見出し画像

760日後に論文提出する久保田

文献
高濱裕子「保育者としての成長プロセス -幼児との関係を視点とした長期的・短期的発達-」、2001、風間書房


範囲
第2章P61-85、第6章、あとがき


今日の学び

  • 保育者は経験とともに内省が可能になっていく。

  • 初心者と経験者の決定的な違いは、見ているところと見方の違いにある。

  • 変化のきっかけ➀担任した幼児の年齢や担任のしかた11人、②先輩や同僚の保育者・研究仲間の助言9人、③指導の難しい幼児の担任の経験8人、④転勤3人、⑤指導に関する危機的できごと2人、⑥経験の蓄積自体2人、⑦その他4人、、、保育者の変化のきっかけは、初心者では〈担任した幼児の年齢や担任のしかた〉と〈先輩や同僚保育者・研究仲間のアドバイス〉が多かった。

  • 保育者が保育者として習熟していくプロセスでは、経験の積み重ねによる影響が大きいようだ。、、、知識の量が一定の量になるには、5年前後の経験が必要になる。5-10年群と11年以上群の知識量には、ほとんど差がない。、、、しかし、学生でも初心者でも乳幼児と接する機会が多ければ、相応の知識をもっている可能性があろう。、、、知識量の増加は熟達化のプロセスにおける必要条件であり、、、さらに重要ことは豊富な知識が構造化されることである、これが十分条件と考えられる。、、、知識の構造化は、経験の蓄積だけでは進行しない。➀多面的に考慮する、②対応策を選び出す、③ダイナミックな機構を想定する。

  • 何を意味ある経験として重みづけるかは個人の特異的なことを示唆するものだろう。、、、したがって、ある時期における保育者の関心や問題意識によって、多様な経験が意味をもつ可能性がでてくる。

  • 保育者自身の気づきが認知的枠組みを変容させる推進力になる、、、。反省的実践家。

  • さらに良い保育士になりたい。結局は自分の“人間性”との戦いのような気がする。

  • あとがき


今日の気づき

  • あとがきより、、、保育実践者であった筆者が、➀苦労して博士論文を書き上げたこと、②研究でのフィールドワークやインタビューを通して、自分にはない保育者の視点の得ることが出来、思考の幅が広がった。これはフィールドワークや研修・サードプレイス等の重要性にも繋がり、自分の旅の有効性も感じられた。

次回
明後日12月4日10時から60分。
範囲は、➀野屋敷結・川田学「保育者としての成長とキャリア形成:「保育者を続けている理由」からの考察」2019、北海道大学大学院教育学研究院紀要 第134号、2.3

#勉強する久保田
#怠けやすいのでライブ配信します
#一緒に学びましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?