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そこに愛はあるんか


消費者金融アイフルのCMで流れるキャッチコピー
そこに愛はあるんか

消費者金融は、一般の個人に対して融資をする会社のことだ。

お金を借りる事情は様々であるが、借りたら返すというルールのもと成り立っている生業である。

愛がいちばん。アイフル。


最近、お付き合いしていた人と別れた私は、人間同士が「お付き合い」という形を継続する際に大事なポイントとして、「意志があるかどうか」だと気づいた。

相手は「変わることもあるし変わらないこともある」が口癖の人だった。

確かにその通りなのだが、それは外から影響を受けたモノに適応する考えなのではないか?

ことお付き合いに関しては私にはなんだかその言葉がとても受動的な言葉に思えて、そこに意志はあるの?とよく聞いていた。

相手は、「この関係性を続ける可否は聞いておらず意思を聞きたい」とお付き合いの最初に言っていた。

付き合っていくうちに、熱が冷めていたのはお互いがそれなりに気づいていたと思う。

だからこそ、私は相手の意志を問うこともなくなり意思の確認をしたいとさえ思わなくなった。

徐々に相手に無関心になり、関係性を続ける為の意志の輪郭も徐々に薄れていった。

だとすると、付き合うことに必要なのは、相手に向き合うよ〜だったり貴方に興味ありますよ〜だったり、これこれこう思うからこうしてくれたらこう思うよ〜等、自己開示をしあうことではないか。

自己開示には意志を伴う。

目の前の相手に自己開示をしたい、相手に興味を持つ、至極シンプルなことを大事だと思えなくなった日から愛は薄れていく。

愛は、与え、与えられるものなのだ。


そこに愛はあるんか。

消費者金融のCMキャッチコピーであるが、それはなにを問うのか。

また私たちの実生活において、「そこ」とはどこを指すのだろうか。

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