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マレーシアのMM2Hに申請した話

最近はプログラミングの話ばかりしていますが当初の目的のほうも進めています。こちらの記事でも触れましたが暮らしてみたいなーと思う国はいくつかあります。そのうちマレーシアのMM2Hビザは比較的他の国よりも取りやすいということもあり、2月末に申請しました。

MM2Hって何なの?

MM2HとはMalaysia My 2nd Homeを略したマレーシアの長期滞在ビザで以下のような特徴があります。

・マレーシアと国交のある国の方ならどなたでも申請出来る最長10年の長期滞在ビザです
・年齢制限はありません
・申請時に経済的証明をする必要があります
 (詳しくは「経済的証明」を参照)
・10年後も移民局から認められれば更新も可能です
 (更新(Renewal)手続きが必要です)
・永住はできません。また永住権の獲得もできません
・申請者は配偶者と21歳未満の未婚の子供、60歳以上の両親を同行させる事が可能です。
・マレーシア人と結婚した外国人も申請が可能です
 (配偶者ビザの申請も可能です)
マレーシア政府観光局( http://www.tourismmalaysia.or.jp/ )より

ちなみにこのビザでマレーシアの労働市場にアクセスすることはできません。あくまでもロングステイビザ(期間の長い観光ビザと言ったほうがわかりやすいでしょうか)です。マレーシア政府観光局が管轄しているあたり労働ビザじゃないよっていう意図が伺えますね。ただし、ボランティアや投資活動は可能です。50歳以上の専門技術を持つ人はパートタイムで働くことが可能ですが、聞くところによると「専門技術を持っている」は大学で教えられるくらいのレベルとのことなので相当ハードルは高いですね。事実上このパートタイムでは働けないと思ったほうがいいですね。

MM2Hのメリット

あくまで私にとってのメリットですが、

・金利が高い
MM2Hを取得すると現地で銀行口座を解説することができます。マレーシアの定期預金の金利が3%くらいなんで日本の0.01%の300倍ですね。実際リタイア組以外のMM2H取得者の半分くらいは実際にはマレーシアには渡らずこの金利目的でMM2Hを取るそうで。加えて今は対リンギットで円高なので今のうちにリンギットに換えておいてリンギット高になったら円に戻すのもありかもしれません。

・取得しても行かなくてもいい
じゃあ何のために取るんだ、となりそうですが他国のビザだと取得したら○ヶ月以内に当該国に入国すること、とか1年のうち○ヶ月は滞在すること、みたいな条件がよくありますがそういうのはMM2Hにはありません。なので金利目的だけの人もいるわけですね。とりあえず取得だけしておいて自分のタイミングで渡航することができるというのは大きなメリットです。

・物価が安い
物価は日本の1/3〜1/2くらいと言われています。家賃も東京に比べたら驚いて椅子から転げ落ちるほど安いです。なのでリモートワークできるとストレスフリーな生活ができそうです。

・東南アジアが近い
近い、というかまさに東南アジアなわけですが、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアがめちゃ近いです。LCCも普及してるので週末に旅行三昧とかできそうです。

どうなるコロナウィルス!?

唯一心配なのはコロナウィルスですね。どれくらいMM2Hの審査に影響を与えるか心配です。と思っていた矢先、2020年3月16日にマレーシア政府から外国人の入国禁止措置が発表されました。

JETROのサイトはこちら

続いて3月17日にマレーシア政府観光局から4月30日までMM2Hのカウンターを閉鎖することがアナウンスされました。

TEMPORARY CLOSURE ALL OF MM2H COUNTERS UNTIL 30TH APRIL 2020
http://www.mm2h.gov.my/pdf/MEDIA%20STATEMENT%20MM2H.pdf

これだけだと現地のカウンターがクローズされただけで内部の処理もストップするようなことは読み取れないんですがどうなんでしょうか。ただし新規ビザの発給は停止するとありますね。入国制限してる中でビザを発給するわけにはいかないんでまあ仕方ない措置でしょう。

今思えばずいぶん楽観視していたんだなぁと2月の自分にびっくりですが、こればっかりはウイルスが鎮静化してくれることを祈るしかありません。いずれにしても早く申請するに越したことはないですし。MM2Hが取れたら本格的に転職活動してもいいかなと思っていたんですが自分がコントロールできないことでストレスをためてもしょうがないので自分にできることだけに集中していきたいと思います。まずはプログラミングの勉強ですね。

それに仮承認が降りた人や晴れて正式にMM2Hを取得していざ渡航、という状況の人に比べれば自分はまだマシかもしれません。

まさかコロナウイルスが自分のライフプランにここまで影響してくるなんて思いもよらなかったなぁ・・・。

サポートいただけましたら椅子から転げ落ちて喜びます。