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シンピスパイラル

猫におにぎりを食べられた修平です。

最近何かと忙しく、タスクに追われ、ふとボーっとしてたら夜食用のおにぎりを愛猫ネネに食べられていた。とほほ。

さぁ、4月から大学院に通い始め、新生活がスタートしています。思いのほかタスクが多く、せわしなく、ここのところタスクをこなすだけであっという間に時間が過ぎていきます(しかし、会いたい人には会って語って笑って、充実とはこのことでしょうか)(一方、生活リズムが変わり、ヨガの練習があまり出来ていないので、自分の弱さも感じているところです)(しかし、知的欲求は爆発し、電車通学1時間15分は読書であっという間にすぎていきます)(ほんと普段から電車通勤等の人、特に満員電車の方には頭が下がります。僕には出来ないなぁ。移動ってほんと疲れますもん。日本の経済を支えてくれてありがとうございます)

さてさて、今日の授業は「保育者特論@高嶋景子先生」でした。研究テーマが「保育者の熟達化」の僕には魅力しかない授業で、楽しみでしょうがありません。そして今日の内容は「「子ども人間」という思想と実践」(生田久美子/安村清美)(リンクは末尾)の第1章「子どもを「人間として見る」」(佐伯胖)でした。

ざっくり内容を書くと
・子どもは教える存在?実験の対象?
・行動主義と認知心理学
・子どもの思考停止
・「〇〇力」っていうけれど...(思考力・判断力・表現力など)
・一/二/三人称的かかわり
・共感と同感の違い
・学びのドーナッツ論

ここで特に気になったのが
➀安易に使っている「共感」という言葉
②あ、俺って「生きる力が大事」ってよく言うな~
③信じることと批判すること(シンピスパイラル)

➀については、保育でよく「共感」は大事っていうけれど、僕が使っている言葉は意外と「同感」かもしれないってこと。ここでは「共感と同感」は違うって説かれています。微妙な違いだけど、違くて、共感は良いけど、同感は危険を含んでいる。共感は二人称的かかわりであり、同感は一人称的かかわりである(ここ、とっても大事。でも言葉にするのすんごく難しいです...ぴえん)僕の言動は、頭では共感だと思っていても、実は同感かも知れない。だから、もっと意識して、そして言葉と行動を整理し、自分なりに定義する必要性を強く感じました。そしたら、きっと今の保育もより面白くなると思いました。

②は、『あ、俺って「生きる力が大事」ってよく言うな~』てこと。僕が書籍の帯にも書いている言葉「子どもに“自分で自分の人生を作るチカラ”を付けてほしい」という想い。この「〇〇力」って「実はどうなの、それ?」って、ここに書かれています。つまり、「力を付ける」ということは、「ないから身に付けさせる」ということであり「教え育てる」ということと同等であるのように言っており、しかし、人間には「適切な状況が与えられたときに、その場にふさわしい適切な行為が発揮される/できる」と述べられています。だから「安易に「〇〇力」っているのどうなの?」ってことを読み取り、よく使う言葉でもあるので、ゾクっとしました。

そして、最後の③です。これ、僕的にとっても重要かな。大学院生活で身に付けたいことベスト3に入るかな(習字で書いて、壁に飾りたいくらい)。何かというと、批判的思考を持とうということ。大学院に入学してまだ間もないですが、多くの授業で「批判的思考を身に付けましょう」って先生が言われています。「ごもっとも」と思うし、結構いろんなことを素直に感心して鵜呑みにしまう僕には「うんうん、身に付ける必要があるな」と思うことの1つです。つまり、何事も信じすぎず批判的に物事を捉えようということ(批判と否定は違うってことも大事)。思考停止せず、疑うことで新たな側面が見え、問い、検証し、再構築するのである的な。とっても共鳴するし、そうありたいと思う。これは他者に対してもだし、自分の考えや行動にもそうである。例えば、僕は「保育の専門性が高まることで、社会をより良くなる」と信じていますが、「ほんとうにそうか?」って改めて疑う、壊し、再検証することが 大切であるということ。破壊と創成的な(ヨガでいうとシヴァ神かな笑)だから、これからの3年間で批判的思考を身に付けたい思います。

しかーし、一方、こんな思いもあります。それこそ批判的です。なにかというと、そうは言っても「信じることは重要だ」ということです。つまり、疑うことも大事だけど、自分の直感を信じて「なんか分からないけど、信じたい」って気持ちも重要だと思います。特に論理や因果関係を大切にしていく研究で、「学術的に」「先行研究では」などと論理性が求められる世界ですが、一方で野性的に直感を信じていくことも大切にしたいです。特に頭で考えがちな僕に取ってhここを押さえておくことは必須な気がしています。ほんと感覚的なことですが、この気持ちを忘れずに、かつ批判的思考も身に付け、その往還関係を保ちながら向上・深めていけたらと思っています。要は「信じて批判する志向(シンポスパイラル)」を大事にしていきます(なんかこの言葉、好きーーー!)

これからの3年間、なかなかハードに思えますが、楽しみながら歩んでいきます。ここnoteで細々と綴っていきますので、良かったらコメントください。モチベーションにさせていただきます。

よろよろ~!
ではでは~!



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