その140 フェイドアウトの練習
彼は、この連休は東京にいたみたいです。 帰ろうか悩んでるみたいなことを言ってたけど、結局帰らなかったみたい。 今回の休みは、のんびりしてますってメールきたので、
「そしたら、わたしと遊んでよ!」って返してみた。 わざとね。
そしたらさ、「それは無理です」って返事来てさ。
まあ、わかってるけど。言い方があるじゃん。 ごめんねとつけるとかさ。
意地悪したかったんだ、わたし。
わたしは、もう夜の街で、いちゃいちゃするだけのデートには飽きちゃったのね。わたしのことを好きなら、多少のリスクを犯してよって、思ってもいいよね。
自分でも、よくわからないけど、意外と気持ちのダメージが大きくて、もう1週間以上、メールしてない。このまま音信不通になれるんじゃないか?って気持ちになってる。
もう、会わなくても平気なんじゃないかな。わたし。
向こうから、連絡も来ないんだもん。どうしたの?とかさ。
忙しいのかな?とかって、何にも思わないのなら、あまりに鈍感すぎるよね。 向こうにとっても、それだけのこと。
会わなければ、脳内快楽物質も出ないし、普通に日常を生きられる気がする。
わざわざ「別れる!もう会わない!」なんてやらないものね。婚外恋愛なんてさ。フェイドアウトして消える。
こんな、お腹の出たおじさんに対しても、会えなくて寂しいって、わたしが思う日が来るのかな。。会いたくなるまで、とりあえず放置。
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