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お得!留学先にお金を送る方法

留学時、学費や生活費など、どうやってお金を送るのがいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?私もそうですが私費留学ですし、自分のお金を送る時にたくさん手数料を払うのは辛いですよね。何も考えずに送金してしまうとかなりの金額を損してしまいます。ちょっとでもお得に送る方法がないか、銀行員の私が調べて見ました。

海外にお金を送る手数料は分かりにくくて難しいです。手数料の種類について知りたい方はよろしければ以下の記事をご覧ください。

オススメ1 SMBC信託銀行と現地の銀行を利用する

このやり方だと為替手数料が無料海外送金手数料が約2,000円だけで、まとまった資金を送金することができます。

まずはSMBC信託銀行のこちらの動画を見てください👉Global Pass

SMBC信託銀行の「プレスティア  マルチマネー口座 外貨普通預金」という口座を開設し、ここで必要な外国通貨を準備します。
この口座はGlobal Passというキャッシュカード兼デビットカードがついてくるので、留学先でこのデビットカードを使えば、完全無料でキャッシュも手に入るし、お買い物もできます。

しかし学費の支払いなど、デビットが使えない支払いの場合は現地の銀行で口座があると便利です。留学先に到着後、現地の銀行口座を開設して、SMBC信託銀行で手に入れた外国通貨を現地の銀行に送る方法を利用します。

送金図

海外送金手数料が約2,000円だけで、まとまった資金を送金することができます。

なんかここまで美味しい話だと怪しくない😒?もちろんちょっとした小技を使う必要があります。

小技1 為替手数料を無料にする
為替手数料を無料にする為に、以下のいずれかの方法で外貨を手に入れます。

①毎月外貨を積立する(外貨積立サービス)
②インターネットで希望の為替レートをオーダーする(オーダーウォッチ)

①毎月外貨を積立する(外貨積立サービス)
日本円から外国通貨に毎月一定額、積立る方法です。留学中も少しずつ外貨に変えることができます。短期間だけの積立も利用できます。

私の場合は米ドルに変える必要があります。これから米ドル高になると見ているので、留学中にコツコツ積立るより、在学中の2年半に必要な金額を渡航前に全部変えてしまう計画です。100万円を3ヶ月積立して止めるなんて具合です。

【メリット】
・コツコツ少額から積み立てができて、為替手数料が無料
・為替に詳しくなくてもはじめやすい。
・自動で積立られるので計画的に外貨の準備ができる

【デメリット】
・好きなタイミングで切り替えることができないため、レートが少し悪いタイミングで外貨に変えられてしまう場合がある。

詳しくはこちら👉SMBC信託銀行 外貨積み立てサービス

②インターネットで希望の為替レートをオーダーする(オーダーウォッチ)
オーダーウォッチはこのレートになったら買ってねとオーダーをかけるものです。例えば今1ドル110.80だとします。でもレートって24時間、私たちが寝ている間も意外と動きます。オーダーウォッチで1ドル110.30になったら買ってねと指示を出しておくと、ちょっとでも110.30になったら外貨に勝手に変えてくれるのです。

オーダーウォッチ

【メリット】
・希望のレートでオーダーをかけることができる
・為替手数料は無料(インターネットで利用した場合)
・まとまった金額を一気に外国通貨に変えることができる。
・予約は180日先までできる

【デメリット】
・希望のレートに達成しなければいつまでも外貨は手に入らない
例えば現在が110.69だとすると、110.14より下の値か111.25より上の値でしか予約できないようになっています。(希望レートは現在レートの±0.55のレート)111円、112円に向かい続けている状態で、110.00で予約してもいつまでもその通貨が手に入らないことになります。以下はSMBC信託銀行の実際の操作画面。

画像2

詳しくはこちら👉SMBC信託銀行 オーダーウォッチ

☝️ちなみに、私は外貨積立とオーダーウォッチを組み合わせて利用しています。

小技2 口座維持手数料を無料にする
SMBC信託銀行は口座開設をすると毎月2,200円の維持費が取られます。しかし、外貨で20万円相当額以上の預金があると無料になります。または外貨の積立をしていると、無料になります。他にも無料になる条件はあります。留学に行かれる方は20万円ぐらいの外貨預金は置いておくことになるのでそんなに負担はないのではないでしょうか?

おまけ 優待プログラム
もし、お勤めの会社にSMBC信託銀行が優待プログラムを準備している場合、海外送金手数料、口座維持手数料、ATMオーナー費用などが無料になります。優待プログラム対象かどうか、お電話で確認してみてはいかがでしょうか?

オススメ2 Wise

少額の送金で留学前に手配する必要がある場合はオススメです。
例えば30,000円の送金をするときは1,996円の手数料ですみます。またかかる手数料も明確に示してくれるので分かりやすいです。

ただし、送金は2021年7月現在、日本では100万円までしかできないので、学費などのまとまった送金をするときにはかなり手数料が何度も取られることになるので注意が必要です。

私は入国前に、シェアハウスのルームメイトに頭金300ドルを支払うために利用しました。相手は個人の方で銀行口座を交換するのには抵抗がある様子でしたが、メールアドレスさえ交換すれば支払いが可能です。
これぐらいの金額であれば外国送金するよりも安い&早いです。ちなみにPaypalよりも安いです。

オススメ3 三菱UFJ銀行(アメリカに行く人)

現地に着いてから口座開設をすることもできますが、英語が苦手など、口座開設が不安な方は三菱UFJ銀行でアメリカのユニオンバンクの口座開設を日本にいる間にすることができます。

しかし、この口座でドルに変えてしまうと為替手数料が大きくかかってしまうので要注意です。最初のSMBCプレスティア でドルを手に入れて、ユニオンバンクに送金するのは1つありだと思います。

もう1つ注意点はユニオンバンクはアメリカ国内である場所が限られるということです。私が行くシカゴはユニオンバンクが少なかったので、専用ATMを探すのが大変そうだなと思ってやめました。シカゴではChase Bankがメジャーそうでしたので、そちらで口座開設しようと思っています。カルフォルニア地域にはたくさん支店があるようなので、その地域に行かれる方には良いかもしれません。

手数料比較表

500万円送金

3万円送金

まとめ

まとめ

海外へ送金を検討される場合は、まず為替手数料に気をつけてみてください。こちらが一番見えにくくて分かりにくい。為替手数料と提示している銀行は少ないと思うのでレートを見比べるといいかもしれません。

外国送金手数料が安い!というだけで銀行を選んでしまわないように気をつけましょう。

私が会社に入った頃は、メガバンクはどこの銀行でも大してサービスに差もなく、手数料はだいたいどこも一緒でした。最近手数料改定の流れにある中で、よけいかもしれませんが、こんなにも銀行によってサービスが異なるんだなと改めて勉強になりました。

銀行系は難しいことも多いかもしれませんが、大切なお金を少しでも無駄に使わないように多くの人に知っていただけたら嬉しいですね。留学に行かれる方、お子様を留学に送りだす方が充実した留学生活を送れますように。

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