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2023年2月に聴いたフィンランド音楽

2023年2月に聴いたフィンランド音楽をまとめています。各作品へのコメントは書いていませんが、Twitterで言及した作品については該当ツイートを掲載しています。また、当月の振り返りと、ちょっとした日記のようなメモも載せています(フィンランドや音楽とは関係ないことも書いています。その方が後で読み返したとき面白そうなので)。

私がどのようなフィンランド音楽を聴いているのかは、こちらの序文に詳細を記載しています。

音楽家:Tekramütisch
作品名:Mucho Grande Loco Rock Ü Roll
ジャンル:オルタナティヴ・ロック
発売年月日:2023年1月26日
レーベル:Tekramütisch Suomi
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音楽家:Laura Moisio
作品名:Vieras maa
ジャンル:インディー・フォーク
発売年月日:2023年2月3日
レーベル:Texicallii Records Oy
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フィンランドのシンガーソングライター、Laura Moisioの新譜『Vieras maa』すごく良い。アコギとストリングスの美しい調和を魅せる一面、GRAPEVINEのようなオルタナティブ・フォークの一面…聴けば聴くほど沁みます。Clairo『Sling』に胸を打たれた方はきっと好きになるはず。
2月6日のツイートより


音楽家:Heinonen & Aikamme mieskuvat
作品名:Aikamiehen elämästä
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年2月3日
レーベル:Eclipse Music
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音楽家:Jutta Annala
作品名:Pidäteltyjen kyynelten valtameri
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年2月3日
レーベル:Hunch & Boogie
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音楽家:Joska Josafat
作品名:Valkeat kaupungit
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年1月20日
レーベル:JosaFat Musiikki
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フィンランドのシンガーソングライター、Joska Josafatの『Valkeat kaupungit』を聴いていたら、昔…土曜日の昼間、ひばりが丘のPARCOにある雑貨屋で物色していたときのささやかながらも幸せだった時間を思い出した。つまり本作は、自分にとって特別なアルバムなんだと思う。
2月19日のツイートより


音楽家:Vesala
作品名:Näkemiin, melankolia
ジャンル:エレクトロ・ポップ
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Warner Music Finland & Etenee Records
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音楽家:Ismo Alanko
作品名:Me olemme ihme
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Fullsteam Records
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音楽家:Monna Kamu, Eero Ojanen, & Pentti Saaritsa
作品名:Mutta minulla ei olisi rakkautta...
ジャンル:ボーカル・ジャズ
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Texicalli Records Oy
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音楽家:Teini-Pää
作品名:Sata syytä aloittaa
ジャンル:インディー・ポップ
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Soit Se Silti
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音楽家:Nyrkkitappelu
作品名:Ongelmanuorten sävellahja
ジャンル:ポップ・パンク
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Blast Of Silence Records
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音楽家:Aili Ikonen
作品名:Helposti palavaa
ジャンル:ボーカル・ジャズ
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Laulan Music
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音楽家:Malla
作品名:Fresko
ジャンル:ダンス・ポップ
発売年月日:2023年2月10日
レーベル:Solina Records
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フィンランドの歌手、Mallaの新譜『Fresko』好きです。宇多田ヒカル『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』の路線でアルバム1枚作ったかのような体温低めのダンス・トラックが聴いててとにかく居心地良い。Björk『Debut』のハウス寄りな音が好きな方にもお薦め。
2月12日のツイートより


音楽家:Aino & Hajonneet
作品名:Kuluneita kaikuja
ジャンル:パンク・ロック
発売年月日:2023年2月17日
レーベル:Svart Records
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音楽家:Menetetty Maa
作品名:Kuudes Joukkosukupuutto
ジャンル:ハードコア・パンク
発売年月日:2023年2月16日
レーベル:自主
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音楽家:HYLJÄTYT
作品名:Kaaoksen kylmä syli
ジャンル:ハードコア・パンク
発売年月日:2023年2月17日
レーベル:Hyljätyt Music
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音楽家:Azaghal
作品名:Alttarimme on Luista Tehty
ジャンル:ブラックメタル
発売年月日:2023年2月24日
レーベル:Immortal Frost Productions
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音楽家:KAUAN
作品名:ATM Revised
ジャンル:ポスト・ロック
発売年月日:2023年2月24日
レーベル:Artoffact Records
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音楽家:Teksti-TV 666
作品名:Vapauden tasavalta
ジャンル:ロック
発売年月日:2023年2月24日
レーベル:Svart Records
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音楽家:Juha Tapio
作品名:Elävien maassa
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年2月24日
レーベル:Kaiku Recordings
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音楽家:Elsi Sloan
作品名:Pakko muuttua
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年2月24日
レーベル:Elbae Records
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音楽家:Pegasos
作品名:Ei mikään ole niin kuin eilen
ジャンル:ポップ
発売年月日:2023年2月17日
レーベル:KHY Suomen Musiikki
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音楽家:KEHO & MIELI
作品名:Magnetismi
ジャンル:サイケデリック・ノイズ・ロック
発売年月日:2023年2月15日
レーベル:自主
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振り返り

