オーディオブックの深淵を覗こう
アドベントカレンダー12月7日を担当します、運営のsasakiです。
このアドベントカレンダーも本日で7日目。
毎日いろいろなテーマからオーディオブックを知れるので、まだ他の記事を読んでいないという方は、お時間あるときにぜひ読んでみてください。
皆さんのオーディオブック愛が伝わりますよ✨
7日目担当の私からは、audiobook.jp運営の中でもオーディオブックガチ勢と言えるメンバーに驚かれた、オーディオブックの深淵的な作品をご紹介します。
オーディオブックの深淵に気づいた経緯
audiobook.jp運営には多くのチームが存在しますが、その中にaudiobook.jpで配信されているオーディオブック作品のガチ勢集団「ホームレーンチーム」があります。私もこのチームに所属しています。
ホームレーンチームの目標はaudiobook.jpユーザーと作品の接点を増やすこと。この目標を達成するべく、audiobook.jpトップページの様々な特集を企画し、企画に合う作品を知識・経験・検索を駆使して手作業で選書します。
そのため、メンバーは自然とオーディオブックに詳しくなりますし、現在はさらなる知見を貯めるべく「読んだ本(オーディオブック)シェア」という、各々が聴いたオーディオブックの内容や感想などを共有する取り組みも行っています。
たいていの作品はガチ勢の誰かがすでに聴いていたり存在を知っていたりするのですが、読んだ本シェアにて「そんな作品あったんだ」「どうやって見つけたんですか…」と驚きの声をいただく作品もあります。
これが、「人目に触れづらい深淵にあるオーディオブックがある!」と私が気付いた経緯です。
私が出会った深淵オーディオブック3作品
満を持して、深淵オーディオブック3作品をご紹介していきましょう。
磯野家の相続
紹介文の通り、遺産相続に関する知識を『サザエさん』を例に解説する作品です。
『サザエさん』の中心である磯野家は、登場済みのキャラクターだけでも複雑な家系図を描けます。この本では、さらに「磯野家のペット・タマに遺産はのこせるのか?」や「波平に内縁の妻がいたとしたら?」など、様々なケースの遺産相続を紹介しています。
2010年に出版された作品なので少々現在と法律の内容が違う部分もあるかもしれませんが、とても面白く、わかりやすく相続を学べますよ。
鼠わらし物語
オトバンクのスタッフたちが執筆した書き下ろしのリレー小説です。
リレー小説なのに全体を通してストーリーの整合性がきれいに取れていることもすごいのですが、それ以上のおもしろポイントとして「各人はそれぞれ作中に入れなければいけない言葉を定義した」という縛りもあるのです。
各人の縛りワードは作品ページの紹介文よりご確認いただきたいのですが、個人的に「これ自然に話に混ぜるの無理じゃない…?」と思ったワードが思わぬ形で出てくるなど、大いに驚かせていただきました。
擬人化でまなぼ!ITインフラのしくみ オーディオドラマ
パソコンの頭脳である「CPU」や、パソコンの操作に欠かせない「OS」など、ITにまつわる技術用語をかわいい女の子に擬人化し、役割やそれぞれの関わりを短編ドラマ仕立てで学べる作品です。
私は超アナログ人間なので少々難しい内容でしたが、魅力的なキャラクターボイスのおかげか余裕で2周しましたし、少しだけITインフラを理解できた…ような気がします。
ただ、多少いかがわしい(?)やりとりがあるので、苦手な方はご注意ください。
深淵オーディオブックとの出会い方
私の場合、深淵オーディオブックとは検索で出会います。
どのような検索かと言えば、audiobook.jpの検索にて興味のあるキーワードを入力し、人気順検索で検索結果の最終ページまでひたすらタイトルと表紙を確認する、という超非効率的な方法です。
超非効率ではあるのですが、そのぶん多くの作品と出会えますし、とがった内容の作品や好みにぴったりハマる作品と出会える確率も高まります。
時間と根気のある方は、ぜひ深淵を探しに繰り出してみてください。