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梅雨の季節に2泊3日銀婚式沖縄旅行(2日目)/旅するコーチ


朝食は沖縄ぞば

朝起きたら、雨が降っていない!ずっと天気予報とにらめっこするも、沖縄滞在中のみならず、1週間くらいずっと雨マークが消えていない状況だったので、晴れとはいわずとも、雨が降っていないだけで本当に嬉しい。

朝食は、昨日ファミリーマートで仕入れておいた沖縄限定品。透明な蓋からのぞいてみると、麺と紅ショウガが見えて、これは!と思って買ってみましたが大当たり!お湯を注ぐだけなのに、ちゃんと沖縄そば。サイズ感もちょうどよくて、朝ごはんにぴったりでした。これから沖縄に来るたびに探してしまいそう。

メガジップラインに挑戦

朝食の後は、昨日は雨で閉鎖していたアクティビティへ。やってみたかった250mの海越えメガジップは宿泊客でも予約できないため、カウンターのオープン前から並んで番号札1番をゲット。その間、夫はホテルの部屋で今日の行程の下調べをしてくれていました。今日は何とかビーチもオープンしたものの、お天気次第では中止することもあるとのことで、丁寧に説明していただきました。

この日は追い風が強く速度を抑えるために装着したマントが、ヘルメットと相まって何ともパーマン風味。いざ上に上がってみると、その高さに足が震えます。

いざ飛び出してみると爽快感しかない!あっという間の空中遊泳でした。

ドローンでの撮影も、あっという間に音楽をつけて編集してくれて、いい思い出になりました。


ホテルビーチでまったり

メガジップを楽しんだ後は、ビーチでしばし休息。

ビーチのカフェが開いていなかったので沖縄っぽい飲み物をセレクト

リゾートでゆったりしたい、というのが私の旅の目的だったので、何もせず頭をからっぽにして波音を聞いている時間が至福の時でした。

お魚まみれの青の洞窟シュノーケリング

チェックアウトした後は、楽しみにしていたシュノーケリング。昨年若狭でシュノーケリングを初体験してから、「いつか沖縄の海でもしてみたい」と思っていたのが、早々に叶うことになりました。どうせなら、通常のシュノーケリングよりも特別感のある青の洞窟でのプランに申し込みました。事前情報で雨でもシュノーケリングはできるとのことでしたが、やっぱり晴れていた方が水が濁っていなくていいらしい。

海に入るなりこの状態

船でポイントまで連れて行ってもらい、海に入って潜った途端、目の前が魚だらけでびっくり。ちょっと思っていたのと違う。人生の中でこんなに目の前で魚をみたことがあっただろうか・・・。

青の洞窟の中は、シュノーケリングする人やダイビングする人で大渋滞。記念撮影スポットでは並んで撮影の順番を待ちました。洞窟の中と外では水の色もいる魚も違っていて、その両方を体験できて大満足。

大きな自然の中に包まれていると、自分の存在って何なんだろうって感じる。夫は本格的なシュノーケリングは今回初めて。いつも私が振り回している感はありますが、何歳になっても初めての経験を重ねていけるのは楽しい。これからの人生の中でも、私たちふたりで初めてのことにチャレンジすることって、まだまだたくさんあると思えた。

夫念願の沖縄そば

夫が今回の旅で楽しみにしていたのが、沖縄グルメ。初日のジャッキーステーキと沖縄料理に続いて、今回は沖縄そば。正直いって、私は沖縄そばは何度も食べたことがあったし、特別食べたいとは思っていなかった。シュノーケリングのインストラクターさんに教えてもらったこちらのお店は、夫もチェックしていたらしく、海からあがって閉店時間ぎりぎりに急いで駆け付けました。

恩納村にあるなかむらそばさん。お店自体は小さいのですが、たくさんある駐車場がその人気ぶりを感じます。

アーサそば(中)1000円
アーサそば(大)1200円と追加の三枚肉300円

インストラクターさんの「スープが体に染み入る感じなんです」という言葉が納得の黄金スープ。その言葉どおり、海で疲れた体にスープの旨味と塩分が染み入る感じで、夫は1滴残らず飲み干していました。自家製麺にもてんぷらにもアーサ(海藻)が練りこまれていて、麺のもちもち具合もちょうどいい。スープがあっさりしている分、三枚肉の濃い味付けがちょうどよく、ほろっとしたお肉の柔らかさがたまりません。三枚肉を追加で注文していた夫でしたが、「あぁ、ソーキも追加しておけばよかった」と帰り際後悔していました。

そして、この器。そばを美味しく見せるため、沖縄の土を使って作られているそうです。細部にまでわたるこだわりがすごい。沖縄を再訪した際にはまたぜひとも訪れたいお店でした。ちなみに、あれだけ沖縄そば、沖縄そばと言っていた夫。帰りまでの間に何軒か回りたいのかと思い、「沖縄そば、あるよ。行かないの?」というと「なかむらそばを上書きしたくない」のだとか。夫の沖縄そばの記憶はなかむらそばさんで決定。

