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ドライバーズハイ 2019.11.20

朝から駒場祭の準備。

まずは方南町にあるホームセンターへ。写真のような展示什器に使うプラスチック段ボールを購入するため。
東京には大規模なホームセンターが少なく、地下鉄の範囲内でありながら郊外のロードサイド風店構えが可能な方南町という土地は貴重なもの。
行きは丸の内線で。

現物を目にすると、プラ段はとても大きくて3人で手運びできる代物ではないことがわかる。
幸運にもホームセンターには、軽トラ無料貸し出しなるサービスがあって、たまたまわたしだけ免許を持っていたので運転することに。駒場第二キャンパスまでは15分ほど。
軽トラは初めての運転だったが、視界良好でとても操りやすい。思わずアクセルを踏み込み、加速を楽しんでしまう。すると心もハイになってきて、ひっきりなしにおしゃべりしたくなる。

キャンパス内に車を入れるには入稿証が必要。事務室に事情を話して遮断機を開けるためのカードを貸してもらう。
門を入って、作業場のある校舎の前にトラックをつけた。

助手席に乗っていた友人が降りて、わたしはこれからトラックを返しにひとり戻らなければならない。その意識に囚われていたためか、助手席のドアが閉まった瞬間間髪入れずにわたしはエンジンを入れなおした。
心はハイ、アクセルをグッと踏み込んで、校門まで手加減のない直進。事務室横にピタッとつけて、カードを返すために車を降りた、そのとき。
荷物を下ろしていないことに気づいた。
青ざめる。自分で自分が怖くなる。危うくトラックと一緒にせっかく運んだ資材を返品してしまうところだった。
後ろから先ほど降りたばかりの友人が駆けてくる。
「ちょ、待って、なにやってんの!」
「ごめんごめん…」
「すぐ気づくかと思ったのに、めちゃスピード出すじゃん」
「ごめん…ときどきやるのよこういうこと…」

赤面しつつ再び校舎まで引き返し、荷下ろししてから再出発。
一度血の気の引けた心は元には戻らず、用心に用心を重ねた運転で方南町までトラックを送り届けた。

そのあとは展示に使うボードや紙やをひたすら切ったり貼ったり。
金曜日に間に合うのか甚だ不安。

http://ut-humanitas2018.blogspot.com/2019/10/part1.html

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お金も欲しいですがコメントも欲しいです。