Junko Sakurai

花や植物周りのライター、エディター、ブランディング、PR、営業、広告や動画制作など、幅…

Junko Sakurai

花や植物周りのライター、エディター、ブランディング、PR、営業、広告や動画制作など、幅広い業務を手がけています。noteでは、色々な花の生産地さんや花にまつわるお話をエッセイのように書こうと思ってはじめました。メディア掲載以外の産地取材記事などは有料で公開予定。

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最近の記事

今年も

今年の春も昨年に引き続き、タンポポ探しをしています。 そんななか見つけたシロバナタンポポ。 萼の部分はニホンタンポポと同じ。 ニホンタンポポ以上に出会えると嬉しくなる。

    • 名に込められた意図を読む

      お仕事で図鑑作りを手伝っています。 切花向け図鑑なので正しい品種名を調べることがあり、いくつか親しい友人が生産しているものだったので、連絡して確認とっていた。 実は生産者が勝手に名付けているケースも花の世界では少なくない。 確認したのも海外のブリーダーが作出した花で、英語名でピン!と来ないから、 自分達で名前をつけたとのこと。 そんなわけで当初の英語名がたまたまわかったのだが、偶然にも英名の意図に気づいてしまった。作出者はドイツ人らしいけど、ああこの葉や茎、実の色、それで

      • 日本水仙

        自宅で育てている日本水仙が咲いた。 いくつも球根を植えているけれど、今年の蕾は4輪くらい。 日本水仙って原産地は日本ではない。 地中海沿岸が原産地。それが中国経由でやってきたという。 きっとシルクロードを渡って中国に入ってきたのだろう。 大阪の南西部にあたる泉州地区では、1168年に中国から帰国した俊乗坊重源上人という高僧が水仙を持ち帰り、それが栽培するきっかけになったと言われている。 (参考リンク 和泉市立和泉図書館 https://trc-adeac.trc.co.j

        • 旅という時間

          実家から戻る途中の新幹線。 女子だけで旅するグループが多い。 今日の朝の新幹線も、帰りの新幹線も。 こちらは1人だから、ぼんやりと賑やかな会話をBGMにPCやタブレットに向かっているけれど。 どのグループも、老いも若きもとにかく楽しそう。 笑顔で話している。 その周りの空気がキラキラとしている。 こんな日常的だった光景が、ありがたく、そして貴重だと感じずにはいられない。 *これは昨年11月に書いたもの。また写真は12月に撮影した古い型の上越新幹線が高崎駅に停車する時のもの

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        • 心にきらっと光るもの
          2本

        記事

          今更、夢中になっているもの

          たまたま見つけたことがきっかけで、いま気になっているものがある。 それはタンポポ。 というのも実家に帰った際に、タンポポが咲き誇る場所を見つけて、黄色い花のなかに生まれてはじめてシロバナタンポポを発見! 大喜びで母に伝えると、家の庭にも咲いているよ・・・と即答された。 そして庭に目をやると確かに咲いていた。子供のときには見た記憶がないけれど。 シロバナタンポポといえば、在来種だなーと思い、もしやニホンタンポポ(カントウタンポポ)もある?と思い、スマートフォンで西洋タンポポと

          今更、夢中になっているもの

          最初に好きになった

          花が好きだとはじめて思ったことって何時だろう? 記憶の糸をたどりながら、思い返すと やっぱりこの花 実家の横にあった梅林の地面が真っ青に色づいたことを 昨日のように覚えている それは衝撃的な美しさだった 多分、幼稚園児のとき 久々に実家に行き、空き地に咲いている青い花を見て 記憶がよみがえってきた 実は外来種(明治時代にやってきた)で、夏の間は種で過ごして 春を迎えているとか、あらためて調べると意外なことが 個人的にはトラノオ、いわゆるベロニカと同じ属 ベロニカ属(クワ

          最初に好きになった