2月はどちらかというとポップスまわりの作品がとても充実していたように思う。特に繰り返し聴いたのはLaura Moisio、Joska Josafat、Malla、Elsi Sloan、Pegasos。どれも聴きやすさ、風通しのよさ、そしてほんの少しの分かりづらさを交えていて、今後聴き続けてることで自分にとっての「珠玉の一枚」となり得るであろう作品だ。私は気に入った作品の感想はなるべくTwitterで発信するようにしているが、今月は興味深い作品が次から次へと発売されたため、全然発信し切れていない(感想を書けるほど魅力を言語化し切れていない)。いずれまとめて感想を綴っていきたいところだ。ちなみにメタルやハードコアも先月よりは少ないもののカッコイイ作品がいくつか発売されている。ジャケットを見て気になる作品があれば是非聴いてみていただけると嬉しいです。

日記っぽいメモ

・LOUD PARKにKREATOR出演決定。これは嬉しい追加。LOUD PARK、ものすごい豪華なラインナップなのでとても楽しみ。
MOKOMAとSTAM1NAの来日公演のチケットを入手。ライブまでにそれぞれの作品を聴きまくらねば
・上記来日公演主催の大久保のロックバー「Rock Inn DICE」は、どうやらフィンランドの音楽家たちが集う聖地らしい。そんなとんでもない場所が日本にあったとは。どのようなコネクションを育んでいるのかとても気になるところ。是非行ってみたい。
・ケンドリック・ラマーをキッカケに、久しぶりにラップを少しだけ聴く。フィンランドはGettomasaやJulma Henriあたりのラッパーがとてもカッコイイ。ラップ、良いな。そしてケンドリックのライブ、観てみたいな。サマソニ行くか。
・MOKOMAの1st・2ndとSTAM1NAの1stを購入。いずれもサブスクで配信されていない
・CMXの3rdアルバム『Aurinko』のピクチャーレーベル盤を購入。これで我が家にある『Aurinko』はLP・CD計3枚。CDのオリジナル盤とカセットテープが揃えばめでたくコンプリート。いつになることやら。
・超今更なんだけど、この記事を読んで音量や聴取時間は相当気をつけないとダメだと思った。イヤホンやヘッドホンで音楽を聴き始めて早15年以上。かなりの爆音で聴いてきたので潜在的にダメージを受けている可能性は高いけど、今のところ聴覚の違和感や耳鳴りなどは特にないので、今から気をつければまだ間に合うだろう…間に合って欲しい。音楽、特にメタルなんかは爆音で聴いてなんぼだからついつい大きい音量で聴きがちだけど、耳が聞こえなくなったら終しまいだからね。音量は「ちょっと小さいか?」くらいを意識して、アルバム1枚聴き終わったら15分以上の休憩をとるよう心がけよう。
・『コンパートメント No.6』を観た。寝台列車で旅するのに憧れてしまう。ロシアの冷ややかだけどどこか居心地の良さもある絶妙な空気感が自分は好きなんだなあ。主演のセイディ・ハーラがとっても魅力的でした。
・CDやらDVDやら音楽本やらを大量に売った。その数、合計180点以上。もう基本的にCDは買わず、なるべくレコードを買おうと思ってる。今我が家にあるCDは友達のバンドと、フィンランドの音楽家の作品だけになった。
・久しぶりにCMXが聴きたくなって、『Aion』などを聴いている。なんて素晴らしいバンドでしょう。やはり自分にとってあまりにも特別な存在だ。なぜ日本では全作品サブスク解禁されないのか。非常に残念。
・新譜を聴くのとライブ観に行くバンドの予習に追われて、50年代のフィンランド音楽全然聴けてない。みんなどうやって旧譜聴く時間を捻出しているんだろう…。
・BONEHUNTER来日公演を観た。対バンのDÖRAID含め素晴らしいライブだった。メタルやハードコア・パンクのような荒々しい音楽はできるだけ狭いライブハウスであり得んほどの爆音で堪能するのが一番楽しい、と改めて思った。
・「TUSKA」「Provinssi」「Flow Festival」など、フィンランドのフェスのラインナップが続々と発表されているわけだが、どれも豪華すぎる。こんな夢のようなフェスに気軽に行けてしまうなんて、現地の方々は羨ましい。行きてえ。

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