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今週の予定(7月3W)

 今日(7/12)から東京都は緊急事態宣言となります。およそ2週後には東京オリンピック開会式、がしかし盛り上がらない大会になりそうで寂しい限り。ところで、海外に目を転じ、気候変動の影響?異常な高温が米国で発生しカルフォルニアには計画停電が予定されるほど(実際は実施していない)
 線状降水帯による水害発生も含め、今週の相場に影響のありそうな材料を列挙します。

 ・米10年債金利の急落
 ・中国リスク
 ・米FRBの政策の行方は?
 ・気候変動(線状降水帯、土石流災害の発生) など

 以上4点、最後に自分の考えを。

経済統計など

 国内は、日銀政策金融決定会合を週後半に。ただ、金融政策で特に注目される内容がないとされます。本会合終了後「展望レポート」が発表。今後の経済見通しに関する変化などは要確認。
 一方海外は、相次いでCPI、PPIが発表。6/16のFOMC以降、市場に金融引き締め(テーパリング)が織り込まれているようですが、急回復する世界及び市場経済に相関するように激しく上下する相場。このような相場は継続すると思われます。要人発言も引き続き注目です。

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決算予定(日本)

 計236社の決算が予定。景気回復の観点から、火曜日の東宝、水曜日のABCマート、木曜日のファストリは注目。ファストリは決算発表を当日のネット配信をしています、その配信時のCEOコメントも注目です。

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決算予定(米国)

 大型銀行の決算が今週始まり、4−6月期決算のピークを迎えます。特に、銀行の決算は景気を判断する上でも重要な情報が満載。それら情報は大別すると消費者向け金融と債券・株式投資の2つに。消費動向の観測にクレジットカード利用状況などは目安になり、債券・株式投資は顧客から預かっている資産運用の好不調が景気の良し悪しと相関するためです。

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最後(おまけ)

 冒頭でえ列挙した項目の補足(一部)です。
 米10年債金利の急落は、これという理由が見当たらないのが特徴?今回、景気回復局面で急騰するほど債券が買われることに不自然さ感じます。
 さて、先週の経済指標、特にPMIなど各国伸び悩んでました。中国のそれも同様。そのため中国の景気悪化懸念が市場に。それらをきっかけに、債券のショート(売り)ポジションを保有すつ投機筋などが買い戻し、債権価格が上昇(金利低下)した可能性も指摘。強気一辺倒の相場は経験上、予測する方向と反対方向に市場が動くことがある。
 そのほか、『DIDI」に対する中国当局のサイバーセキュリティ上の重大な懸念を発表したことも材料視できる。米株式市場に警戒感が生まれると、関連株が売られ相場が逆転する可能性もあるかもしれない。そして安全資産とされる日本円とスイスフランに資金が流出した。

 米FRBの政策の行方は?今週は、パウエル議長の議会証言が予定されてます。気候変動(線状降水帯、土石流災害の発生)など防ぎようのない要因、しかし人災の可能性(盛り土)が指摘され地質調査会社が注目されました。