舞台観劇記録(2023-No.004)

朗読劇「おとぎカンパニー」~ショートショートの魅力~
出演(敬称略):大原さやか、福山潤、田丸雅智

4月16日(日)、昼と夜の部があり、私は昼の部のみ参加。
13時30分に開演してから、途中10分休憩、16時に終演。
内容は3部構成。

第1部
まずは、田丸雅智さんの著作「おとぎカンパニー」(2018年、光文社)より4篇を、大原さやかさんと福山潤さんとで交互に朗読。
「教務課の女神」、「鬼の救い」、「草原の少女」、「赤い頭巾」の4篇。
事細かに書いてしまうと著作の重大なネタバレにつながってしまうので、物語りの概要を軽く済ませてしまうと、凡そ小さい頃に読んだことのあるような、金のオノや、ランプの精霊や、こぶ取り爺さんや、人魚姫や、赤ずきんなどをベースに、現代風アレンジを加えつつ、更に結末の視点を別のベクトルに置き換えた様な作品群になっていて…
声優の御二方の、思い思いの朗読劇で臨場感のある物語りになっていく様相は、なんとも引き込まれる魅力が…やっぱプロの表現力はすごい…
大原さんの朗読では、大学生の男性の演じ分けや、神々しさを感じさせる女性だったり、バイト先の店長さんや、少年と少女に、成長した彼らだったり…正に千変万化で聞き惚れるばかりにすばらでした…
福山さんの朗読は、男性の演じ分けはもちろんのこと、老婆や若い女性などもあって…感情が深く入るとこだったり、バトルもの特有のスピード感を求められるところがあったりもして、如何せん、とちるとこがそこそこ目立ってしまってたけど、客前に座しての一発勝負ともなれば少々浮足立ってしまうのも否めずに、そこはご愛嬌、でありましょうか…(ま~それもあってか、2部を経て地に足がついた様で、3部がとても佳きものに…

10分の休憩をはさみ…

第2部
田丸雅智さん自らショートショートの魅力や創り方を解説。
その流れで、大原さんと福山さん、それにオーディエンスと一緒になってショートショート1篇を即興にて創作。
世に2つとない、「小銭うさぎ」という1篇が生まれました。
この1篇も作者が変わり意図が変われば趣も変わるとのこと。
それもまた”ショートショートの魅力”なのだろうなぁ…
御三方が楽し気に懇談する様子に胸のあたたまる心地でした。

第3部
最後は、大原さんと福山さんによる掛合い朗読。
「願いの蝶」
こちらは「ショートショート美術館」(2018年、太田忠司共著、文藝春秋)からの1篇、かな?ググった限りですが、モネの「雪の中の蒸気機関車」からインスピレーションを得た物語りとのこと。
だけど、私的には…「願い」と「蝶」とあれば…
大原さんと福山さんの共演作の一つであるCLAMP原作のアニメ「xxxHOLiC」を連想せずにはいられません…
多少なりと共感を抱いてた人はいるんじゃないかな~と(笑
物語りは、捉えようによっては悲しい終わりを迎えますが…
それだけではないと思わせてくれる朗読でありました。

2時間30分、一般的な映画を観るよりも長い時間だったわけなんですが、終わってみればあっという間。
引き込まれるように、食い入るように聞き入っておりました♪

あとがきに、余談を2つ。
開演前に、町田市のPR動画が流れておりました。
たぶん福山潤さんが出演されてるから、かな。

帰りがけに、有楽町に寄って、プラネタリアTOKYO内のカフェプラネタリアで開催中の満月珈琲館コラボメニュー4種のうちの3種をお持ち帰り。

数日前に、さあやさんがそこに行った旨のツイートをされてたので…

単なる思いつきで立ち寄りました(笑
コラボメニューの内、ソフトクリームだけはテイクアウト不可で、他の3種もテイクアウトできるけど長時間の常温携行はオススメしませんとのこと。
(保冷剤の気配りが有難かったです。感謝。)
で、味は?(CV:大塚明夫さん)
見た目が奇抜なだけで、普通のスイーツでありました♪
(あくまで私見ですからね?w

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