Pray for you
彼のドラムは最高だ
私の中のドラマー像を180度変えてくれた
[ALEXANDROS]のドラムス庄村聡泰さん
(以下サトヤスさん)が
局所性ジストニアにより
しばらくライブ活動を中止することになった
彼のドラムは楽器ド素人である
私から見てもかっこいいと思う
高く上げられたシンバル(しかも２つ！)
力強いビート
豊富な手数
洗練されたパフォーマンス
所謂、四つ打ちバンドばかり聴いていた
当時高校生のわたしには全てが衝撃だった
やはり、ステージ上では前にいて
ステージを左右前後と自由に動き回る
ボーカルやギターやベースに
目を奪われがちだが
ドラムだけでこんなに聴かせることができるのかと感動したことを今でも覚えている
しかもその時はまだ生で見たことがなく
改名時の武道館ライブの映像で
そう感じたように記憶している
通学中、イヤホンで
なんとなく聴き流していた曲の
ドラムが前面に聴こえてビートを刻むようになった
私の中で地味だったドラマーが
すごくかっこいい存在となった
長髪、グラサン、髭というルックスも
まだギリギリウブだった私には刺激が強かった
当然のことではないけれど
居て当たり前、ライブ活動ができて当たり前
という感覚が染み付いていた
失礼ながら
他バンドのメンバーが活動休止や脱退
というニュースを見ても
「私の好きなバンドがそんなことになるはずがない」
とタカをくくっていたし想像もしなかった
そんな余計な想像をさせないくらい
[ALEXANDROS]の揺るぎない信念は
私を心配から一番遠いところへ連れていってくれたし、現在進行形で今も連れ回してくれている最中だ
しかし、今回の発表を受けて
当たり前じゃないということを強く感じた
何年も何十年も活動休止もせず
メンバーの脱退や加入もなく
怪我やその他の理由による一時離脱もない
ということはいかに難しいことか
それができているということは
どれほどの努力やさまざまな管理が行き届いているか
分かっているようで何一つ分かっていなかった
いちファンにできることはこれからも[ALEXANDROS]を応援し続けること
それしかないのだろうか
でもそれこそが彼らが止まらず進み続ける
原動力となりうるのではないだろうか
1番簡単で1番大切なことだと思う
最後に、、、
こんなに大変な状況だということを
あの日いた人たちに悟られることなく
いつも通りのパフォーマンスを
サトヤスさんはしてくれた
私も含め、何人の人が『おかえりー！』
と叫んだだろう
それに対してサトヤスさんはどう感じただろう
2日間の奇跡ともいえるであろう
復活を叶えてくれた
メンバー・スタッフの方々
何より強い希望を示してくれたサトヤスさん
最高のツアーファイナルでした
またライブでお会いしたいです
必ずいつの日か再会できることを祈って
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