ここにも行っておこう万座毛

なかむらそばさんからほど近いところにある万座毛。『万座毛』の由来は、「万人も座する草原」。『毛』とは、野原のこと。沖縄中部にある観光地です。夫はあまり興味なさそうでしたが、せっかく来たんだからと立ち寄ってみました。私は学生時代の初沖縄旅行依頼の来訪。当時は本当にただ草原があるだけでしたが、立派な観光施設が建ち、自然保全のため100円の料金を徴収するようになっていました。

記念写真は無料で撮ってくださいました。(美ら海水族館にもあった方式?)新婚旅行でもこんな感じの写真撮ったような・・・。気に入った方は1000円でもっとちゃんとした写真を購入することもできます。

あいにくの曇天でしたが、東シナ海をのぞむ絶景スポットであることには変わりありません。こちらの売店で、夫はサマードレスをプレゼントしてくれました。一目で気に入った柄が見つかったので旅の記念に大切にしたいと思います。

ルネッサンスリゾート沖縄

1日いろんな沖縄を楽しんで、2泊目のホテルにチェックイン。こちらのホテルでもアップグレードしていただけました。嬉しい!

今日のお部屋はこちら。海に面したバルコニーもあって素敵。

広々とした洗面所と荷物を置くスペースがあるのが嬉しい。昨日のホテルもそうだったけど、スリッパ以外にビーチサンダルをおいてくれているのもさすがリゾートホテル。

この日のディナーは予約済み。チェックインの後は、ホテル内を散策しました。

エイの胸鰭がひらりとするのが可愛くって、ずっと見ていられる。刺されると大変みたいだけど。

ホテルの一角に卓球台を発見。いざ、夫と対戦。「優しくね」といって始めたはずが、3分もしないうちに「優しくないやん!」と夫から異議申し立て。「いやいや、スマッシュは打ってないやん」「上から打ってきたやん」とどのこのいいながら楽しみました。さぁ、そろそろ夕ご飯。

夕食は沖縄舞踊とともに

いざ、レストランへというところで一波乱。私は先程夫にプレゼントしてもらったサマードレスで行こうと思っていて、夫も「着てみたら」という感じ。実際に着てみたら、スカートのスリットがお気に召さなかったらしく夫から却下のお達しが。えー、このスリットが可愛くて気に入ったのに~と思いつつ、夫婦の平和のために夫の意見をのむことに。折角のプレゼントなのでちゃんとアンダーウエアを用意して、この夏、存分に活躍してもらおうと思います。

2日目のディナーは、あらかじめ予約しておきました。レストランの入口で名前を告げると、案内されたのは特別ステージの真ん前のお席。今日は沖縄舞踊のステージがあるそうで、折角ならとその時間にあわせて予約しました。

思っていたより本格的なステージ設営に期待が高まります。始まるまでは、どこか外部の方が出演なさるのかと思っていたのですが、ホテルのスタッフによる「ルネッサンス芸能部」が出演されるとあって、急にプロジェクトX的な気分が高鳴りました。琉球王国の王と王妃を迎え、首里城を舞台に、歓迎の舞とよばれる琉球舞踊「四つ竹」や勇壮なエイサーなどを披露されるという設定でショーが進んでいきます。

琉球王国の王と王妃が入場してきました。衣装なども本格的で手がかかっています。王と王妃の所作も琉球王国独特の所作なのでしょうか、とても目を引きました。王の客人をもてなすという体でのお祝いの踊りは鮮やかな黄色い衣装が映えます。首里城建設の際にヤンバルの木を運ぶ際に歌われたという労働歌「国頭さばくい(くんじゃんさばくい)」は実際に木材を運んでくるという手の込みよう。ダン、ダンと足を踏み鳴らすたびステージも揺れていて大迫力!魂のこもった踊りに、息をするのも忘れるくらい見入ってしまいました。福の神が出てきて、各テーブルごとに福を授けてくださったり、大人数でのエイサーも、すごい迫力。沖縄舞踊って南国だけあって陽気なイメージがありましたが、舞う人はみな真顔で舞われます。本州とは違う独特な文化に、日本国でありながら違う歴史を感じました。私が生まれた時にはまだ沖縄へ行くのにパスポートが必要だったことや沖縄戦のこと、基地の問題など沖縄が抱えるたくさんの悲しみや苦しみ、民族としての誇りや想いを感じ、自然と涙が浮かびました。最後は観客も一緒になってのカチャーシーです。ルーツが「踊る阿呆」の人なので、こういうのには参加したくなります。カチャーシーには「みんなで喜びを分かち合う」という意味があるらしく、本当に楽しい夜になりました。

レストランで銀婚式のお祝いカクテルとケーキをご用意いただきました。

ショーに出演していた方々と記念写真。続々と行列ができていく中、写真嫌いの夫は「俺はいかないからね」と一言。それでも、ソワソワしている私を見かねてか「撮りたいの?行く?」と声をかけてくれ、写真嫌いな人の貴重な一枚。掛け声は「はい、シーサー!」でシーサーポーズが沖縄では定番のようです。記念撮影以外のスタッフの方は、すぐに業務に戻っていらして、そのあたりの動きも素晴らしいなと感心しました。熱い沖縄舞踊とともに、とても思い出に残る一夜になりました。

さぁ、明日は最終日。


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