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Summer恥に挟まれSummer

夏!夏!Summer!
私大好きなんです。なんでも出来るような気がして毎日が場面的だから。
とても大切なんです。これが若さ。ちぇ。

今日、父に哲学の本を渡されてこしょばゆい気持ちになりました。
「この本を読め!いい本だ!素晴らしい!」
父性とはこしょばゆいものだ。
実際にこんな言い回しで渡されたわけでもなく、何も言わずスっと渡されたんだが、それもそれで奥深い。うける。これが若さか。ちぇ。

今日、祖父は「俺は苦労してきた」という苦労話をしていた。実にかっこ悪い。なんて言えばいいのか分からなくてわたしの目はテレビと祖父の温和な顔を行き来していた。
今日は土曜日だから癒し系動物番組が流れていた。
嬉しそうに笑う祖父の顔、言ってほしいことは決まってる。
ごめん。私は嘘は吐けないからなるべく一緒にご飯は食べるよ。
特徴的な祖父の滑舌、いつの間にか聞き取れるようになっていた。

祖母も結構面白い。
私は最近、家より祖母ん家にいることが多いの
だけど行き道帰り道がとてつもなく面白くて
いいインプットになっている。
私は同じ風景が好きみたい。

面白いものは身近に転がっている。侮れない。

祖母は凄い気を使う人だが、辛らつで自己中心的だ。飼い猫への対応が祖母の人間性を綺麗に表している。
エプロンも靴下にも猫がプリントしている服をまといながら猫を蹴る。
象徴的なこの行為がすごく私の中でツボだった。
でも猫のことは友だちのように思っているみたいでしゃーなし餌をあげる。
祖母の好きなとこはたまに出る口ずさみ。
多分演歌なのだが、おちゃらけて歌ってるところが人間味を感じる。

猫のことはよくわからん。
私はおまえは猫なんだなと思ってるから、
猫はおまえは人間なんだなとぐらいに思っていてほしい。
キュートだけど獲物を狩る時の凶暴さは偉大だ。

それはそうと、猫遊湯展で流す映像作りを進めています。
作っていると少し理解が深まって楽しいです。

私はこの夏したいことがありすぎて埋もれそう。でもそれは個展を辞める理由にはならないよねと言い聞かせてる。
辞めるか、辞めないか。この二択しかない私の頭は石だ。
実際、辞めたいわけじゃない。
違うことをしたくてたまらない。
テスト勉強のような感覚に陥る。
でも被害妄想ハンバーグはしたいんだ。
ずっと温めていたやつだから。

脱皮する。
それはエロスでもなんでもない。
伸びた爪を切ってマニキュアを塗る。
新しい色のマニキュアを、
私は映画でマニキュアを塗り合うシーンが好きだ。関係性がすごい浮き出る。赤みピンク色で、気まづい様子だとなおいい。あ、それはエロスに近いかもしれない。

年がら年中、イメチェンしたい私は脱皮って
言葉がいいなと思う。
夏は脱皮の季節。

最近夕焼けを描いたのだけど、あまりに下手すぎて恥ずかしかった。
アチャコ、夕焼けちゃんと見たことないなと悟られるの嫌なので、ここで先に言っときます。風景画を描くと映像制作の勉強になる気がするからこれからしたいな。

パフォーマンスって、いつも必ず残るものは恥だよね。アート系の人は共感性羞恥に疎いと思う。
学校の同級生、SNSなどは共感性羞恥に過敏だと思う。特に若者。
どちらが良いも悪いもないが、「共感」だからな。言わばみんなで恥ずかしくなるんでしょ?
悪い言葉のように使われがちだが、上手く使えば面白くなるかもしれない。
でも実際、私の映像見てると共感性羞恥がわいてくるって言われたのは傷ついた。
あ、やっぱり?と思った。
その子の感想ちゃんと聞いたことなかったから聞きたかった。貶されてでも。後悔。

私も結構恥には過敏な方だと思う。
まず、前にたって話すのがほんと嫌。
なんかアイツ仕切ってるぞって思われたくない。
中心にいるといつも空回りする。
東京ディスティニーランドさんのファッションショーに参加した時だって相当嫌だった。
なんでこんな発表会みたいなことしなきゃいけないの?
しかも台本も武器も何も無く、渡されたのは
華やかな衣装だけ。
アチャコになりきれないのが相当きつい。
戸惑いって怖い。
なにか起こすことができたのかなと思うけれど
無理だ。人が怖い。恐怖と不満だけが残った。

台本がないのって怖いんだな。
説明なしって怖いんだな。ごめんよ。

脱皮して、その後循環する。

なんだっけ、最近面白かったことは祖父の蛍の歌かな。「ほっほっホタルこい」
今にも息絶えそうに始まり、うろ覚えで終わった。鳥の鳴き声のような震えがすごいよかったんだよな。新鮮で。その後、ツッコミつつ祖母も真似して歌う。
みずみずしい合唱でした。ありがとう。


夏!夏!Summer
楽しいことたくさんあるといいな。











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