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キャリアコンサルタントとして生きるからには。

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人生キャリアの流れをに乗っていると、たどり着きました。 過程かもしれませんが、発信することに役割を感じます。 キャリアコンサルタントとしての資質向上への貢献および自己研鑽の場とし… もっと読む
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2019年4月の記事一覧

「お前が言うなよ」と突っ込みたくなる時

自分のことを棚に上げて、人に注意や指摘をする人を見て、どう思いますか? 自分のことを棚に上げて、人の評価をしている人を見て、どう思いますか? 「お前が言うなよ!」 って、突っ込みたくなるとき、ありますよね。 じゃぁ。 自分のことを考えてみましょう。 自分は人に注意・指摘ができるほど、完璧ですか? 自分は人のことを評価できるほど、評価が高いと言えますか? 注意・指摘することは、本人が気づかないことに気づき、成長するために大変有効なことです。評価もしかり。誰しも自

「学校行きたくない」を考える。

今春、娘たちは小3、中2、高2になった。 タイトルの言葉を発さずにいた子は一人もいない。 言葉の背景や想いは一人ひとり違うかもしれないが、時期を問わず、3人とも必ず「学校行きたくない」と言っている。 考えてみると、いや、考えるまでもなく、「学校に行きたくない」って思う日があって当然だろう。 「問題でもないことを問題視」すること、 そして「問題だと思われることを問題視する」ことが「問題」だ。 幼い子どもは、気持ちのまま動き、怪我をする。気持ちのまま発言し、傷つき、傷つけ

共感的理解をしていることは、どうやったら伝わりますか?

キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングで目指すことは、相談者が自律的に自分の人生を考えるようになること。自らの意思で選択決定し、目的達成に向けた何らかの方策を実行するための行動変容をするため、勇気づけ、支援すること。 そのために、相談者が抱える本質的な問題を把握する必要があり、相談者の自己開示がカギとなる。 相談者が自己開示するために最も重要なことは・・・信頼関係の構築。安心して何でも話してもらえるような環境を作り、積極的に自己開示してもらうための、ラポールの形

通信制高校という選択⑤

「通信制高校という選択④」の続き。 平成31年4月4日。 N高等学校入学式が行われた。 奇しくも平成最後の4月。リスタートにふさわしい節目の年。 その日は家族で旅行をしていた。 入学式がその日だとは知らずに予定していた旅行だった。 ニコニコ動画でLIVE配信されたN高入学式。娘のスマホで移動時間に視聴した。2019年度の新入生は約4000人だとか。入学式にリアル参加しない生徒がニコニコ動画で視聴する入学式では、VRをつけてバーチャルの空間で入学式に参加する生徒たちが整然

「転職」の落としどころ。

かつて日本の経済成長を支えた終身雇用、年功序列という制度が崩壊しつつある今、個人は「転職」という選択を、何の抵抗もなく検討するようになっってきた。厚生労働省の調査によると、1年間で約10人に1人が転職をしているという。 転職エージェントとしての役目を果たすとき、わたしは多くの転職志願者と対面する。経歴や転職の理由を伺い、現状の課題を把握する。一人ひとりの転職を考える理由は実に様々。 「転職」がうまくいく人がいれば、うまくいかない人もいる。どちらにせよ、おそらくそれはその方