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極貧生活へ①

とんだ過ちをしてしまった。
本当にお金を貸すという行為は駄目だと思う。

今後、どんなことがあろうとも貸すという行為をしないと心に誓いたい。

私は生活保護受給者だ。

金銭感覚が鈍ったのは、年末年始あたりに入った生活困窮世帯への10万円給付である。

1/27に言われて、2/5に返すからお願いしますと言われたのだが、2/5になっても相手はその話さえ出してくる事はなかった。

私は不安感を抱いた。

そして迎えた3月初旬の支給日。
携帯、ガス、電気代をまとめて口座振替にしているのだが、その代金が支払えない状態となった。
振替は3/10。

私は、これまでお金の話を出してこなかった相手に、この足りていない代金だけでも、返して欲しいと迫った。

私が貸すという行為をした時、相手は私の精神状態をすり減らすような発言をしてゆすってきたので、私も同じようにあたったのだった。

だが、それほどしつこくはあたっていないつもりだ。
それでも、相手はとても急かされているように感じ、恐怖さえ感じたのだという。そして、私に相手は「信じてほしい」と言ってきた。

相手は3/15に振り込むと言ってきた。

しかし、当日に振り込まれることはなかった。
再度、連絡をして訊いてみると、返済の目処は立っておらず、ただ謝罪の言葉を述べるだけだった。

もちろん3/10の振替日に残高はなく、携帯、電気の代金が払えなかった。

そうこうしていると、残高不足のため支払えなかった分の通知が家に届いた。

私は、実はここまでで、少し思い違いをしていて、生活保護受給者が「金銭の貸し借りをするという行為をしたら、保護から外される」と思っていた。

しかし、それは借りた場合であって、こちらが貸した場合は支給額が増える訳ではないが、外されるということはないようであった。

それでも、電気代が払えない状態にあるのは変わりなく、人にお金を貸し、回収できておらず、電気代を延滞している事実をCWに伝えた。

CWは保護費が余計に出ることはないと、私に言ってきた。それもそうだ。ルール違反行為をしたのは、こちらなのだから、そんな事がまかり通ってはいけないと思う。

私は覚悟を決めた。

この延滞分の代金を捻出できるまで、生活を切り詰め、元の状態に戻すことを。

次いきます。

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