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[全て勝利へ] SUPER CUP SEMI FINAL vs レアル・マドリード DERBY in RIYAD

最高の試合だった

前回のデルビはリーグの第6節。
結果は3-1の快勝でした。

一応前節はバレンシアに0-3の大敗をしていたもののこの時はリーグ優勝も夢ではないと思わせる1試合でした。

しかし、その他の上位陣に対しての取りこぼしが多く現在の結果としては例年より難しいシーズンとなっています。
とりあえず今回はリーグ戦ではないのでリーグの総括については一旦置いておきましょう。

いきなり山場

そして、コパデルレイのラウンド16の抽選会がありましたね。
結果はご存じの通り、相手はレアル・マドリード。
タイトルへの山場を早くもラウンド16で迎えることになりました。

また、これにより日程が凄いことに。

デルビ祭り

なんと1ヶ月で3回のデルビが確定。

しかし、どれも負けられません。
タイトルという意味でも勿論ですが、なんといってもデルビなのでね。

かっこよい


理想は全て勝利。
とにかくまずはこのスーペルコパでのデルビ勝利へ!

予想スタメン

まず、予想スタメン。

最近の主力組ではヴィツェルが休養目当てのベンチでしょうか。
代わりに右CBにはサヴィッチ。
前回のデルビでのプレーは無難に良かったのでこのようなパフォーマンスに期待ですね。

前回のデルビ(アトレティコ)

前回のデルビのメンバーから見ても、変化はサウールがデパウルに代わったということのみ。

このときのサウールは積極的な攻撃参加で2アシストするなど好調だったものの、現在では攻撃の勢いを止めるプレーが多く見られます。

逆にデパウルは1人で打開もできたり攻撃のオプションが多いため、攻撃の活性化や組み立てにおいて欠かせないということを考えれば、前回のデルビと同様に結果が期待できるかもしれません。

ただ、シメオネがモリーナとサウールの起用で迷っているとの情報もありました。
仮にサウールが入る場合は、ジョレンテが右SBに入りデパウル・コケ・サウールの中盤3枚になるでしょう。

前回のデルビ(マドリー)

一方マドリーは、このときは怪我人が多く主力を失った状態で挑んでいました。

しかし、今回はこの主力も復帰していてスタメンに名を連ねる選手も多いでしょう。
左SBメンディや右SBカルバハル、そしてFWにはヴィニシウスなど攻守においてアトレティコにとっては前回ほど上手く試合を進められないとも予想できます。

では、試合を振り返っていきます。

本日のスタメン。

スタメンはこんな感じ。

シメオネが悩んでいた2人に関してはサウールの方を採用。
よってジョレンテは右SBでスタート。
おそらくヴィニシウスなどスピード面を考慮した上でジョレンテをサイドに当てたのかなと思います。
まあそこに関してはモリーナもそこまで問題はないと思いますが、理由はともあれシメオネの決断を信じます。

入場の時カピタン泣いてた?


では前半kickoff。

まず、解説がヴィニシウスのマッチアップに関してサヴィッチをポイントに挙げていて、「早い時間帯にイエローを貰わないことが大事ですね」とイエローを貰う前提で話していたのはちょっと面白かったです。まあ事実ですけどね。

開始7分、アトレティコ先制点。
直前のリーノのミドルシュートはケパがセーブ。これで得たコーナーキックのキッカーはグリーズマン。
このクロスにファーサイドでフリーで合わせたエルモソがゴール。
前回と同様に早い時間帯でリード。

しかし前半20分、アトレティコ失点。
今度はマドリーのコーナーキックからリュディガーがドンピシャヘッドで同点。
ゾーンディフェンスにで守るもののヒメネスとエルモソが被る形となり、その浮いた部分にリュディガーが入ってきました。
これがゾーンディフェンスのリスキーな部分ではありますね。
流れがアトレティコペースだっただけにも痛い失点です。

前半30分、マドリー逆転。
ベリンガムがサイドのカルバハルに展開するとグラウンダーのクロスに逆から入ってきた左SBのメンディがコースをずらしてゴール。
綺麗に崩されてしまいました。
だとしてもメンディがあんなことできるのも予想外でした。

何よりこのアトレティコの完全アウェーのような雰囲気にもマドリーは後押しされているのでしょうか。

前半37分、アトレティコ同点。
デパウルから中央で受けたグリーズマンが1人で相手2人、3人あたりを打開して右足ミドル。
これが素晴らしいコースへつい込まれゴール。
スーペルゴラッソでしたし、最近のグリーズマンの右足シュートから見ても素晴らしいシュートでした。

記録更新!

そして、グリーズマンはクラブ記録更新となる174ゴール目。
アトレティコの誇りです、あなたのいるチームを応援できて光栄です、おめでとう!

