた。
完成したカードにはドラえもんとミニドラ×3が描かれており、かわいい。かわいくてたまらない。ミニドラ好きからすると大歓喜。感謝の舞。
身分証明書があれば作成可能なので、時間があれば行ってみるとよい。
おわりに
以上、2日間にわたる高岡市めぐりでした。
この地にあるF先生関連スポットは全て回り切りました。満足です。
ドラえもんポストがお引越し中だったり、雨の影響で日時計が機能していなかったり、ショウワノートの工場見学ができなかったり、旧定塚小学校に入れなかったりと、思い残しがあるのも事実です。
しかし、それ以上に地元の方々との出会い、そして彼らのお話を聞けたのは貴重な経験でした。今回の旅だからこその思い出になりました。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。
高岡市において、F先生は重要人物でありつつ日常に欠かせない存在でもあると感じました。私もこんな街に住みたいです。
F先生の作品は地元の人に愛され、日本に残る作品を輩出し、世界に進出し続けています。
今後もより多くの人の心に深く刻まれるよう、私も情報発信していきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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おまけ
道中で見かけたドラえもんたち。
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