前半43分、マドリーに決定機。
ペナルティエリア内で浮き球を受けたホドリゴが相手のこぼれにより完全にフリーになりシュート。
オブラクも重心がずらされていたものの、残していた足で見事なパラドン。
常識的に考えて意味のわからないセービング。
今日も神はアトレティコを救います。

悪くない前半


前半終了、2-2。

マドリーとして怖いのはバルベルデ、ホドリゴ、カルバハルあたりでしょうか。
カルバハル、バルベルデの右サイドは厄介なこともあり、エルモソがいつもより攻撃参加できていない印象を受けましたし、リーノも攻守において手を焼いていた気がしました。

スピードがある選手も多いので、そういった意味ではヴィツェルではなくガツガツ系であるサヴィッチの起用は間違っていなかったとも思えます。
遅れをとって早めの時間帯にイエローを貰うパターンは困りますが、前半にそれがなかったのはポジティブでしょう。

コケ、デパウル、グリーズマンあたりで相手中盤を支配できているという部分も実際に2点目に繋がりました。

チームの攻守において最近からすれば悪くないという印象でした。

スーパーマリオ

では後半kickoff。

後半9分、アトレティコに決定機。
カウンターでモラタから左サイドで受けたリーノが持ち込んで左足でシュートするも惜しくも枠外。
持ち味がようやく出てきたでしょうか。

後半21分、サウールとリーノを下げ、モリーナとロロを投入。
ジョレンテが中盤に上がりモリーナは右SBに入ります。
リーノはカルバハルに全体を通して止められていた印象。
とにかくカルバハルの厄介さを感じたと同時にロロで変化が加わることに期待します。

後半26分、マドリーに決定機。
ペナルティエリアに近い位置でマドリーはフリーキックを得るとヴィニシウスがリスタートでふんわりクロス。
右サイドのカルバハルがフリーで走り込みダイレクト。
しかし、オブラクがまたしてもパラドン。
アトレティコの守備陣は全く反応できていなく、ジローナ戦の3失点目のような気の緩みを感じたと同時にオブラクの偉大さを痛感する瞬間でした。

後半34分、アトレティコ勝ち越し!
左サイドからロロがクロスを上げるとモラタがケパとリュディガーの間で競るような形になります。
すると、このモラタの競りがケパのファンブルを誘い、リュディガーに当たってオウンゴール。
クルトワじゃなければおそらく起こり得なかった得点。
前回もそうですが、ケパだとゴールがデカく見えるんですよね。

後半40分、マドリー再び同点。
ヴィニシウスが左サイドでヒメネスをスピードで振り切りシュート。
これはオブラクがセーブし、その後のこぼれ球をベリンガムがキープしシュートするも今度はライン上でエルモソがブロック。
しかし、そのこぼれ球をカルバハルが確実に決めて3-3の乱打戦に。
過密日程なだけになんととしてでも延長は避けてほしい中アトレティコにとっては痛すぎる失点です。
ここで守りきれないあたりも今季のアトレティコを象徴しています。

後半45分、デパウルの交代でヴィツェル投入。
ヴィツェルはアンカーに入り、コケの位置が一つ上がります。

得のない延長

後半終了、3-3。
延長戦に入ります。
こんな遠方まで来て延長戦をやるのは勿論、マドリーとの延長戦はなんといっても良い思い出がないですよね。
このトラウマのようなものを克服、こういった意味でもここまでやるなら勝ちに行きましょう!

延長前半kickoff。

モラタとの交代でコレア投入。
最近はスタメン時の方が結果を出しているコレア。
そろそろ昨季のようにジョーカーとしての役割も果たすことに期待です。

そして延長前半14分、疲労で倒れ込んでいたコケとの交代でハビ・ガラン投入。
ロロがIHと思いきやそのままガランがIHへ。
ルーゴ戦ではアグレッシブな動きでチームに貢献したガランがアピール成功により出場ですね。
延長戦までのマドリーの選手の疲労度を見てももしかしたらガランのアグレッシブさは効くかもしれませんね。

このまま特に動きもなく前半終了。

そして、後半開始と同時にジョレンテとの交代でアスピリクエタ。
左WBに入り、ロロとヴィツェルとガランという中盤構成になりました。
多分こんな中盤の構成はもう見ないでしょうね。

さすがに延長戦ということもあり両チームともに体力の消耗が激しく、試合としても緩みを見せています。

しかし、延長後半11分アトレティコ失点、3-4。
右サイドのカルバハルがクロスを上げると中で合わせた途中出場ホセルのシュートがサヴィッチに当たりゴール。
またしてもマドリー相手に魔の延長戦に苦しむことになりました。

そして後半延長AT、アトレティコ全員攻撃のカウンターを喰らい、ブラヒムディアスに無人のゴールを決められ万事休す。

勝負弱い...

試合終了、アトレティコ3-5レアル・マドリード

今季リーグ最少失点の相手に2試合連続3得点ということはポジティブに捉えましょう。

しかし、2度のリードを奪ったにも関わらず、失点までがどちらも早いですよね。

特に3失点目は守りきれたとも思います。
オブラクやエルモソはよく守ってくれたと思いますが、その後にカルバハルがフリーでシュートを打てている状況には問題がある気がします。
一瞬の気の緩みが今のアトレティコの良くないところです。
実際に前半43分のオブラクのパラドンシーンでも周りの選手は足を止めてしまっています。
あのシーンはオブラクの手元に収まったから良かったものの、こぼれ球次第では間違いなくオブラクのパラドンを無駄にしていたでしょうね。

そのような緩さがアトレティコの勝負弱さを示していると思います。

あと、カルバハルが延長戦まであの質を保てるのは脱帽です。
いつも高い位置まで上がってくるエルモソが引き気味だったのもこれを象徴していると思います。
MOMも文句なしです。

これでタイトルを一つ失ったわけですが、また次週にもコパデルレイのデルビがやってきます。
ホームアドバンテージや日程的には間違いなくアトレティコが有利なので、それを活かしつついつもトーナメントで苦杯を強いられているマドリーの壁を今度こそ乗り越えてほしいです。

延長戦までお疲れ様です

最後まで読んでいただきありがとうございます。
次週はチャレンジャーとしてリベンジを!

AúpaAtleti🤙

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